ロリータ・キルズ・ロックンロール・ギルティー
「生まれるのが早すぎた」と彼は少し泣いた
「生まれるのが遅すぎた」と彼女は少し笑った
全てを諦める前に 彼はぬるいコーヒーを飲んだ
「砂糖を入れすぎないで」と彼女はやっと泣いた
初めからわかっていたんだ
わかっていたんだけど
妄想しか出来ない偽善者は嫌い
何もしなければ偉いとでも思っているの?
例え少し血が出たって
例え上手く嵌らなくたって
私はこれで幸せだって
私達はこれで幸せなんだって
「生まれるのが早すぎた」と彼は少し泣いた
「生まれるのが遅すぎた」と彼女は少し笑った
出来かけのケーキを食べた
「イチゴはとっておいて」と彼女は小さく呟いた
「生まれるのが早すぎた」と彼は少し泣いた
「生まれるのが遅すぎた」と彼女も少し泣いた
僕らはきっと幸せなんだって
きっと幸せなんだって
「生まれるのが早すぎた」と彼は少し泣いた
「生まれるのが遅すぎた」と彼女は少し、笑った