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3ページ  作者: 紗渚
1/5

Ⅰ.アメ



新連載です


キミがくれたの方もちゃんと更新しますよ


大丈夫です



m(__)m

Sana

【1】



.



.






私の世界は


小さい液晶画面の中にある


何故かって?


わからないよ


そんなこと



私が知りたい位だ



========




「おはよー」

「よっす」




教室の中

数々の挨拶が聞こえる

そんな中

私は一人教室の端の席で

なんとなく外を眺めていた


この高校に入ったのは

今から二週間前

入学式に満開だった桜は、

もう既に新緑が見えてきている


私は教室ではいつも一人だ

中学のころの友達は

ほとんどが違うクラス


…でも、このまま一人でも別に構わない

そう思っている

周りの人達もほとんどが上面の友情を掲げている


ほら、あそこにも




「宮島く〜ん。金かして」


「え、でも…」


「なんだよ〜俺達、[友達]だろ?」


「う、うん…」




[友達]を何かに利用して自分の利益にする


別に私はそれがいけないことだなんて思っていない

むしろ、賢いと思う


自分でもひねくれた考えだと感じている

でも、そんなものでしょ?




「本当、下らない…」


「何が下らないの?出席番号29番の皆瀬(ミナセ)凪沙(ナギサ)さん」


「…?」


「そこ、俺の席」




そう言って目の前の

クラスメートだと思われる男子は

今、私が座っている席に指差した

…が、

そんなこと

私はわかっていた

分かっていて

ここに座っているのだから




「…分かってる」


「うん?…まぁいっか」


「…いいんだ?」


「うん!代わりに俺が凪沙サンの席に座るから」




そう言って彼は私の隣にボスッと座った




(あんまり変わらないじゃない…というか近い)




…いきなり

名前で呼ばれたことに

軽い人だなぁと思った

名前と言えば

私は彼の名前を知らない


クラスの人間に興味はない

だから、何日か前にやったはずの自己紹介は

適当に済まして、後は聞いていなかった


そう言えば隣の自己紹介は騒がしかった気がする


私の隣ということは35番…




「変な人…」



========

…HR




「今日は新しい教材を配るぞー」


「先生!俺ネームペン忘れましたぁ!!」




ネームペン…

素直にマジックと言えばいいものの

懐かしい表現するものだ




和波(ワナミ)…頑張れ」


「みっちゃん酷い!!」


「三井先生な」


慶人ケイトだっせー!!」


「うるせー!!」




どうやら彼は

和波慶人というらしい

確かにそんな名前の人が

いたような…

気がしないでもない


前から配られてきた

真新しい教材に名前を書く

ペンのふたを取ると


気持ちよく

『ポンッ』

と音がした


人生で自分の名前は何回書くのだろうか?

100回1000回10000回?

まぁ、そんなことはどうでもいいのだが…


名前を書き終わった私は

ペンを筆箱に入れる

その時

隣から異常な視線を感じた




「凪沙サ〜ン…」


「…なに」


「…ペン貸して?」




語尾に何やらハートマークのついたような甘い声に

一瞬鳥肌がたったが

貸さない理由もないので

無言で彼に差し出した


すると和波くんは

パッと顔を明るくして




「いいの!?凪沙サンありがとう!!」


「べ、別に…いい…けど…」




『ありがとう』なんて

最後に言われたのはいつだろうか


それがなんだか照れくさくて

顔をそむけてしまった




「…できたっと!」


「じゃぁ、返して」

「あ、ちょっと待って!」

「?」




和波君はごそごそと

制服のポケットを探りだす

色々ものが大量に出てくる




(四次元ポケ●ト…)




ようやく見つけたのか

嬉しそうにそれを

手にとり握り締めた

和波くんは

「ん」

と私に手を差し出すように施した


それに大人しく従った私




「…はい、お礼」


「…アメ?」




手のひらには

リンゴ味のアメ


それをしばらく見つめていた私に

和波くんは早く隠すように言った


慌てて隠そうとしたが

それは叶わず先生に見つかってしまった




「これ、没収な」


「えっ!そんなぁ!!」


「あ、先生待ってください!」



思わず立ち上がってしまったが

なんといえばいいのか

分からない

そもそも立たなくても

よかったんじゃないのか?


…が

今更考えてもしょうがない




「なんだ?アメだろ?没収だよ没収。」


「いえ…それは…」


「それは…なんだ」





「父の開発した魔法の薬…です」




あぁ、もっと気のきいた言い訳は思いつかないのか


完全にバカにされる…

と思ったが




「ほぉ、皆瀬のお父さんはすごいなぁ」




は?




「なら、しょうがないなぁ、返すよ」



あぁ、どうも…って

信じちゃうんですか先生


そのアメは私の手のひらに置かれ

その時間はずっと

ポケットの中に入れていた




==========

…休み時間




「凪沙サン最高!!」


「うるさい」




隣でやけに大声で笑うのは

和波くんだ




「イヤ、だって普通言わないもん!!それを信じるみっちゃんも凄いけど!!」


「うるさいってば」




それでも笑うのを

一切やめようとしない


すると

教室の隅で

女子が私をみながら

何かコソコソと話していた




「ねぇ…あのって皆瀬さんだよね…」


「妙にけーちゃんと仲良くない?」


「普段目立たないよね…」


「うわー…残念なんですけど…」




めんどくさいなぁ…

だから

目立ちたくなかったのに


どうやらよりによって

この隣にいる男は

クラスの人気者のようだ


さっさと離れて

静かにくらそう


そう思って

和波くんに話しかけた




「和波くん、もう私に話しかけない方がいいよ…」


「なんで?」


「キミの株が落ちるだけだから」




カバンに入れっぱなしの

小さな文庫本を出して

適当にペラペラと開き、

とめる


ふと、静かになったので

いなくなったのかと顔をあげると




「…なにしてんの」


「ん?観察」


「それにしたって近いから…」


「だって見えないし」

「だから話しかけないでって…」



「イヤだ」




もう

本当にやめて欲しかった

ため息を漏らすと

少し顔をゆがめる

目の前の男に

はっきりと言ってやろうかと思ったが


さっきの女子がきたせいで

言えなかった




「けーちゃんて皆瀬さんと仲いいのー?」


「んー?」




違うと言おうとしたら

勝手に

この男は答えてしまった




「俺は








仲良くなりたいよ?」




女子の凍りついたような顔


もう、

本当に勘弁してほしい








.






.


【next】



和波って名前がなんか好きです(´ω`*)



これからまたよろしくお願いします

(^-^)ノシ




Sana

========

newキャラ


皆瀬(ミナセ)凪沙(ナギサ)

和波(ワナミ)慶人(ケイト)


三井(ミツイ)先生

通称みっちゃん



========

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