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解説


なんか今回説明多くなっちゃった☆ミ











「逃げろ!!!」



とっさにそう叫んだ俺だけど、格好悪いことに足が震えて、到底逃げられる状態じゃない。



しかし、カインがそうなるのも不思議なことではなかった。



この世界では、魔物と呼ばれる生物が多々存在している。



犬や猫のようにペットとして飼われている魔物もいるし、足の早い魔物どうしで賭けレースなんかに使われている魔物もいる。



そういう類の魔物は人間に対して警戒心をあまり持たずに過ごし、共存をしている安全な魔物。【無害な魔物(イノセント)】と呼ばれる魔物である。



だが、光あるところに陰ありと言ったところか、人間に対し敵意を向けたり、単純に食料としか見ていない魔物もまた存在する。



それらは全て恐怖と危険の対象とされる魔物という意味で、【狂暴な魔物(バイオレンサー)】と呼ばれている。




そして魔物にはそれぞれ危険度や狂暴性をもとに位がつけられていて、アルファベットでAAからHまでにわかれている。



G、Hランクの魔物はイノセントのような、人間に被害を及ぼさない、人畜無害な魔物。



しかしFからは、危険度がいきなり増す。



Fの魔物は、下から3番目、狂暴な魔物(バイオレンサー)の中では一番下のランクということであまり警戒をしない者もたまに出てくるが、とんでもない。



凶暴な魔物(バイオレンサー)の中に、油断をして勝てる魔物など一体もいない。



例えばFランクの中に黒ベコという牛の魔物がいるが、黒ベコの突進力は凄まじく、ダンプカーと正面から衝突しても、なんら引けをとらない。




そしてDランクからAAランクの魔物の話は、後々していくとする。







B級の魔物なんて勝てるわけない………ここは逃げるしかない…



だけど



俺の隣にいるコイツも、B級の魔物……【ササガネムシャ】の後ろにいるユーリも、全く動けない。



さすがB級ともなると、威圧感だけで動きも止められるか…。



カインがそう思っていると、ササガネムシャはゆっくりカイン、優、ユーリを順に見た。



品定めでもしてるのか…はは、殺される順番を決められるなんて、なんか変な気分だな…でも仕方ねーか…俺でさえ指一本動かせないのに、戦闘向きじゃないユーリはもちろん、さっきの反応からしてろくに魔物も見たことないだろうこいつなんて……



その瞬間



動けるわけ…



ずっと黙り込み怯えているばかりだと思っていた優が走り出した



ない……んだよな普通……



それも



わざわざササガネムシャいる、目の前へと。



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