捜せ!
すっげー遅れた
マジごめん
ん……まぁちょっと待とうか、一旦考えよう。
まず?俺がこの世界に(落ちて)きます。
そしてあの二人に会って、なんやかんやで巨大カマキリに会います。
俺があいつら助けます。
………終わりだよな?
で……
なぜ逃げた?
『あーやっぱり逃げられちゃったわね』
今までは頭の中か、なにもない空間…ぷー子の世界に俺が精神だけ入り込み会話をしていたのだけど、それだと俺がめんどくさいって思って俺の世界に呼べないかって思ったら、なんか成功したので俺の隣にいるぷー子がそう言った。
「説明長いわ!!!」
【………?】
「…なにがやっぱりなんだ?」
なんか普通に声出てた(笑)
【なんなのよ…まぁいいわ。いい?あの男子と女子が優から逃げたのは、優が怖かったからよ】
怖い?
この心の優しさが名前にも現れてる俺が怖い…?
「馬鹿な!!」
【馬鹿じゃないわ…むしろ賢い選択ね】
そう目の前で言う金髪ポニテ美少女(身長推定155cm)は正直超可愛い…
と、ふと思った優でした(笑)
「どういうことだよ」
【あんたがさっきササガネムシャ…でっかいカマキリにつけられた致命傷、もう消えてるでしょ?】
「ん?ああ…確かに。」
【自分の傷を高速で治す…それは超自然治癒と言って、なんで優がそんな特性あるか知らないけど、それは本来ごく僅かな魔物が持つ能力なのよ。】
「Σ(´Д` )マッ…マジデ!!」
【そう…しかもその魔物の中にはそれ一体でスクイード国全体に危険をもたらすS級の魔物、〔dangerous of giver〕…通称、dogがいて、dogは人間に…擬態できるの】
「てことはあいつらは…」
【察しがいいわね…どうやら優を、dogだと思ってるようね】
「それ…まずくね?」
【まぁあの二人が国にこのことを報告すれば、この森に兵器魔法が数え切れないほど降り注いで、魔物でもなんでもない優は影も残らないでしょうね。】
「ガチか…」
おいマジかよ…いきなりこんな世界に落とされたと思ったら、今度は魔物に間違えられて命の危機かよ!?
【だから…】
不幸なんてレベルじゃねーだろ…多分こんな体験してんの世界広しといえど俺一人だぞ!?
【早く…】
でも今はそんなことはどうでもいい…!!よくねーけど!このままじゃ俺マジで死ぬことになっちまう…!!こうなったら一刻も早くあの二人を…
【捜せ!!】