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相棒


【change】



……………



……あれ?



俺………なんで倒れてんだ?



なんで………何も見えないんだ?



……あ、そっか



カマキリか



あいつに裂かれたのか



全然、いつ動いたのかさえ見えなかった……



あー……



2回死んだらどこに行くんだろうな…



『フフ…いい様ね』



ていうかなんで天国にあんなもんいるんだよ



『…ねぇ、聞いてんの?』



もしかしてここ地獄だったのか?



『ちょっと、無視しないでよ』



じゃあさっきのカマキリは、悪魔?



『ねぇ、泣くわよ』



そんじゃあの二人はなんだったんだ?



『…………』



まさかあいつらも悪魔だったのか?



『………………ぐす…』



で、何?



『…う………うぅ〜……』



………まぁ…あんたはなんなの?



『…………すん…』



泣き止めって



『う、うる、ううるひゃい…!』



言えてねーし…ほら、待っててやるから早く泣き止め



『も、もとはと、いえ、ば、あんたが、無視、するから…』



いや、だっていきなり頭んなかで声がしたから、幻聴かなって



『だ、だとしても、あんなに溜めなくてもいいでしょ!!』



お、泣き止んだ



『うるさい!!とりあえず謝りなさい!』



ごめん



『もっと心を込めて!!』



ごめん



『もっと謝罪の気持ちを持って!!』



ごめん



『もっと誠心誠意!!』



死ね



『な…死ね…って……………………すん…』



話が進まないから泣き止め













『な、何よ!?』



アンタ……つかお前なんなの?



『なんで変えたの!?まぁ…答えてあげてもいいけど、電気つけてよ』



は?電気?



『だってあんた今、心のスイッチ切ってるでしょ?こんな暗い心で話したくないわ』



お前、心のスイッチとか心の電気とか、さっきから何言ってんの?



『は…あんたスクイード人なら、心のスイッチくらい心魔学で教わってるでしょ!?』



ころま……なに?



『こ!ろ!ま!が!く!本当に知らないの!?』



はは、ちょっと、何言ってるかわかんないや



『嘘でしょ……こんな馬鹿がパートナーなんて…』



パートナー?



パートナーって、何だよ



『あんた本気で言ってるの!!?スクイード国内で知らないのって、多分あんただけよ!!?』



だから、まずスクイードってなんだよ。ここ、あの世だろ?



『は……あー、駄目、あんたと話してるのめんどくさい!!』



それ完全にこっちの台詞だろ



『からかってるんでしょうけど、一応教えてあげる。パートナーってのは、そのスクイード人の心から生まれる聖なる魔物。で、パートナーはその人間の魔力によって生まれる形が違くて、動物の形だったり人間の形だったり、中にはソファなんてやつもいたわね。そのパートナーは使い手の人間の魔力の濃さや強度によってレベルがあがって、使える技が増えたり、より強くなったりするわけ。満足?』



…………



『?………何よ?』



いや、なんかマジに聞いてた俺が馬鹿馬鹿しく思えてきて…



『………は?』



だってこれ…………






1 0 0 % 夢 じ ゃ ん ?




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