ぼくはネコ。なまえはクロエ。
とても昔に書いた駄文が出てきたので晒します。平仮名多めなのでかなり読みにくいです。意味が解るとなんとやら。
ぼくはネコ。なまえはクロエ。このおうちで飼われているクロネコ。ぼくは子ネコのときからこのおうちに住んでるんだ。
このおうちには4人と1匹が住んでいる。おとーさん、おかーさん、おねーちゃん、おとうとくん。中でもぼくはおねーちゃんとなかよし。いつもいっしょにいるんだよ。おねーちゃんはぼくを「くーちゃん」って呼ぶんだ。「くーちゃん」って呼んでいいのはおねーちゃんだけなんだよ。
でも最近、おねーちゃんは泣いてばっかりいるんだ。『泣かないで』って声をかけるけど、ニンゲンにはネコの言葉はわからないみたい。伝わらないから、そばにいてあげることしかできない。だからぼくはおねーちゃんのそばにいる。今日もおねーちゃんといっしょ。おねーちゃんが寝てるときは枕元で寝るし、おねーちゃんがだっこしたいときはだっこさせてあげる。ぼくはおねーちゃんの味方だよ。ずっといっしょにいるからね。
夜、いつものようにおねーちゃんの部屋に入ると、おねーちゃんがクローゼットの前に座って寝ていた。どうしてこんなところで寝てるんだろう、寝るならベッドにいかないとかぜ引いちゃうのに。しばらくおねーちゃんの近くを歩いてみたけど起きてくれなかった。しかたなく、ぼくはいつものようにおねーちゃんの隣で寝ることにした。大丈夫。いっしょにいるからね。
つぎの朝、弟くんが部屋に入ってきて、おねーちゃんを見て、びっくりした顔でふらふらと部屋を出ていった。どうしたんだろう。おねーちゃんのほうを見る。おねーちゃんはまだ寝ていた。きのうは暗くてわからなかったけど、首にひもがついていた。
おねーちゃんはそれ以来、帰ってこなかった。
死んだら猫と話せるようになるらしいですね。本当かなぁ。




