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短歌

心臓に銀

作者: 三隅 凛

可愛いまぶた 楽園を設える花とあなたに安息はない


ブローチは心臓の在処を偽る銀の針を何度も刺して


端正な死 甘い脂肪は削がれて脱皮に焦がれた骨が揺れる


こいびとはひとではないの青色の硝子のなかで空気を絶やす


鏡が泣く「ガラスの靴で踊れた貴方には誰の手も要らない」


星空を詰めたと言ってたけど魚類だと思う沈殿するラメ


万華鏡愛でたし 努力などが強制的に左右対称


花びらは落ちる 君への心音が眼差しに喩えられないまま


水死体を慈しむ微笑みで花を摘む 活ける場所を知らずに


「これは愛」ときみに差し出すものがないので一緒にはぎ取りに行く

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