君を見送る背中に
君の背中は、はるかにさみしそうに
もしかしたら、僕は
この瞬間に
世界中で最低でも
ひとりの人を
不幸にしているものと感じた
約束の場所へ
時間通りに着いた
いつもは時間にあせって
君を待たせていたのに
今日出かける先も
いつもは迷うくらいなのに
すぐに決まるあたり
何かを予感させているみたい
君への気持ちのうち、
今日の僕の思いを差し引いたら
いったい、どれくらい残るのだろう・・
時々、考えてしまう
残らないことはないとは思うけど
君がのぞき込む表情は
とてもドキドキするけど
本当なら、
あんまり見せないようにしたほうが
君は疲れないんだよね
君への不安を今すぐにでも
かき消して
君を見送る背中に
言葉を送りたい
君への気持ちのうち、
今日の思いを上乗せして
振り返る君に
僕は言葉を送りたい