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エノコログサ  作者: 創成
9/9

9. 駈け出した想い

はい!こんにちは!

えーと・・・・・・何から言い訳して良いのやら・・・((汗

久しぶりの更新でしたね。

何やら勘がにぶったようで(鈍るほどあったのか?

内容がいまいちグダグダ。

それでも、「自己満足」という大義のために!

創成は書き続けます!はい!

と、言う事なので、読んでいただける方はどうぞ!↓

実柚と離れてから、1週間がたった。

今日でゴールデンウィークも終わりだ。

でも、俺の中では全然考えがまとまらなかった。

音無に問いただしてはみたが・・・・・

「あれは俺が勝手にやったんだから、実柚ちゃんを怒んないでやれよ。

 まぁ、俺に怒られても嫌だけど。

 事情は・・・・実柚ちゃんの口からのほうがいいんじゃないかな?」

確かに。

あいつは2人も手出すほど器用な性分じゃないし、

俺も実柚からちゃんと聞きたかった。

あの日の訳を。


「パカッ・・・・・・・パタン」

もう何度繰り返しただろう。

携帯を開けては閉じ、開けては閉じ。

自分から言っておいてなんだが、1週間も逢えないと流石にこたえた。

なんせ最近はずっと一緒だったし、休みの日は必ず連絡をとった。

女々しいなぁ・・・・・・俺。

あいつのあの笑顔がないだけで、日蔭の花みたくなっている。


・・・・ホントは、離れようって言った時点で後悔してた。

耐えられんのか?俺、って。

でも、怖かったんだ。

実柚に説明できなかった自分の弱さを見られるのが。


いっそもう説明しようか。

電話でも何でもして。

それで実柚とやり直せるなら、カッコ悪くても良い気がした。

「ガバッ!」

ベットに寝転んでいた体を跳び起こし、

サッと身支度をした。

階段を走り降りて玄関から出ようとした時・・・・・

「ブー!ブー!」

携帯のバイブが鳴った。

そういえばうるさいからバイブにしてたっけ。

「表示 実柚」

実柚からだ!

考えるより先に電話に出た。

「もしもし?」

ドクン。ドクン。

心臓がうるさい。

実柚の言葉を待つだけで、こんなに胸が高鳴るなんて。

どこまで俺に初体験させる気だよ・・・・実柚。

「もしもし・・・・優先輩?」

「実柚・・・・ごめん」

つとめて平静を保った。

そうでもしなきゃ、走りだしそうだった。

「私こそ・・・・ごめんなさい。キチンと説明しないで・・・・・

 優先輩に・・・・嫌な思い沢山させた・・・・!」

「実柚・・・・・。そんな事ないよ。俺だって・・・・怖くて説明出来なかったんだ。

 自分が、こんなに弱いだなんて、今まで気づかなかったよ。

 だから、ありがとう実柚。ありがとう」

「ゆっ・・・先、輩・・・」

実柚はすでに泣いていた。

ずっと・・・・ずっと。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「おさまった?」

「はい・・・・すみませんでした・・・」

「電話で聞くのもあれだからさ、逢ってくれない?」

「はい。どこでですか?」

「俺が、実柚のとこまで走ってくよ」

「へっ!?」

「プッ」

電話を切った。

実柚の声が聞けただけでうれしいけど、

今は顔がみたい。

散々泣きじゃくった後の、虹のような笑顔が。

そう思って、駈け出した。

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