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当主の宝物

作者: 尚文産商堂

手野家、砂賀家、そして郁芳家にはそれぞれ当主と次期当主となる人に伝わる宝物がある。

もともとは全て天皇に伝わる物だったと伝わっている。

しかし、郁芳家が家名をつけた際、もしくは大納言として官職を得た際、3つの御物が下げ渡された。

1つは今も郁芳家が所有している桐の箱にしまわれた硯だ。

中国で作られたということしか分かっておらず、最低でも奈良時代前後にまで遡るとされる。

2つ目は砂賀家に郁芳家から譲られた茶釜だ。

茶釜に茶碗が2つ、これでセットとされる。

こちらは茶釜は砂賀家独立の際に、さらに手野家がそこから分家した際に茶碗が2つ譲られたとある。

こちらも由緒についてはこれ以上確かなものはない。

3つ目は屏風である。

この屏風は砂賀家が戦国時代に描かせたもので、元は刀の金細工師だった虎泰という男の作とされる。

だが虎泰はほかに数点のみが絵画として残っているだけで、他は数百点の金細工がある。

画題は池に釣り糸を垂らす太公望だ。

なお、これらはそれぞれの当主が代々伝えていく宝物(ほうもつ)とされる。

それぞれ、屏風のみ手野市文化財として指定を受けており、屏風は保管ケースによって保存されつつ、手野市総合博物館で常設展示されている。

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