本物になる~異世界の選ばれし者~
高校1年粕田 正真(かすた せいま)は、自分の人生に絶望していていた。高校入学初日に何故か自分を目の敵にしている優秀な兄、大器(たいき)によって、あらぬ濡れ衣を着せられる。以降両親から疎まれ、同級生からは毎日虐めを受けていた。
ある日の放課後、屋上で虐めを受けていると、大器を連れて、幼馴染である女の子、角井 杏(かどい あん)が正真を庇い、虐めを止める。
帰る間際、正真は痛みで体がふらつき、思わずフェンスに寄りかかる。するとフェンスが壊れ、とっさに正真を助けようとした杏と、杏を助けようとした大器と共に落ちてしまう。絶体絶命かと思ったその時、3人は眩い光に包まれる。暗闇の中、魂だけの状態で目覚めた正真は、その空間で、優しく話しかけてくれた"管理人さん"なる者から、自分が異世界へと召喚されている最中であること、その異世界に存在する魔力のこと、肉体をその異世界に適応した状態にしていることを知らされる。正真は、生まれてからずっと独りだと言う管理人さんに、出会った証として、あるお守りを渡した。そして生まれて初めて自分と会話したくれた正真に、管理人さんは餞別としてアイテムを渡し、ある約束をする。「ーーー私だけは、正真様の味方です。約束します。」正真は今まで生きてきて、初めて味方になってくれる人と出会えた。そしてお互いに、感謝と別れを告げ、正真は、まだ見ぬ魔法や魔物が存在する世界へ召喚されていった。
ある日の放課後、屋上で虐めを受けていると、大器を連れて、幼馴染である女の子、角井 杏(かどい あん)が正真を庇い、虐めを止める。
帰る間際、正真は痛みで体がふらつき、思わずフェンスに寄りかかる。するとフェンスが壊れ、とっさに正真を助けようとした杏と、杏を助けようとした大器と共に落ちてしまう。絶体絶命かと思ったその時、3人は眩い光に包まれる。暗闇の中、魂だけの状態で目覚めた正真は、その空間で、優しく話しかけてくれた"管理人さん"なる者から、自分が異世界へと召喚されている最中であること、その異世界に存在する魔力のこと、肉体をその異世界に適応した状態にしていることを知らされる。正真は、生まれてからずっと独りだと言う管理人さんに、出会った証として、あるお守りを渡した。そして生まれて初めて自分と会話したくれた正真に、管理人さんは餞別としてアイテムを渡し、ある約束をする。「ーーー私だけは、正真様の味方です。約束します。」正真は今まで生きてきて、初めて味方になってくれる人と出会えた。そしてお互いに、感謝と別れを告げ、正真は、まだ見ぬ魔法や魔物が存在する世界へ召喚されていった。
第一章 7人の選ばれし者編
プロローグ
2016/09/01 02:06
(改)
第1話 前編 【邂逅ーであい】
2016/09/12 19:58
(改)
第1話 中編 【召喚ーちょうせい】
2016/10/08 23:08