6.俺と彼女のオナニー事情。
俺と誌人はまた俺の部屋でエロ同人を読んでいたら偶然同時に口にした言葉。
「オナニーしたい」
まぁエロ同人読んでたら自然と起こる現象だよね、うん。
「利害が一致したね同島!そんじゃ!」
「いやしてねぇよ?」
誌人は立ち上がり、突然と「よいしょ」スカートを脱ぎ出した。
「ちょおま!?何やってんの!?」
俺は目を両手で塞ぐが指の隙間からチラチラと見る。
てかこれ見なきゃ損でしょ!!
彼女のパンツだよ!?最高だぜパンツ!!
「何って、これからオナニーするに決まってんじゃん」
誌人はキョトンとしながら言う。
「決まってないから!!キョトンとされても困るから!!」
俺は赤面しながら言う。
「別にいいんじゃん、オナニーくらい、エロ同人読んでたら誰でもしたくなるでしょ?それに同島の息子もすごいことになってるじゃん」
誌人はニヤニヤしながら俺の下を見る。
テントのようにはっている息子に対し俺は咄嗟に股を閉じる。
「いや…まぁそうだけどさ…けどそう言うのは一人でするもんだし…」
俺はモジモジしながら言う。
「いいんじゃん、減るもんじゃなし」
「減るよ!!俺の羞恥心と言う羞恥心が削れまくるよ!!」
俺は涙目になりながら言う。
「む~」誌人は頬を膨らませる。
そしてベットに飛び込む。
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だー!!!!したいしたいしたいしたいしたいしたいー!!」
誌人は泣き止まない子供のようにベットでじたばたしている。
「子供かよ…ならトイレでしてくればいいだろ?」
と、俺は一つ提案する。
そして誌人は、そっか、と言う顔をしながらトイレへと直行した。
一人取り残される人誌。
「………………」
部屋に数秒の沈黙。
そして今、俺の頭の中は沈黙所の騒ぎではなかった。
考えていたのはただ一つ。
彼女が自分の家のトイレでオナニーをしていると言うこの状況!!!!
俺は独り暮らしの身だから親にバレる事はまずない!!だがしかし!!俺の性欲と言う名のダニエルが俺の胸を打ち続けていやがる。
そして突然と俺の後ろに現れた、顔に、性欲、と書かれた男が立っていた。
そう、それは、ダニエルだった。
ダニエルは俺の胸にハートの銃を向ける。
※ここからは同島人誌君の想像の世界です。
「おい、いいのかよ、本当にお前はそれで!!自分の彼女が自分の家のトイレでオナニーしてるんだぞ?そしてお前の家のトイレの鍵は一円だま1枚あれば開けられる脆い扉だ!!一捻りすればそこにはお前が求める天国があるはずだ!!」
「ダニエル…」
俺はダニエルに視線を向ける。
「だけどダニエル…俺は…俺は…こんな形で彼女の濡れてる姿なんて見たくないんだよ!!わかるだろ!?お前なら」
俺は必死にダニエルに訴える。
「あぁ…わかるさ…けどな!こんなチャンスを逃していいのか…?男としてそれは許される行為なのか!?」
そしてダニエルは歯を食い縛りながらトイレの扉を指差し言う。
「あそこには…あそこにはなぁ…お前の息子がすぐ元気になるオカズがあるんだぞ!?もしかしたらあれで一ヶ月…いや、一年は持つかも知れないんだ!!そんなオカズをお前は食べずにいられるのか!?」
「ッ!!」俺は強く、強く歯を食い縛る。
「ならダニエル!!俺はどうすればいいんだよ!?」
俺はダニエルに問い掛ける。
そして、ダニエルは俺に満面の笑みを向けてこう言った。
「そんなの簡単だ、見てくればいいんだよ、お前は、自由だ」
「ダニエル…わかった…わかったよ…俺行くよ!」
「おう、絶対に行ってこい、約束だ…相棒…」
そして、ダニエルは、ハートの銃を俺の息子に方向を変え、そして撃った。
そこにはもう、ダニエルの姿はなかった。
あぁ…ありがとうダニエル…
俺…約束絶対に守るよ。
「ッ!!」そして俺は立ち上がる。
「うおぉぉお!!」
俺はトイレへと向かう。
その瞬間だった。
俺とダニエルの誓いはそこで途切れた。
トイレの扉がガチャリと開き、そこには既にパンツをはいている誌人の姿があった。
「ふぇ~…気持ちよかったぁ…やっぱりオナニー最高!!あれ?同島、そんな所で何で泣きながら倒れてるの?」
誌人の視線の先にはうつ伏せになって涙を流している人誌の姿があった。
「ごめん…ダニエル…約束…守れなかった…」
「ダニエル?誰それ」
こうして、この日の事を俺は一生後悔する事となったのだった。