17.俺と彼女のと言うより彼女の妹。中編
突然だが、きっと女の子はお砂糖とスパイスと素敵な何かで出来ているべきなんだよ。
そう、絶対にそうであるべきなんだ。
「あの~…誌伊奈さん?」
「なーに?マイダーリン」
「この縄をほどいてもらってもよろしいでしょうか?」
「ダーメ♡」
なのにこいつは、ヤンデレとメンヘラと素敵な闇で出来ていやがりますよ!!
どうすんだこの状況!やべぇ…マジで、このままじゃ殺される…ん?
俺はふと、誌伊奈の手元にある物に目を向ける。
この時、俺はそれを見たのを死ぬほど後悔した。
手元にあったのは…
婚姻届。
\(^o^)/
ふあああああああああああああああ!!
しいいいいいひいいいいとおおおお!!
俺は心の中で愛しの彼女の名前を叫んだ。
誌伊奈…こいつが、こんな風になったのはとあることがきっかけだった。
時は、六年前に遡る。
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「やぁ誌伊奈ちゃん」
当時、同島人誌、十歳。
「人誌お兄ちゃん!」
当時、東同誌伊奈、九歳。
「誌伊奈ちゃんは何してるのかな?」
この時の俺は誌伊奈ちゃんが一人でずっと何かを書いてるのが気になった。
「んーこれー?これはねー?恋人にする人しか教えちゃいけないんだよー?」
「へぇ~そうなんだ、あ!じゃあ僕が誌伊奈ちゃんの恋人になるなら教えてくれる?」
「え!?」
「ダメかな?」
「い、いいよ…じゃあ人誌お兄ちゃんは私のダーリンだね♡」
あのときの俺をぶん殴りたい。
ちなみに、その書いていた何かとは…今正に俺の目の前にある、婚姻届であった。
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そして現在に戻るわけだが…どうしよ…今度は手書きじゃなくてもの本なんだけど!?
「じゃあダーリン、これ一緒に届けに行こ♡」
「ははは…マイハニー…この状態の俺をどう連れてくと?」
「マイハニーだなんて…ポッ…」
頬を染める誌伊奈。
「ん~…でもそうだねぇ…その状態のマイダーリンを運ぶことは出来ないし~…ん~…ま、これ出さなくてもずっと監禁してれば結婚したと道理だよね!」
「道理じゃねぇよ!!幸せの象徴を監禁と同じにさせねぇよ!!」
「まぁいいじゃない、マイダーリンは私だけの者…そう誰にも渡さない…絶対に…絶対に…絶対…絶対…絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対渡さない!!!!!!!!!」
…あぁ~…本当に今日俺の命日(人生の)だわ…今までありがとう…皆…本当に楽しかったよ…。
俺はそっと、目を閉じて死を覚悟した瞬間、窓のガラスがアクション映画張りの音を鳴らしパリんと割れた。
そして、その窓ガラスをわり、部屋に入ってきたのは…
「し…誌音…?」
「助けに来たぜ…お兄ちゃん」
俺の妹、同島誌音だった。




