13.俺と彼女の論争。
久しぶりの投稿となります!
楽しめて頂けたら幸いです!
今日、俺達はとうとう決着をつけるときが来た。
今まで、俺らはこの事に対してだけは、真剣に、真面目に、そして自分が正しいと心から思っている。
だからこそ、今日決着をつけるのだ。
人誌と誌人は、机で向かい合わせになって、お互いにドサッと言う効果音を立てて紙束を机の上に置く。
「さぁ…ゲームを始めよう」
誌人はそう言うと目付きが変わる。
人誌は、スチャっと眼鏡を装備。
「「おっぱい論争スタートだ!」」
俺達の掛け声はハモる。
説明しよう!
おっぱい論争とは、二人がとある日に貧乳と巨乳どちらが良いかと言う口論をしてきた末に、たまに行われる行事になっていた。
ちなみにこれは第六回目である。
今までの結果は勝敗は、三体三。
つまり、互角、今回はどっちが勝利するのか。
そして、試合の火蓋は切られた。
先方!貧乳派!東堂誌人選手!
「同島、まずこれを見てみよ」
誌人は一枚のイラストを人誌に見せる。
「こ、これは!」
そこに写っていたのは、夏場のTシャツ一枚の貧乳女子だった。
そこには、額から流れる汗が、そのほんのわずかな小さな谷間に垂れていた。
そして、ゆるいTシャツからチラチラと見える谷間。
これが何を指しているか、人誌は既に頭の中で驚愕と共に理解していた。
「そう、気付いた用だね同島。
これこそ、貧乳が持っているオートスキル!
『わ、私だってこれならまだ成長するんだからこれくらい大きい服着ないと!』だよ!」
そう、これは見栄っ張り貧乳女子ならではの考えだ。
これからの成長を見越して胸元のゆるい服を着る。
更に胸元のゆるさのお陰で、空間ができ、貧乳は貧乳なのだが、ド貧乳とまではならない。
そう、これこそが、今回の誌人の秘策。
これぞ、誌人が思う貧乳女子の至高の姿。
あぁ素晴らしき貧乳よ。
我はそのまな板に全てをベットする。
そう、誌人にとっての貧乳とは、人生を賭け、追い続ける物に相応しい物。
勝ちを確信した誌人。
だが…人誌がこの程度の攻防を予測しない訳がなかった。
人誌の口元がニヤリと笑う。
人誌は机の上にバン!と一枚の紙を置く。
そして、ニヤァ…っと笑った口元で言う。
「自称貧乳勢…この手は読めたか…?」
「んな…!?」
「チェックメイトだ」
人誌が誌人に見せた一枚のイラスト。
それは…。
「これは、まさか…。
ロリ…巨乳だと…!?」
誌人の言葉の通り、その一枚のイラストには、明らかに顔立ちからしてロリ。
その童顔は、ツインテールのせいで更に強調される。
そして、何より、その子が着ていたのは、スクール水着だった。
そう、これも一つの人誌の秘策。
ピッチピッチのスクール水着のせいで、その顔には似つかわしくない巨乳。
もはやそこに視線が釘付けになると思うが、それは違う。
そのイラストには写っている女の子の顔を見てみよ。
その顔には、恥じらいと、染める頬、そして見るからに『はわわ~』的な事を言ってそうな唇と言う名のまだ熟していないのにかじりつきたくなる果実。
そう、これこそが。
「これこそが!ロリ巨乳がもつ一つの奥義!『はわわ~…胸きついよ~…』だ!」
「ろ、ロリと巨乳の合わせ技…何てダシが効いてそうな合わせ技なんだ!!
貧乳派の私がロリ勢とも知っていてこその判断…この究極の二選をわ、私に…」
追い詰められる誌人。
人誌は、わざわざ椅子を用意してそこに座り、足を組んで言う。
「なぁ誌人さ…俺がここに来たとき…。
鴨がネギしょってきたって思った?」
誌人が上を見上げると、そこには不適な笑みを浮かべている人誌がいた。
そして、一言。
「今回食われたのはお前だ…誌人…」
今回のおっぱい論争は人誌の勝利で幕が閉じたのだった。
次いつ、おっぱい論争をやるか、それは未定である。
読んでくださりありがとうございます!
今回は今までになく、二人らしい会話だったなぁ…。




