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再会

「さて、知り合いがいないかなと探そうと思ったところで声をかけられた。

「青葉様、よかった会えた。」

ん?これは鈴音の声だ。というか様?

「いや、様ってなんだよ。」

「ああ、ごめんなさい、青葉。」

「いや、いいけど。様とかどうしたんだよ、鈴音。」

うう、小さいころは呼び捨てでよかったけど今になると恋人みたいでちょっと気恥ずかしい。

「いえ昔のころのことを思い出していて。

 昔一時青葉様って呼んでた時期があったでしょう。それで言葉にまで出ちゃったみたい。」

「ああ主従ごっこね。そんなこともしてたなあ。懐かしい。」

一時期鈴音が様って呼ぶようになったから俺ものって主人のような振る舞いをして遊んでた。


「そういえば美鈴はあの天使とガキの話聞こえた?

 俺の周りはうるさくて聞こえなかったんだよ。」

「はい聞こえました。説明しますか?」

「ああ、頼む。」

俺は美鈴の丁寧な説明を聞いた。

美鈴はいつも話すときすっごく丁寧だ。



「なるほど、あのくそガキが黒幕か。」

「ねーねー、あーちゃんそれよりかおなかが減ったよう。」

いやそれよりかっていうときじゃないだろう。

眠り姫も空気呼んでくれよ。

美鈴とかこれからのこと考えてますって顔してるじゃん。

少しは合わせようよ。

「そうですね、おなかが減ってきましたね。

 食料はどこから手に入れるのでしょうか?」

ほら・・・ってお前も飯の話かっ。いやまあ飯も大事だけどさあ。

「それはほらあれだ、多分ダンジョンの中とかじゃね?」

・・・・うんまあご飯は大事だよな。なかったら飢えて死ぬし。

「そうですね。おそらくそうでしょう。

 ではメニューでいろいろ調べてからダンジョンに行きましょう。何があるかわからないですからね。」


「そうだな。」

あっぶねー。メニューの事とか考えてなかった。そのまんま「行こうぜ」って言ってから美鈴に止められてたら恥かくとこだった。


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