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なんかまっしろ  *眠り姫視点

「・・・い、おきろ。」

あーちゃんの声がする。

私んちで寝ていたはずなのにどうしてだろう。

あっまだあいさつしてない。

「ふぁ~、あーちゃんおはよう。

もうあさ?」

あいさつは大事だよね。

「いやちがうだろう!

 明らかに異常事態なのによくそんなにのんびりしてられんなあ。」

あーちゃんにつっこまれちゃった。

あーちゃん。

私にとっての唯一の人。

なんでも私は相貌失認症とかいうものらしい。

人の顔は見えるけど認識できないってことだったかな?

まあ小難しいせつめいはいいの。

私には家族も友達も相貌失認症だって言ったお医者さんも区別がつかないの。

そんな知らない人の中で暮らしていた私に訪れた転機。

あーちゃんと会ったのだ。

なんでかはわからないんだけどあーちゃんの顔だけは認識できた。

私にとって初めてで唯一の人

お医者さんにもなんで認識できているのかはわからないんだって。

なんでも相貌失認症はまだわかってないことがおおいんだって

けど今の私にはかんけいない。

声とかなんとなく気配?とかで誰かはわかるし何よりあーちゃんがいる。

学校ではだれかはわかっても顔がわからなくて友達づきあいが嫌になっちゃって休み時間はいつも寝てるふりしてるけどしょうがないよね。

ほら私って障害持ち出し。

あーちゃんさえいれば他はいらない。

お嫁さんじゃなくったってあーちゃんのそばにずっといたい。

うん、この考えがおかしいのはわかってる。

依存してるって?うんそれも知ってる。

私が相貌人室症だっていうのは家族以外には内緒だ。

あーちゃんにだって内緒。

絶対に知られたくない。

あーちゃんは優しいから。

変に気づかいしてぎくしゃくしちゃうかもしれないし。

あーちゃんに気づかいされるのも魅力的だけどやっぱりいわない。

まあこれを言ってないからあーちゃんに もっと友達作れよ とかいわれちゃったからあーちゃんの周りの人とも話すようにはしてるけど。

いやだけどあーちゃんのいうことだから。


ああ、私の唯一の人

ずっとずっといっしょにいようね。



この眠り姫さんちょっとヤンデレはいってます。

自分で書いていてなんですがちょっとぞわっときました。

まあ他人を殺してでも排除したりとかいうのが入ってないことが救いです。

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