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盟約の悪魔使い  作者: π or K2
1章 始まり
2/3

2話 契約

「ここは…おれは、確か狼に襲われて…」

目が覚めるとそこはおれのベッドだった。

「全部夢だったのか…『夢じゃねぇぞ』」

「うわ!、お前は確か…ヴァイル…だっけ?」

『お前とは何だ?敬語を使え、下等種族が。』

「…結局助けてくれたんなだな」

「契約だからな。」

この悪魔は一体何なんだ?、急に封印解けとか言うし狼は瞬殺するし、なぜかおれ達を助けるし。

「…お前の目的は何だ?」

『目的?それを聞いていいのはおれともう一度契約した後だ。』

「契約?契約ならもうしただろ?」

『あんなのは契約じゃねぇ、形式もクソもないゴミだ。』

「今度は術式を介したちゃーんとしたやつだ。」

黒い影が伸びておれに手をさし出してくる。

「嫌…だよ。どうして俺が人間を平気で殺すクソ野郎の悪魔と契約しなぎゃならないんだよ!」

『てめぇ、言葉には気をつけろよ?おれはいつだってお前を殺せるんだぞ?大体あのときは契約しただろ?』

「あれは緊急事態だったからだ!でなきゃお前らみたいな悪魔と契約なんかするわけないだろ!」

『重要なことだから何度でも言うぞ?術式を介した契約はお互いに絶対に違えることはできない。だから安心して契約しろ。』

『もしお前が契約をしないんだったらあのときお前と一緒にいたガキを殺す。』

「は?なんでマオが出てくるんだ?」

『早く選べおれと契約するかあのガキが死ぬか二つに一つだ。』

「…わかった」

悪魔は己の欲望にどこまでも忠実だ。殺したいと思ったら殺す。その行為になんの悪気も無く息を吐くように平気で命を踏みにじる。

『それでいいんだよ。』

悪魔は魔法陣を描きおれに握手を求めてくる。

『これは契約だ。おれの力を貸す代わりにおれの復讐を手伝え。』

「…」

無言のまま手を取ると魔法陣が光り部屋の中を照らす。

『契約成立だ。早速だが、おれは魔界に帰りたいんだがその方法は知ってるか?』

「なんでお前ら悪魔は人間の世界に来るのに戻り方は知らねぇんだよ」

『普通は魔界と人間界を繋ぐ門から出入りするんだが…おれは今魔界で反逆者扱いだから入りたくても見つかった瞬間に追い出されるんだよ、大悪魔なら自力で戻れるんだが、おれには無理だ。』

「仕方ない…それを知ってそうな人に会いに行くぞ。」

そう言っておれはこの村唯一の悪魔使いの人の家に向かう。



■■■



「誰が訪ねてきたかと思えば…アノンか。」

そう言うのは白い長髪の初老の男。この村唯一の悪魔使いのネルシュだ。

(この人昔から苦手なんだよな…)

「ネルシュさん、魔界に行く方法は知りませんか?」

ド直球に聞くとネルシュさんは少し驚いた顔をして、

「…まさか、親を二人とも悪魔に殺された奴が魔界に行きたいとはな。」

「動機は何だ?復讐か?それともお前に取り憑いているその悪魔に唆されたか?」

『ほう、気づいていたとはなぁ。中々見どころのあるやつだ。』

ヴァイルがぬるりと影から顔を出す。

「まさか、あの石に封じられていたのが上級悪魔とはな…」

『細かいことはどうでもいいから、さっさと教えろ人間。』

「なら悪魔使いを育成する学園に行け、そうすれば何か手掛かりが掴めるだろう。」

『わかった、早速そこに行くぞ。』

「待てよ、何勝手に決めてんだよ。」

『?復讐を手伝うんだからその学園とやらに行くのが契約で定められたお前の義務だろう。』

「まさかアノンそのままで行くつもりか?その程度じゃそこらの雑魚悪魔にも殺さるぞ?」

「この悪魔が殺ってくれるだろ?」

「そんな弱りきった悪魔なんて全く期待できないぞ。」

『悔しいが、そこの人間の言う通り、おれは昨日までほとんど寝たきりなんだからいきなり全力を出せなんて無理な話だ。』

(使えねーーーー!このクソ悪魔、あんだけ偉そうにしといて全力出せねぇのかよ)

「だからおれが悪魔との戦い方を教えてやろう。」

「お、お願いします。」

「まずステップ1、基礎中の基礎だ。」

そういうとネルシュさんは目を閉じ集中し始めた。

するとすぐに水色のオーラか体から放たれる。

「これが戦いの基礎、身体能力を大幅に上げる《強化》だ、これを使えればよほどのことがない限りいきなり死ぬということはないだろう。」

「で、どうやるんですか?」

「まず集中しろ、体の中にある魔力を感じるんだ。」

「はい」

おれはすぐに目を閉じて集中する。あーなんかいい感じに眠くなってきた、このままお休m

ドガーンとおれの体は吹き飛ばされた。

「真面目にやれ、死にたいか?」

「そう言われても魔力なんて欠片も感じませんよ。」

「考えるな感じろ」

(言語化しろよ、わかるわけねぇだろ)

仕方なくもう一度集中する。すると体の中に何か温かいものを感じる。これが魔力か?

おれはそれを血液のように前身に意識的に巡らせる。

「あーこういうことか。」

そう言うアノンの体はオーラを纏っていた。

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