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科学防衛隊イシュライザー  作者: kuro96
二.キャッスル防衛編
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11.レオンダルムvsライザー・レッド2


「ピンク! 何をやっているんだ!?」


 素顔を見せているが様子がおかしい。


 オレンジ色に光るその目は人間のものではないようだった。

 肌の色もまっ白く血の気がない。

 何かあったのか!?



「エレファント・ノーズ!」


 ピンクの右腕が『象』の鼻に変化し、鞭のようにレッドを襲う。



「うわっ!」


 ドカッ!


 強烈に弾き飛ばされて背中から地面に落ちた。

 すぐさま膝をついて立ち上がるが、ピンクはこちらを見て次の攻撃に出ようとしている。


「どういう事だ? 何故、仲間に?」


「ミミ……やめなさい」


「はい……レオン様……」


 ピンクはレオンダルムの首に抱きつき、

 そのまま両手で抱き寄せられる。


「彼女は、私の魅了(チャーム)で思い通りに動く人形です。

 私と彼女、両方を相手にしますか?」


「思い通りに!?

 人間を操る肉体変換能力(ライズ)だと!?

 何という恐ろしい能力だ……

 それでピンクを!」


 レッドはすぐにでも助ける為に攻撃に出たいが

 ピンクを傷つける事はできない。


「本当は道案内だけで人質にするつもりではありませんでしたが……

 こちらの目的を達成する為、卑怯な手も使わせてもらいましょう。

 ……バット・ソニック!」


 レオンダルムは、すかさず人差し指からの『超音波』攻撃で狙い撃ちにする。


 ドン! ドン!


「くっ……」


 かろうじてかわす。

 攻撃できないレッドは避けるだけだ。


「逃げ回るだけですか!

 ではこれでも逃げられますか?

 クロス……ウェーブ!」


 両手を交差して、回避不能な『衝撃波』を繰り出す!


「……ダブル・ドラゴン・ウイング!」


 背中に『ドラゴンの翼』を発現させて地を蹴り空中へ飛んだ。


「空中に逃げても無駄です。

 アサルト・クロス・ウェーブ!」


 衝撃波は軌道を変えながらレッドを追跡し、逃さない。

 レッドはさらに空中高く上昇して逃れようとするが、何処までも追いかけられる!


「くそ、逃げられないか!

 ……

 ドラゴン・トルネード!」


 ドラゴンの翼を激しく羽ためかせて『竜巻』を発生させる!

 追跡して来た衝撃波は竜巻に巻き込まれて消滅した。


「今度はこっちからだ!」


 相手のライズのスキを見て速攻に出る。

 ダブル・ドラゴン・ウイングを解除(リバース)し急降下!


「ドラゴン……クロー!!」


 右手の先が『ドラゴンの爪』に変化した。

 空中からの落下式刺突攻撃だ!


 その時、レオンダルムに抱かれていたピンクが飛び降りる。


「……ラビット・フット!」


 『兎』の両脚に変化。

 そのままレッド目がけて飛び跳ねる!


「ライノ・タスク!」


 空中を飛びながら右腕を『サイ』の角に変え、ドラゴン・クローと玉砕覚悟でぶつかって行く。



「ピ、ピンク! なんて事を……」


 迫ってくるピンクを見て

 ドラゴンの肉体変換能力(ライズ)を慌てて元に戻す。


 急降下して直撃する軌道を変えてピンクを避けようとするが、

 ライノ・タスクに掠ってしまった。


「うわぁぁ!」


 バランスを崩して地面に激突する。


 レオンダルムは落ちてくるピンクを受け止め、また両手で抱き寄せる。



「……ピンクを何とかしなければ、どうしたら……」



 倒れているレッドに近づくレオンダルム。


「本当に仲間思いで優しい性格なのですね。

 嫌いではありませんが……我々の目的の為に散ってもらいましょうか!

 ……バンパイア・ネイル!」


 レオンダルムの右手の爪が長く鋭く伸びる。

 高く振り上げレッドの心臓へ振り下ろす!


「ダブル・ドラゴン・アーム!」


 心臓の手前でキャッチする。

 力を込めて押し込まれるがドラゴンの腕力の方が上だ!


「むぅ! なんという力!」


「これだ! ドラゴン・レッグ!」


 右脚を『ドラゴンの脚』に変化させ、ピンクを抱いている片方の腕に強烈なキックだ!


「ぐっ!」「きゃっ!」


 衝撃でピンクを落としてしまった。


 ピンクは地面にひれ伏して痛がっている。


「……今だ!」


 レオンダルムの片腕を握っている手に力を込め回転、そのまま巴投げのように投げる!


 ドシャッ!


 背中を叩きつけたがまだ握っている手は離さない。


「ドラゴン・ウイング!」


 レッドは右腕の外側を『ドラゴンの翼』のヒレに変えて

 ここぞとばかり敵の首を狙った!


 しかし……


 レッドに視界に何者かが飛び込んで来る!



「何!?」


 ピンクがまたもや倒れているレオンダルムに覆い被さり

 自分を犠牲にして守ろうとする。


 レッドはピンクの首元ぎりぎりで、『ドラゴン・ウイング』を急停止させた!


「ミミ……」


 レオンダルムは攻撃が当たる寸前だったピンクを抱き寄せる。


「何故だ!?

 ピンクは操られていても何でここまで敵を守るんだ!?」


 あまりのピンクの豹変ぶりに動揺する。

 自分の命を犠牲にしてまでレオンダルムを守ろうとしたのだ。



「レオン様の為でしたら……どのような目にも合ってもかまわない」



 レッドの腕の力が緩んだ。

 そのスキにピンクを横に置き、反撃に移る!


 逆にレッドの右腕を取り一回転させて地面に叩きつける!


「ぐわっ!」


「ダブル・バンパイア・ネイル!!」


 仰向けに倒れたレッドの胸に両腕の『悪魔の爪』を突き立てた!


 ドスッ! ドスッ!


「ぎゃっ!!」


 両腕の爪はグングンとめり込り血が迸る!

 レッドは押し返そうと腕をつかんで抵抗するが、ますます出血する。


 あたりが血で染まり、レッドのゴーグルにはワーニング・メッセージが表示される。


「……く、くそ!」


 このままでは……死……


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