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科学防衛隊イシュライザー  作者: kuro96
二.キャッスル防衛編
27/247

01.プロローグ

 ヒューマン・キャッスル、科学技術庁の宿泊施設の一室では

 眠れぬ夜を過ごす隊員がいた。


「……ああああああ!」

 奇怪な叫び声を上げる男。

「俺は……俺はどうしてしまったんだぁ」

 ひょろっとした長身でメガネをかけている男、

 イシュライザー・ブラック、ヒショウ。

 彼はこの間の戦いを終えた後から苦悩に陥っていた。

「あああ……駄目だ……あの時の事を考えるとドキドキする!

 そして……眠れない……苦しい!」

 ベッドの上でバタバタと脚の折り曲げを繰り返して悶えまくる。

「隊長と、あのドラゴンの娘を見た時から……熱い思いがこみ上げてくるように……」

 体から燃えるような思いがあふれ出る。

「あの後、現れた……骸骨のマスクを脱いだ女性……

 怖かった……だけどそれ以上に……もう一度会いたいと言う気持ちが……

 なんでだぁぁぁ!」

 悲鳴をあげるヒショウ。

 最近、隊員の見てない部屋の中では毎日これである。


 ◇ ◇ ◇


 さらに隣の部屋では・・


「……ああああああ!」

 奇怪な叫び声を上げる女。

「私は……私はどうしてしまったんでしょう!」

 腰まで長いストレートの黒髪、真面目で整った顔をしている女、

 イシュライザー・ピンク、ミミ。

 彼女はこの間の戦いを終えた後から苦悩に陥っていた。

「あああ……駄目……あの時の事を考えるとドキドキする!

 そして……眠れない……苦しい!」

 ベッドの上でバタバタと脚の折り曲げを繰り返して悶えまくる。

「隊長と、あのドラゴンの将軍を見た時から……熱い思いがこみ上げてくるように……」

 体から燃えるような思いがあふれ出る。

「誰かに……命令されたい! 責められたい!

 なんでなのー!」

 悲鳴をあげるミミ。

 最近、隊員の見てない部屋の中では毎日これである。


 ◇ ◇ ◇


 そんな事はまるで知らないタツオは

 遅くまでアルノドーアに通信を切らせてくれない!


「もう眠たいよ……明日も朝から訓練なんだ……」

「駄目じゃ! わしはこの通信以外、何もする事がない!

 夜だけが楽しみなのじゃ」

「……じゃあ、繋ぎっぱなしで寝よう……

 アルノもそのまま寝ればいい、お休み……」

「おい!」

「ぐぅ……ぐぅ……」

「もう寝てる……

 ……もっと話したかった。

 疲れてるのにすまなかったな……

 わしも一緒に寝るとしよう」

 アルノドーアはドラゴンの骨のマスクを抱きしめて横になる。

「お休み……タツオ」


 ◇ ◇ ◇


 恋愛をまったく知らなかった隊員たちは

 タツオとアルノドーアの姿に感化されていた。

 

 イシュライザーは恋愛によって変わって行くのだ。


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