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作者: 蒼そら


慣れもしない靴を履いて

靴擦れをおこしながら歩いた道



ふと、見上げたい空には

綺麗な綺麗な飛行機雲が









僕には無い真っ直ぐさを

見せつけるように

どこまでも流れていた



自信も希望も

自己肯定感すら無くなって



涙声を怒号で掻き消し

君の足跡ばかりを辿っていく



足取りは不安定

立て直す方法なんて知らなかった



未来地図を描くはずの

右手の鉛筆を

冷たいカッターナイフに

持ち変えて



落ちて、堕ちて

消えてゆく運命の中



生きた軌跡を残したくて

赤い線を描く



雨音が響く中

邪魔な靴は脱ぎ捨てて



歩き続けたら

いつか、いつか

たどり着けるだろうか



ふと、見上げた空には

その答えを告げるように

雲天の中

虹が架かっていた









ふわり

ゆるい風が頬を撫でる



僕が必死になって追いかけた

君が残した足跡

どうやら僕の探す答えには

通じていないらしい



君がしたように

僕も笑ってみた



まだ、醜いしかめっ面にしか

ならないけれど



落ちて、堕ちて

消えゆく運命の中



きっと

笑って終われるんじゃないか



悲観に心が満たされて

それが間違いだったと知らされても



僕はすべてを知りたいんだ



僕が歩いた軌跡を



僕が辿りつく先を



満足感に包まれて

命が終えるその時に




ゆっくり瞳を閉じながら



end







大きく開いた部分



あなたなら

どんな写真を思い描きますか

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