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書痴日記  作者: 茶屋ノ壽
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010_20230907

 親兄弟親類縁者こそ信用がならない、という気持ちは結構わかったりするわけではありますね、いやまあ、大河ドラマとかみているとそういう気分になるのですよ、あと、実生活でも血の繋がりは鬱陶しいという感じはあったりしますし。


 つまり選べない、これに尽きるのであろうかなと、ある程度近くに最初から配置されているので、厄介なものだと、距離ととることから始めないといけないという面倒臭さがあるわけであり、いやまあ、逆に、こちらがあまりよろしくなくても、簡単に放り出されないという安心感のようなものはあるわけではあるけれども。

 

 相身互ということではあるのかなとは思うわけではありますが、うまくいくときはまあ良いのであるけれども、そうでない時にはかなり困るというか、最初から積んでしまっている、場合もあるのが、怖いのでしょうね。


 幸い私の周囲ではそれほど問題はないわけでありますし、親戚付き合いも最小限ではあるので、問題はないですね。


 人間嫌いかというと、そうでもないのですが、正直それほどリアルな対人関係には興味がなく、もっぱら、小説とか書き物とか書物を通しての付き合いで満足してしまっているという感覚でありまして、客観的に見て出し物として楽しむなら面白いわけではありますが、当事者にはあまり、いや、かなり、なりたくないなぁという感想が常に抱かれているわけで、はい。


 それでも両親がいなければ自分が存在しないということはわかっているわけであり、別に産んでくれと頼んだわけじゃない、とかは事実ではあるけれども、殊更言うべきことでもないわけであり、まあ、波風を立てる方が後々面倒臭いですよね、というくらい、軽い感覚で、離れてみている感じではありますね。


 本を読んでいられるのであるならば、別にあとはどうでも良いわけでありますから、実に要望が少ない、欲求が少ない、手のかからない小さな人ではないかなと自画自賛するわけではありますが、いうには、結構、捻くれて、理屈っぽくて、行動が読めない、と、評価されることもあり、誠に遺憾ではあります。


 こう、夢や希望がないように言われたり、将来に対してのビジョンがないとか言われたり、やりたいことがないように思われるのが、心外であり、いや、いつも言っているでありましょう、私は、文字を書物を物語を、読み続けられれば、特に他に欲求はないといことであるのに。


 なぜか文句を言われてしまうのが、不思議ではあるのです。


 今日はここまで。

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