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魔法を使えない主人公が圧倒的チート能力で敵を圧倒する

ガヤガヤと賑やかな声や雑音が高級ホテルのレストランに響き渡る。

「うるせーな。」

なんて、僕は自分からこのホテルに来たにも関わらず、誰にも聞かれないようにそうつぶやく。

もちろん僕は行きたくもない所に自ら行くと言う特殊な趣味はないので、ここには仕事で来たのだ。

僕は仕事の時間を確認するために時代遅れなアナログ時計で時間をみる。

「後2分か。」

後もうすぐで、ホテルの裏路地に仕事をしに行かなければいけない。仕事内容は殺人だ。

ちなみに僕が今、このホテルのレストランにいるのも人が多く裏路地に行っても目立ちにくいと言う点とホテルの裏路地に行くための最速ルートだからだったりする。

僕は重い足を前へと進めさせ、裏路地へと向かう。


裏路地に着くとそこにはターゲットの男、グラントニオ・ヘルスアがいた。

この男は表向きでは名門魔法学校の創設者であるが、裏では女子生徒や教師を脅して犯している糞やろうだ。だが、彼には膨大な金と権力があり法ではまず裁けないらしいので僕が国に依頼され殺しに来たと言う訳だ。

「お~ルーバント君ー。僕が招待したパーティーは楽しんでいてくれているかい?これからホテル内でダンスが始まるから是非参加してね!それとこんな所でどうしたんだい?」

と人が良さそうな笑顔でヘルスアが話かけてくる。

「ヘルスアさん、あなたこの場所に女子生徒を脅して呼んでいますよね?これは立派な犯罪行為ですよ。それにあなたは色々と目立ちすぎた。なのである人があなたを駆除対象に認定しました。まあつまり端的に言うと殺しにきたってことですね」

と僕が無表情で淡々と告げると、彼は大声で笑う。

「アハハッ。バレてたのかー。まあ、でもさこの僕を君が殺す?魔法を使えない出来損ないのクズの君が?お偉いさんの息子だから、媚びてりゃーイキりやがって。僕さーこれでも、魔法使いのトップ層でもある上級者魔術師なんだよー。僕が君を殺す。」

まあ、そもそもお偉いさんの息子と言うのも国が偽造した嘘なんだけどな。と内心国の力に怯えつつ

「そうですか。まあ、良いですよ。僕があなたを殺すので、良い死顔を見せてくださいね。」

と僕は笑顔で告げ、右ポケットから拳銃を取り出す。

僕は拳銃に銃弾をこめ、彼の頭に向かって重いトリガーを引く。

バンッと激しい爆発音がなり、それと同時に僕の手に強い反動が押し寄せてくる。

だが、銃弾が彼の左目を貫通しようとした瞬間原型をとどめていない程に粉々になる。

「どうやら、君は魔法も使えない無能で尚且つ頭も緩いようだー。大抵の上級魔法使いは皮膚全体に魔法壁を覆っている。この世界の住人なら考えればわかりそうなものだが。」

彼は笑みを浮かべ、左手を僕に向けてくる。「次は僕の番だ!!!!」

彼がそう叫んだ瞬間、彼の左手から赤い、まるで火のようなオーラが出てくる。

「それじゃ、来世はましな頭と魔力を持って生まれてこれたらいいな。しね!」

彼の手から炎の光線のような物が飛んでくる。

「ッッ」

少しだけ掠り、炎独特の火傷の痛みと物凄い早さでこちらに飛んできていたため、物理的な痛みを感じる。

彼との距離は50メートル程あったが僕は彼が魔法を撃っている隙に距離を詰める。実は魔法使いには弱点がある。よっぽどのトップ層でない限り、魔法を撃ちながら身動き取れないのだ。

僕は満面の笑みを浮かべてヘルスアの口の中に拳銃の銃口をぶちこむ。

「あなたレベルの魔法使いに単純な銃撃が効かないのは知っていましたよ。だから、考えたんです。どうすれば殺せるかと。選択肢は一つしかありませんでした。魔力壁の特性上ある程度の速度と威力がある攻撃しか防げない。だから、威力が弱くスピードが遅い、あなたの口の中に銃口をぶちこむと言う動作はあなたに対しては効くんですよ。外から攻撃出来ないなら、魔力壁を張れない内側から殺す。分かりませんか?あなたは油断して、自信の首を絞めたんです。やっぱり、あなたのような人種は頭が悪い。」

僕は拳銃のトリガーに指をかける。

すると彼は涙を流しながら、首を振って呟く。

「わ、わかった!金をやる。それとも権力か?なら、君を僕の学校のトップ2にしてやる。何なら1でも良いぞ!それか、女か?なら、僕が脅している女を分けてやる!若い女は良いぞー。だから、頼む生かしてくれ。」

僕は笑みを浮かべてトリガーから手を離す。

「分かりました。金は貰いますし、学校のトップにもならしていただきます!後若い女とやるの楽しみです。」

ヘルスアも笑みを浮かべる。

「そ、そうか!なら、交渉成立だな!早く拳銃を口から出してくれ!」

僕は頷き呟く。

「そうですね!あ、あれヤバい間違えてトリガーに人差し指置いちゃた。」

彼は何かを察したのか、また先程のような涙を流しながら、叫ぶ。

「お、おい!やめろ!頼むなんでも...ッッ」

彼の言葉を遮るように銃声が鳴り響く。

「全部、要らねーよ。」

僕は任務が完了したので、仕事仲間に電話をかける。

「おい!始末したぞ。」

と僕が素っ気なく電話越しに報告すると仕事仲間のラムが明るいトーンで告げる。

「あー...ちょっと追加任務です!今始末したヘルスアの学校で生徒として潜入して、シャリーと言う少女を殺してください。じゃ、こちらで必要な事はやっとくん明日からよろしくでーす!」

と僕一方的に告げられ、電話を切られる。

物凄く面倒くさいが俺にも達成すべき目標があるので従った方が良いだろう。

段々日の出が見えてきたので、僕はその学校へと向かうのだった。


すみません、なろうにわか過ぎて短編だと続編を投稿出来ないと知り再投稿しました( ´;゜;∀;゜;)


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