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夏風の策略  作者: 貴神
2/2

夏風の策略(後編)

ずっと恋をしていた翡翠の貴公子に迫る蘭の貴婦人の御話、


これで完結です☆


蘭の貴婦人の想いは、どうなるのか、楽しんで戴けると嬉しいです☆

部屋の入り口で押し問答をしている翡翠の貴公子と蘭の貴婦人に、


仮面を着けた貴婦人たちは視線を向けると、思わず凝視する。


其れに、ぎょっとして、翡翠の貴公子は思わず部屋の中に戻ると、扉を閉めた。


だが少し遅かった。


扉の外で、ひそひそと声が聞こえてくる。


「まぁ・・・・今の、翡翠の異種様じゃなくって??」


「ええ?? わたくし、其れより、隣の裸の女性に目が・・・・」


「まぁ・・・・其れって・・・・」


扉を背中越しに貴婦人たちの声を聞き乍ら、翡翠の貴公子は小さく声を荒げた。


「いいから早く服を着ろ!!」


だが蘭の貴婦人は全く服を着ようとはせず、全裸で翡翠の貴公子に迫る。


「いいのよ!! 私、覚悟は出来てるからっ!!」


何の覚悟だ・・・っ!?


翡翠の貴公子は歯軋りすると居間の方へと早足で行き、窓を開けた。


どうやら窓から出るつもりでいるらしい。


慌てて蘭の貴婦人が、ガシリと翡翠の貴公子の軍服を掴む。


「ちょちょちょ、待って!! 此処から出るのは、流石に目立つわっ!!」


「離せっ!!」


俺は出る!!


挿絵(By みてみん)


非常に珍しい事に、翡翠の貴公子は怒り狂っていた。


翼を見られてはならないと云う異種の決まり事など今は忘れたとばかりに、


窓辺へ上がろうとする。


だが蘭の貴婦人は断固として離さないと云う様にしっかりと彼の服を掴むと、


「矢駄矢駄矢駄!! せっかく逢えたのにぃぃっ!!」


ぼろぼろと泣きじゃくり始める。


小さな子供の様にわんわんと泣き出す蘭の貴婦人に、流石に翡翠の貴公子も我に返った。


「主が出て行くなら、私も此のまま一緒に行くもん!!」


滝の様にぼたぼたと涙を零す蘭の貴婦人に、


「・・・・其れは辞めてくれ」


翡翠の貴公子は溜め息をつくと、困った様に窓辺に寄り掛かる。


だが依然として蘭の貴婦人を見ようとはしない。


蘭の貴婦人は涙どころか鼻水まで滂沱の如くであった。


其の乙女とは思えない顔で、翡翠の貴公子を見上げてくる。


「じゃ、何処にも行かない??」


「・・・・・」


「・・・ううっ・・・なら、一緒に行くっ!!」


「・・・・頼むから服を着てくれ」


「着たら何処にも行かない??」


「・・・・・」


「・・・じゃ・・・・着ない。此の儘で、ついて行ってやるぅっ!!」


半ばどころか完全に脅迫し乍ら泣きじゃくる蘭の貴婦人に、


翡翠の貴公子はとうとう観念した様に大きく溜め息をついた。


「・・・・判ったから・・・・着てくれ」


翡翠の貴公子の其の答に、蘭の貴婦人は、ぱっと顔を輝かせると、


いそいそとネグリジェを着直す。


蘭の貴婦人がそうしている間に、翡翠の貴公子は奥の寝室へと歩いて行く。


其れを見た蘭の貴婦人は思わず、


「えっ?! 待って!! 急に、そんな・・・・!!」


顔を赤らめて狼狽する。


だが翡翠の貴公子は直ぐに居間へ戻って来ると、ばさりと薄手の毛布を投げてよこした。


「其れも羽織ってろ」


どうやら彼女の透け透けネグリジェを視界から遮断すべく、


寝室に毛布を取りに行っていただけの様である。


翡翠の貴公子は椅子に座ると、もう逃げる気配は見せなかった。


何はともあれ此処に居てくれる様なので、蘭の貴婦人は嬉しそうに翡翠の貴公子の隣に座る。


やっと・・・・二人きりになれたのだ。


思えば、こうして翡翠の貴公子の傍に座るのは初めてであった。


先程の涙は何処へいったのか、蘭の貴婦人はにこにこと笑っている。


すると翡翠の貴公子が無言でハンカチを差し出してくる。


「え・・・?? 有り難う。でも、もう大丈夫よ」


翡翠の貴公子の気遣いに感動しつつ、蘭の貴婦人は大人の女っぽく色っぽく断ってみせる。


だが。


「いいから鼻を拭け」


冷ややかに翡翠の貴公子が言った。


涙は止まったものの、まだ滴っている己の鼻水に気付いた蘭の貴婦人は、


がばっとハンカチを受け取ると、


「きゃあああっ!! ・・・・み・・・見たのね!!」


赤面して鼻を抑える。


「・・・・・」


翡翠の貴公子は、もう何も答える気がしなかった。


先程まで裸で暴れていたと云うのに・・・・まるで理解が出来ない。


やはり此の女は変だ・・・・。


そう脳裏で思いつつ、翡翠の貴公子は、ぼうっと宙を眺める。


そして隣の蘭の貴婦人には全く視線を移そうとしない。


実に、しんみりとした空気が流れ始める。


そんな二人の間を取り繕おうと蘭の貴婦人は、


「ね、ね!! ナッツ食べる??」


ナッツの詰まった瓶を抱えて持って来る。


が。


「要らない」


翡翠の貴公子は、ぼうっと椅子に寄り掛かった儘だ。


「じゃ、じゃあね!! ワイン飲む??」


「要らない」


「ウイスキーは??」


「・・・・要らない」


まるで相手にしようとしない。


余りにつれない翡翠の貴公子に、蘭の貴婦人はグラスを持って来ると、


「いいわっ!! 私、一人で飲むから!!」


自棄酒だと言わんばかりに、ウイスキーをなみなみとグラスに注ぎ始める。


「・・・・・」


翡翠の貴公子は横目でちらりと見たが、直ぐに視線を外す。


ウィスキーをがぶがぶと飲み乍ら、蘭の貴婦人はぼそぼそと話し始めた。


「主はさぁ、私の事、嫌いなの??」


「・・・・・」


顔すら向けない翡翠の貴公子に、蘭の貴婦人はつんつんと彼の膝を指で突付く。


が、やはり彼は無視である。


蘭の貴婦人は頬を膨らませると、又もなみなみとグラスに酒を注いで、ごくごくと飲む。


蘭の貴婦人は、もやもやとしていた。


せっかく必死の想いで愛しの人を引き止めたのに会話をしてくれなくては、


何の意味が有るだろうか??


蘭の貴婦人は何だか歯痒くなって、更にもう一杯ウイスキーを注ごうとしたが、


「もう辞めろ。飲み過ぎだ」


と翡翠の貴公子が声を掛けてきた。


だが彼の顔は、やはり蘭の貴婦人を向いていない。


蘭の貴婦人は、


「辞めないもんね~~!! 私は、まだ酔ってないもん!!」


赤い顔で頬を膨らませる。


「もう酔ってる」


呆れた様に翡翠の貴公子が蘭の貴婦人を見る。


蘭の貴婦人は、やっと彼がこっちを向いてくれた!! と何だか嬉しくなり、


今度は上機嫌に一変すると、


「まだ、いけるもんね~~!!」


更に酒を注ごうとボトルへと手を伸ばす。


だが。


「辞めろと言っている」


好い加減、翡翠の貴公子が彼女の手からボトルを取り上げた。


そして、さっさと栓をして机の端に置く。


静かに、だが本気で怒られて、蘭の貴婦人は暫く翡翠の貴公子をきょとんと見ていたが・・・・


又もぐすぐすと泣き始めた。


「だって・・・・だってさぁ・・・・」


えぐえぐと子供の様に泣き乍ら言う。


「何で・・・・何で、私だけさぁ・・・・いっつも私だけさぁ・・・・」


日頃溜まっていた気持ちを打ち明け出す。


「何で私は、翡翠の館を出なきゃなんなかったのぉ・・・・??」


金の貴公子は居るのにぃぃ・・・・。


ぼろぼろと訴えてくる蘭の貴婦人。


又も泣かれてしまい、流石に翡翠の貴公子も困った顔になる。


「私の事、嫌いだからぁ?? だから追い出したのぉ??」


蘭の貴婦人に縋られて、翡翠の貴公子は返答に悩んでいた。


・・・・確かに、好きでもないのだが。


いや、更に言うなら、苦手なタイプなのだが・・・・。


だが翡翠の貴公子が蘭の貴婦人を翡翠の館から出したのは、其れだけが理由ではなかった。


「一番の理由は・・・・御前が屋敷に居ても良くないと思ったからだ」


翡翠の貴公子は、ゆっくりと答えた。


其の翡翠の貴公子の意外な言葉に、蘭の貴婦人は丸い桃色の目を更に丸くする。


「主にとって?? それとも両方にとってと云う事ぉ??」


「御前にとってだ」


蘭の貴婦人は、よく判らないと云う様に眉間を寄せる。


「何でぇ?? 私は主の傍に居たかったもんっ!!」


更に大声で言い始める。


「じゃ、何で、金の貴公子はいいのぉ?? 私、知ってるわ!!


金の貴公子って、主の事が好きなのよぉ!! なのに何で?!」


酒の勢いで捲くし立て乍ら、蘭の貴婦人は、はっとした。


「ま・・・まさか・・・・!! 主は金の貴公子が好きなの?!」


翡翠の貴公子は溜め息をつくと、


「御前にも金の貴公子にも、そんな気持ちは持っていない」


はっきり言う。


流石に其れは蘭の貴婦人にも堪える言い方であった。


蘭の貴婦人は、うう・・・っ!! と呻くと、それでも食い下がった。


「じゃ、何で、金の貴公子はいいのよ??」


「・・・・・」


翡翠の貴公子は静かな眼差しで蘭の貴婦人を見た。


そして黙った儘だ。


其れがじれったくて、蘭の貴婦人は更に問い詰めた。


「何?? 何よ?? 言ってよ??」


翡翠の貴公子は暫く黙っていたが、漸く口を開いた。


「あいつは・・・・俺の屋敷でないと遣っていけないと思ったから、置いた。


其れがあいつにとって一番良いと思ったからだ」


「私だって一緒じゃない!!」


「御前は違う」


「何でよぉ!?」


蘭の貴婦人は納得出来なくて、桃色の瞳を吊り上がらせる。


だが翡翠の貴公子は淡々とした口調で告げた。


「御前は・・・・俺の屋敷に居れば辛いだけだろう」


「辛くないもん!!」


「俺が御前に応える事はない。俺は御前を見ない。言葉も殆ど交わさない。其れが毎日続く。


其れが・・・・良いと??」


静かだが、はっきりと核心を告げる翡翠の貴公子の言葉に、蘭の貴婦人は口篭った。


其れは・・・・そうかも知れない。


無口で忙しい翡翠の貴公子の傍に居て得られるものは・・・・


「傍に居る」と云う現実だけである。


勿論、傍に居たい。


居たいが・・・・傍に居たら、もっと・・・・もっと自分を見て欲しい。


もっと話して欲しい。


応えて欲しい。


同じ屋敷の中で擦れ違う日々を送るのは・・・・確かに辛い。


翡翠の貴公子が何を言っているのかが・・・・何となく蘭の貴婦人にも判った。


蘭の貴婦人は毛布に包まると、しゅん、と頭を垂れた。


翡翠の貴公子は暫くそんな蘭の貴婦人を見ていたが、静かな声で言った。


「それに・・・・太陽たいようの館も悪くはないだろう??」


蘭の貴婦人はこくこくと頷いた。


「太陽の館は大好きよ!! 夏風の貴婦人は何でも教えてくれるし、


あそこに居ると遣る気が出てくるし・・・・何より、あそこは楽しいわ!!」


自分でそう言って、蘭の貴婦人は「あ・・・・」と声を漏らした。


今、漸く、翡翠の貴公子の言葉の意味が全て判った気がしたのだ。


ちらりと毛布から彼を見ると、翡翠の貴公子がいつになく優しい翡翠の眼差しを向けていた。


其の彼の美しい目にドキリとして、思わず下を向く蘭の貴婦人。


初めてかも知れない・・・・。


翡翠の貴公子が自分に対して、こんなに優しい目を向けてくれたのは。


蘭の貴婦人は己の胸がトクトクと早鐘を打ち始めるのを感じていた。


今更だが・・・・翡翠の貴公子と二人きりなのだと云う事態が・・・・恥ずかしいっ!!


ああ!!


自分は、なんて・・・・なんて格好をしているのだ!!


だが。


「・・・・うっ!!」


突然、蘭の貴婦人は口許を抑えた。


此れは・・・・此れは・・・・!!


蘭の貴婦人は目の前がぐるぐると回り出すのを感じていた。


「吐きそうなんだな??」


翡翠の貴公子の言葉に、蘭の貴婦人はぶんぶんと首を縦に振る。


翡翠の貴公子は部屋を見回すと、寝室の方から銀の洗面器を持って来た。


其の洗面器を受け取るや否や、蘭の貴婦人は己の胃に溜まる物全てを吐き出した。


其のまま二回、勢い良く吐き出すと、蘭の貴婦人はへろへろと床に崩れる。


何とも言い難い其の光景に翡翠の貴公子は溜め息をつくと、タオルを水で濡らし、


蘭の貴婦人を起こして口許を拭いて遣る。


蘭の貴婦人は既に目がぐるぐると回っていた。


意識は飛んでいる様だ。


翡翠の貴公子は蘭の貴婦人を抱き上げると、寝室へ連れて行き、ゆっくりと寝台に寝かせた。


そして毛布を掛けて遣り、部屋を出ようとしたが、不意に上着を引っ張られた。


何だ?? と思って振り向くと、眠った儘の蘭の貴婦人が自分の軍服を掴んでいるではないか。


「・・・・・」


翡翠の貴公子は其の手を離させようとしたが、


蘭の貴婦人は眠っているとは思えない様な力で、しっかりと掴んでいた。


「・・・・・」


翡翠の貴公子は、もう一度溜め息をつくと、寝台の端に座って天井を仰いだ。









朝、蘭の貴婦人が目を覚ました時、翡翠の貴公子の姿は無かった。


むくりと起き上がった自分の手は、何かを掴んでいる。


蘭の貴婦人が其の手の物をまじまじと見てみると・・・・其れは何処かで見た事の在る服だった。


ガンガンする頭を少し捻って考え乍ら、「あ!!」と彼女は気が付いた。


昨夜、翡翠の貴公子が着ていた軍服の上着だ!!


どうやら彼は、


何が何でも手を離そうとしない彼女に上着だけを置いて部屋を出て行った様である。


しかし・・・・。


「あれぇ?? 昨日、何がどうなってたっけ・・・・覚えてないわ・・・・」


ウイスキーをがぶ飲みした蘭の貴婦人は、昨夜の事をすっかり忘れていた。









一方、翡翠の貴公子は、昨夜遅くに自分の控え室に戻っていた。


そして朝の早い内に会場を出ようとすると、回廊をぶらぶらしていた夏風の貴婦人に出くわした。


「よっ!! おはようっ!!」


夏風の貴婦人が、ばしっと翡翠の貴公子の肩を叩く。


だが翡翠の貴公子は酷く仏頂面だった。


「・・・・・」


翡翠の貴公子は暫く無言で夏風の貴婦人を見下ろしていたが、


「ああ云う事は辞めてくれ。本当に困る」


低い声で言う。


珍しく不機嫌そうな幼馴染みに、夏風の貴婦人は、がははは!! と笑い出すと、


「矢駄!! 絶対、辞めない!! こんな面白い事、辞めらんないわ!!」


にぃ、と笑う。


「・・・・・」


げらげら笑う夏風の貴婦人を翡翠の貴公子は暫く静かに見下ろしていたが、


観念した様に溜め息をついた。


夏風の貴婦人は、こう云う女なのだ。


其れは重々判っている・・・・。


そんな翡翠の貴公子に勝ち誇った様に、夏風の貴婦人は白い歯を見せる。


「今から帰るんでしょう??」


「ああ」


夏風の貴婦人が、とんとんと前へ出て来る。


そして橙の猫目で見上げてくると、


「私の事、好き??」


問うてくる。


其れは昔から彼女が繰り返す言葉と仕草だった。


「ああ」


翡翠の貴公子は頷くと、夏風の貴婦人を抱き寄せて、彼女の唇にキスをした。


夏風の貴婦人は満面の笑みを浮かべると、


「んじゃ、又ねん」


指先を振った。


二人は其処で別れると、翡翠の貴公子は外で待っている馬車へと向かった。


翡翠の貴公子が馬車に乗り込むと、中には既に金の貴公子が居た。


金の貴公子からは、ぷんぷんとした甘い香水の匂いがしてくる。


其れは、よく在る事だった。


翡翠の貴公子は、そんな金の貴公子に目もくれようとしなかったが、次の彼の言葉に耳を疑った。


「聞いたぜ、主。裸の美女を六人も侍らせてたんだって??」


「・・・・??」


翡翠の貴公子は金の貴公子を凝視しすると、ぴくりとも動けなかった。


「・・・・何だ、其れは??」


翡翠の貴公子が辛うじて問い返すと、金の貴公子はげらげらと笑い出す。


「何って、貴婦人たちの間で噂になってたんだよ!!」


「・・・・・」


何が一体どうなったら、そう云う話になるのか・・・・。


翡翠の貴公子は暫く石化していたが、窓幕を開けると、ぼうと流れる風景を眺める。


静かに途方に暮れる翡翠の貴公子の肩を、


「まぁ、まぁ。人の噂も七十五日と言うじゃんか。俺なんか年中、噂されっぱなしだぜ」


ぽんぽんと叩いてくる金の貴公子。


翡翠の貴公子はぼんやりと外を眺め乍ら、帰路の間、一言も喋らなかった。

ここまで読んで下さり、有り難うございます☆


この御話は、これで完結ですが、蘭の貴婦人の主への想いの御話は、


これからも出てきますので、色々想像して戴けると嬉しいです☆


少しでも楽しんで戴けましたら、コメント下さると励みになります☆

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