少しお互い近づけた気がするのである。
―――宿屋
「ふ~
何かつかれた~」
「同感よ
おそらくこの世界に来てからまだ2時間ほどしか経っていないはずなのに」
「まぁ、ちょっと落ち着いたところで
とりあえず、ステータス確認しよか」
「ステータス?
あー、あのカードに書いてあることね
私のはこれよ」
――桐野衣吹
Lv.1
職業:冒険者(大魔法使い)
HP:20
MP:50
攻撃力(物理):20
攻撃力(魔法):50
防御力:30
習得スキル:なし
習得魔法:なし
「強い?んかな」
「女神様から授かった能力なのだから、強くて当たり前でしょう?」
「はは、まぁ、そうだな」
「あんたのも見せなさいよ」
―――暁瑠夏
職業:冒険者(聖魔法剣士)
HP:50
MP:30
攻撃力(物理):50
攻撃力(魔法):20
防御力:30
習得スキル:なし
習得魔法:なし
「合計したら私の方が下じゃない」
「お前の場合はこれからが強いんだよ
女神が言ってたけど、レベル上げ効率最大とかな」
「伸び代があるってことかしら?」
「そゆこと」
「後、この職業の大魔法使いってなにかしら」
「おそらく、魔法使いのなかで最高ランクのものなんだろうな」
「強いのかしら」
「まだわからないが、強いとは思うで」
「嗚呼女神様
この哀れな私に慈悲を与えてくださるなんて、なんとお優しきことよ」
最早そういう宗教...
いや、神やし一応崇められてもいいんか
いちおう...
「とりあえずご飯食べに行かない?」
「そうだな、暗くなってきたし」
―――公衆食堂
「こんなに人が集まって食べるのは久しぶりだわ」
「俺も小学校の給食以来かな」
「とりあえずなにか頼みましょうか」
衣吹:鯖っぽい青魚と玄米(?)とスープ
俺:玄米(?)と肉(豚とメニューに書いてあった)
「どういう組み合わせなのかしら」
「とりあえず栄養バランスが偏っていなければ良し」
「野菜がないではありませんか」
「前世でもやしと豆腐で腹膨らましてたからええねん
てかお前もなんで和食にスープやねん
絶対合わへんやん」
「お味噌汁がないからですよ
―ごくっ
う~...合わない...」
「やろうなw」
―――完食、その後
「うまかったな」
「ええ、料理単体はね」
「組み合わせはお前の責任やろ」
「わかってるっての」
―――帰宿
「お風呂入っていいかしら」
「どうぞ~」
...
...
「そういえば、
脱衣所ないやん」
「えっ...
あの、その...
見ないでくださいね!!」
「努力する」
―――その後裸で出てきた衣吹をガン見してしまった俺は、性的ではない暴行を加えられた。
その時、いろいろなものを双方口走ってしまったので、ここで書くことはできない。
とりあえず、エロかった。
そして、無駄にベッドが一つしかない親切設計
なぜか、一緒に寝ようと向こうから誘ってきた。
期待していたがああいうのはなかった。
残念。
はじめまして、またはこんにちは
ピキムスタと申します。
ほんわかしていますね。
物語でも現実でも童貞は卒業したいものです。
どっちが早いやろw