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私の夕暮れ

あなたは夕暮れを眺める時に何を思う

私は懐かしさや寂しさを思い出す

風が冷たくなってくると、子供の頃に見た夕暮れを思い出す。記憶の中の帰り道に見た夕焼けは眩しく輝き、空は橙色から淡い青色そして背後に広がる紺色へと緩やかなグラデーションを描いている。

細かくちぎった様な雲は漂い、夕焼けを受けて黄金色に輝いている。

そう、記憶の中の夕暮れは思い出す度により黄金色に輝き、あの頃に対する郷愁の想いを募らせる。


匂いはどうだろうか?

深呼吸をすれば冷たい空気が頭を冷やすように流れ込み、それに混じって枯れ葉の寂しい香りが心を満たす。

私は今でも夕暮れ時はまるで何かを探すような気持ちで深呼吸をしている。その空気の中に寂しい香りを見つけると、とても落ち着いた気持ちになれる。まるでどんなに時が経っても変わらずに居てくれる何かがある様で、そこが何処であろうと安心するのだ。




夕暮れの中の道を歩く


時間を味わうように歩く


足の裏で枯れ葉が割れる


風に吹かれて枝が揺れる


通り過ぎる家から笑い声が聞こえる


ゆっくりと深呼吸をする


夕飯の優しい匂いが漂う


寂しい香りが心を満たす


あの頃を思い出しながら歩き続ける


一番星が空に輝く


目の前の夕暮れが眩しく輝く

この文章で何かを感じて頂ければ幸いです。また会うことがあれば嬉しいです。

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