表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/16

第4章 for文との出会い

Do! Kids Labでの訓練を続ける中、おっきーは少しずつ「ビジュアル・コード」の使い方に慣れてきた。シンプルな攻撃魔法や防御シールドのコードも安定して発動できるようになり、仲間たちからも「さすが勇者だな!」と褒められることが増えてきた。


そんなある日、ギルドのリーダーであるレイが、何やら見慣れない魔法のコードをおっきーに見せた。その画面には、黄色いブロックが並び、「ループ」と書かれた文字が目に飛び込んできた。


「今日は、この『ループ』の使い方を学んでみよう」


「ループ?」おっきーは首をかしげながら画面を覗き込んだ。見ると、「繰り返し」を意味するシンプルな黄色いブロックの下に、他のブロックが数個並んでいる。「何かを繰り返す魔法……ってことですか?」


レイはうなずき、「その通りだ」と応えた。「ループを使うことで、同じ動作を何度も繰り返すことができるんだ。例えば、敵に5回連続で火の玉を放つこともできるし、複数の障害物を同じ攻撃で一気に壊すこともできる。こういった『for文』のループ魔法は、効率的に魔力を使うために重要だ」


おっきーは早速、「for文」を使って簡単な魔法を試してみることにした。画面には「火の玉を5回発動する」コードが用意されている。


火の玉を5回発動するコード:


「forループ」ブロックを中央に配置

その中に「火の玉発動」ブロックを繰り返し回数の5回に設定

レイに指導されながら、おっきーは恐る恐るコードを実行した。すると、火の玉が次々と空中に放たれ、5発分の火の玉が連続して出現した。敵を想定した練習ターゲットが次々と火の玉に打たれ、見事に粉砕されていく。


「おお、すごい!こんなに連続で攻撃できるなんて!」


おっきーはその力強さに感動し、思わずガッツポーズをした。1回1回の魔法発動を自分で繰り返すのではなく、ループを組み込むことで簡単に連続攻撃ができるのだ。


「便利だろう?」レイが微笑む。「ループを使えば、短時間で多くの攻撃を与えることができるし、魔力も節約できる。状況に応じて、どれだけループを使うかも考えるのが腕の見せ所だ」


おっきーは改めて「for文」というループ魔法の奥深さを感じた。単なる連続攻撃だけでなく、さまざまな応用ができることに興味が湧いてきた。


「例えば……」レイがさらに新しいコードを見せた。「このコードを使えば、障害物をすべて取り除くまで攻撃を続けることができるんだ。回数が決まっていないループもある。『while文』というんだが、これも覚えておくといい」


おっきーはすぐに「while文」を使って、障害物を自動で壊し続ける練習を始めた。次々と現れる障害物に対し、火の玉を絶え間なく放つコードは、自分の意志で止めるまで魔法が続くため、ちょっとしたスリルも感じた。


「for文、while文……ループ魔法って、いろいろな場面で活躍しそうですね!」おっきーは目を輝かせてそう言った。


レイはうなずき、励ましの言葉をかけてくれた。「君がこれから挑むミッションでは、必ずループが役に立つ時が来る。だから、今のうちにしっかり身につけておくんだ」


こうして、おっきーは新たなスキル「for文」を学び、少しずつ勇者としての成長を実感するようになった。この先のミッションに備え、彼の冒険はさらに加速していく——そんな予感が胸に広がっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ