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第15章 エラー処理の女神

迷宮を突破したおっきーたちは、次の目的地である「エラーの谷」へと足を踏み入れた。ここは、冒険者たちがエラーや不具合に遭遇して足止めされることで有名な場所だ。エラーの谷には、エラーを引き起こす魔物や、冒険者のコードを混乱させる呪いが蔓延していると言われている。


「ここでは慎重に進まないと、エラーによってプログラムが完全に止まってしまうぞ」とレイが警告する。


「エラーなんて怖くないさ!僕はエディタも配列も使いこなせるんだ!」とおっきーは意気揚々と進むが、早速奇妙な魔物が現れた。その名も「バグリン」。彼はおっきーのコードを乱し、無数のエラーを引き起こしてくるのだ。


おっきーは攻撃のプログラムを入力し直そうとしたが、画面には「エラー発生!」と赤い文字が連続して表示されてしまった。


「えっ、エラーが止まらない…!」おっきーが驚いていると、女神のような姿をした謎の人物がふわりと現れた。


「私はエラー処理の女神、サフィア。君にエラーと向き合う方法を教えよう」と女神が微笑む。


サフィアはエラーの仕組みを丁寧に説明してくれた。エラーには「構文エラー」「実行時エラー」「論理エラー」などの種類があり、それぞれに対処法が異なることをおっきーは初めて知る。


「構文エラーは、プログラムの書き方が間違っている時に発生する。書き間違いやスペルミスを見つけるのが最初のステップよ」とサフィアは言い、さらに「実行時エラーはプログラムが動いている途中で、想定外の問題が発生した時に起こるの」と説明した。


「じゃあ、どうすればエラーを防げるの?」とおっきーは真剣な顔で尋ねる。


「エラーは完全に防ぐのは難しいわ。でも、エラーを見つけやすくするために『エラーハンドリング』という方法があるの」とサフィアは答え、try-catchの概念を教えてくれた。これを使うと、エラーが起きてもプログラムが途中で止まらずに進められるのだ。


おっきーは女神サフィアの教えを元に、エラーハンドリングを使って「バグリン」に対抗するプログラムを書き始めた。エディタの機能でエラー箇所が一目でわかるようになり、おっきーは構文エラーをすぐに修正できるようになった。


さらに、try-catchを使って実行時エラーが発生してもプログラムが止まらないようにし、エラーが起きた際には特定の動作を取るようにプログラムを修正した。すると、バグリンの妨害にもかかわらず、プログラムが途切れずに進むようになったのだ。


「すごい、エラーハンドリングでバグリンの攻撃を防げるようになった!」おっきーは自信を取り戻し、バグリンに対して反撃を開始した。


バグリンが最後の力を振り絞って攻撃を仕掛けるが、おっきーのプログラムはエラーに対応する準備が整っていた。try-catchが発動し、バグリンの攻撃は無効化され、おっきーは再度コードを組み直し、強力な攻撃魔法を打ち込んだ。


バグリンはついに倒され、エラーの谷を抜け出すことができた。サフィアがそっと近寄り、最後に助言をくれる。「エラーは誰にでも起こるもの。でも、それを恐れずに対処することが大事なのよ」


おっきーはサフィアに感謝し、エラーハンドリングの重要性を胸に刻んだ。どんなエラーが発生しても乗り越えられるという自信を得た彼は、再び次の冒険へと歩みを進めるのだった。

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