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この幸せがあなたに届きますように 〜『空の子』様は年齢不詳〜  作者: ちくわぶ(まるどらむぎ)
998年目
37/196

08 第2王子 ※エリサ




 ※※※ エリサ ※※※



「ねえレオン。この子、さっきから何を言ってるの?」


―――最悪なタイミングでおばさんきた!


「この子」


第2王子がぽかんとしている。


あああああああ、チヒロ様ーーーーーっ!


チヒロ様はくるりと第2王子殿下に向き合うと言った。


「よくわからないけど、ジルの話でしょう?

ああ、あなたもジルに触りたいの?ふふ、ジルは本当に綺麗だものね」


―――その発想、どっから来た!


チヒロ様は微笑みながら続ける。


「でもジルはシンにしか懐かないわよ。確かに私の部屋で寝てるけど。

それはシンを待ってるからよ。お仕事が終わるまでね。賢い子でしょう?」


「……な」


呆気にとられた第2王子殿下の声に被せるようにレオン様の笑い声が響いた。


「あははは、そうだね。じゃあ早く宮に戻ろうか。ジルを待たせたら悪い」


チヒロ様は頷くと、第2王子殿下にぺこっと頭を下げ「じゃあ失礼します」と言ってニコリと笑った。


私も第2王子殿下とその護衛――西の宮の者に礼をする。

いけすかない護衛の一人をわざと無視してやってから、踵を返してレオン様とチヒロ様に続く。


何故か少し離れた所で待っていた副隊長に前を任せて、私はそのままお二人の後ろについた。


レオン様と並び、普段より一層小さく見えるチヒロ様の後ろ姿に見惚れてしまう。

とてつもなく、すごい人ではないかと思えてきた。


―――おばちゃん、最強!!




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