51、ドラゴン対策会議
「えーはい、只今より第一回ドr」
「だーかーらー!!お菓子と言えばき○この山一択なのよ!いい加減に認めないとこいつぶっ放すわよこのデカ胸ペット!」
そんなことを言いながら……十歳前後の見た目に何故かフィットしているサイズの漆黒の拳銃を対面の娘に向けるティアラちゃん。銃刀法って確か《更新》によって改正されたんだっけ?
「あーのーねー!!お菓子と言えばた○のこの里なのよぉぉぉぉ///さっさと黙らないとこれで窒息させるのよぉぉぉぉ///このまな板メイド!!」
そう返すのは小学校高学年位の外見に……明らかに合っていないスイカ位のサイズの大きな胸をばぁぁぁんと張るイヴちゃん。そのセリフ一部界隈だとご褒美に聞こえるような気がするんですが……
まだバチバチと火花を散らしながらにらみ合っている二人。この状態をどうにかしないと会議は出来ないようだ
面倒くさいなぁ……と心の中でぼそっと呟く。と、そのことを読み取ったのかロリ魔王がこんな事を言い出した。
「……ここはコ○ラのマーチで良いじゃろ」
まさかの第三勢力の登場である。いやーなんだろう、こういう時の第三勢力発言って基本解決したような記憶がないのですが……
「……その選択肢なかったわね」
「気付かなかったのぉぉぉぉ///」
……ええええええええええええ解決したああああああああ
ロリ魔王は親指を立ててサムズアップ+笑顔。うん、破壊力の塊過ぎて無条件に推せる。これは……解決したって事ですね。
「ごっほん。只今より第一回謎のドラゴン討伐会議を行いたいと思います~いぇーいどんどんぱふぱふー」
「「「いぇーいどんぱふー」」」
ぱちぱちぱちと響き渡る拍手。どうやらみんなこの会議に乗り気である。ありがたい。
「で、このドラゴンの攻撃手段なんだけど……一応もう一回動画見てみようか」
私の指示でロリ魔王が机の上にタブレット端末を置いた。
少女視聴中……
「えっと、使用されているのが威力不明の【ドラゴニック・ブレス】こちらも威力不明だけど腕や尻尾による薙ぎ払い攻撃、翼を用いた風属性?な攻撃かぁ。ブレス系技はこれ以外に複数個持ってる気がするんだよねー」
「範囲攻撃がメインの敵ってことかしら?そうだったら広範囲に甚大な被害が出そうね」
「うーむ、確かこの家から少し離れたところに小規模な村があったような気がするのじゃが……事前に避難指示的なものを出す必要があるかのう……?」
「でもいつ襲ってくるか分からない敵に対して避難指示を出したとしても、人間共が大人しく従ってくれる気がしないのぉぉぉぉ」
「うーん、あまり現実的ではないってことかぁ……ということはなんか専用の結界でも張ったりする?」
「専用の結界?何か心当たりでもあるワケ?」
「えっと、ニーナ、そのタブレット端末貸してもらっても良い?」
そのまま端末を差し出してくれるロリ魔王。私が何をやろうとしているのかを瞬時に察したようだ。
少女視聴中……
「「「絆―ネクサス―」」」
私たちが某動画配信サイトを用いて見たのは、《更新》前の日本で2004年ごろから放送されていた円○プロダクション制作の特撮番組、『ウル○ラマンネクサス』である。長く続いているウ○トラマンシリーズでもかなりハードかつシリアスな重苦しいストーリーとダークな世界観が今作の魅力の一つと言えるだろう。
また、ストーリーが進むにつれて作中でメインのウルトラマンに変身する人が変わるのも今作の大きな特徴だろう。
特撮好きなら見ておいても損はないと言える作品である。
「それで、ご主人様はどうやってこの【メタフィールド】を作るつもりなの?結構作るの難しそうだけど……」
ティアラちゃんはそんなことを聞いてくる。正直な話、私自身どうやってこの領域を展開するのかは一切検討がついていないのだが……
「どうせこのチート娘のことじゃ、いつも通りその場のノリと勢いで成功させるのじゃろ?」
やはり、ロリ魔王様は色々とお見通しなようである。そして、私ならノリと勢いで成功させることが出来る……とバッサリ言ってくれるということは、私と彼女の絆が深まっていることを表しているのだろうか?
とりあえず、頼られていることには変わりはない。ロリ魔王のセリフからそのことに気づいた私は少し安堵した。
「次は、どうやって倒すかを考えないといけないわね……何か案ある?」
「はーい♪なのじゃあ♪」
まるで本物の小学生みたいなロリボイスと共に挙手をするロリ魔王。なんだろう、尊過ぎるの辞めてもらっていいですか?
「はい、ニーナさん」
その尊さに、何故か私も簡易的に先生みたいな口調になる……が、そんな生徒から放たれたことは物凄い内容だった。
「お主が結界を発動させた後、ティアラとイヴの二人の攻撃でドラゴンをダウン状態にするのじゃ。そして変身した我とお主で光線技を連発してぶったおす、というものじゃが……ティアラ、イヴ、異論はないかの?」
「ええ、アタシは賛成よ」
「イヴも賛成なのぉぉぉぉ///」
幼女三名の意見は完全に一致した様である。で、特にそれ以外の意見が思い浮かばなかったのでそのまま採用されることにした。




