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【小話】神は幼女です~➂~

章と章の間の短い三人称視点

 陽菜は神様に問いかける。「どうして私を【黒の農家】という見るからにヤバそうな役目に選んだのか」と。


 陽菜自身、目立つことを好まない性格である。神様にこういう役目を与えられるまでは、ごく普通――陰陽師(おんみょうじ)の父親と巫女の母親のもとに生まれてきているため普通とは程遠いような気がする――な人間だった。


 が、異世界で過ごした後《更新(アップデート)》したこの世界に帰って来た結果、意図せずに目立つ様になってしまったり、魔法があるファンタジーな世界の方が自分にあっているということに気づいたのだ。


 だからこそ、ここまで陽菜の人生を変えてくれた神様にはものすごく感謝している反面、何故こんなことになってしまったのか……ということを疑問に思っていたのだ。


 陽菜の問に、神様は愛くるしい笑顔で答えた。


「私の気まぐれ……と言いたいところなのだけど、貴方が【特異点】だからと答えるのが正解ね。」


「と……特異点?」


 神様の口から出てきた初見な単語に、陽菜は?と首をかしげた。


 そんな彼女に、手元の紅茶を一口飲んで神様は優しい口調で語り始める。

 

「『本来は現れることのなかった存在』で、居るだけで世界に……いや、全時空に様々な影響を及ぼしちゃうのよ。陽菜ちゃん自身はあまり自覚がないと思うんだけど、生まれた時からあなたの力は少しずつ強くなっていったの。私が一歩選択を間違えれば、貴方は暴走してこの地球を破壊していたかもしれないのよ。」


 陽菜は驚きのあまり、しばらく声が出なかった。神様が言っていることを簡略化すると、放置していれば陽菜が普通の女の子から世界の破壊者にクラスチェンジしかねなかったということである。


「もしかして……私の力を抑え込むために異世界に召喚……いや、封印したってこと?」


「封印ねぇ……あまり良い響きではないのだけど、まぁそんな感じね」


 陽菜は魔力で出来た見えない手でティーカップに入っていた謎のお茶を一口入れると、神様に問いかける。


「それで、今の私の力ってどうなってるの……?」

というわけで次回から6話……に入ります

また更新頻度落ちると思います(リアル忙しいもん)

あ、この小話シリーズの続きは6話終わったあとになります

少しずつ進んでいって最後どーんと大きなことになる……と思ってます


ではまたー

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