黒猫は不思議の森に初めて入るようです
こんにちこんばんは。
スケッチに追われて二千字しか書けなかった残念作者です♪
今日はタイトル詐欺の不思議の森に突入ですよー。
チェシャ「…そうね。一応、魔法学園都市編のはずだものね。」
えへへー。つい、飛び込ませたくなっちゃったもので。
チェシャ「…何も言うまい、よ。」
面白くないですねぇ。まあ、いいですけど。
それでは、良き暇つぶしを。
さて、海に飛び込んだはずの私は、目を開くと見知らぬ森に来ていたわ。はて?ここはどこかしら。
うーん?
普通の森っぽいわね?とくに不思議なところはなさそうだわ。
どうすればいいかしら?
ま、まあ、来てしまったものは仕方がないから、とりあえず、森の中に進んでいこうかしら。
それにしても、海水にくらい入れると思っていたのだけど、そんなこともなかったわね。
一度はしてみたかったのに。飛び込み。
ほら、リアルだと危なそうでチャレンジ出来なかったのよね。
うーん。ここに合いそうな名前は…大きな湖のあるという森かしら。
うんうん。それっぽいわね。
確か、すいれいのもり、水霊の森だったわね。
え?漢字?漢字はねぇ…そこは、フィーリングよ!フィーリング!
なんとなーく、ファンタジーっぽい漢字はこんな感じでしょう?
そして、トコトコと歩いていくと…やっぱり湖があったわね。
確か、湖には何か黒い大きな影が見えるのよね。うーん?それって、魚影ということではないのよね。たぶん。意味的にそうではない感じだったわ。
ということは…湖にいそうで、大きな生物ということだから…?
…ネッシーとかだったり、しないわよね?
って、そんなわけあるかーい!さすがにそれはネタ感が酷いわ!
思いついた私が言うことでもないのだけど、流石にいくら恐竜とかがいてもおかしくないからってネッシーって…。
我ながらどうかしていたわ。きっと、少し眠たくなってきたのね。うんうん。
もう夜の11時を回っているもの。仕方がないわね。
け、決して、素でやらかしたわけじゃないんだからね!
うーん。たぶん、運営の趣味的にファンタジーな生き物のはずよね。
あれかしら!えーっと、あれ、あれ…。確か、リヴァイアサン、だったかしら?あれとか、水龍っぽいのでは?
うん?いえ、どちらかと言えば海龍なのかしら?あれは。
…ふむ。さっぱりわからん。他に何かあったかしら。
…もういいわ。めんどくさいもの。ということで、気になるからとっとと確かめてしまいましょうー!
えっと、湖の中に飛び込めばいいのかしら?でも、その場合、機動力が底辺になるのだけど。…それに、猫は水に入るのは嫌がると聞くのよね。
うん。これは敵さんが出てきてくれるまで、ここで待っていることにしましょうか。うんうん。それがいいわね!
ポ
ッ
ポ
・
・
・
〜10分後〜
ねぇ。まだかしら?さっきからずっと爪とぎをしているのだけど?
うふふ。早く出てらっしゃい。お魚さん?
チョロチョロと、出てきかけたり沈んだりしているのは見ていてわかっているのよ?
「キュルルェエエエエエエ!」
あら?出てきてくれたわ。どうしたのかしら。急に。
うふふふ。やる気になってくれたのかしら?
それなら、こちらも全力で行かなくてはね!
「うふふふふ。あははははっ!」
「キュルェエエ!」
あら。〈猫威嚇〉が効いていないようね。それだけ格上ということかしら?
まあ、いいわ。
切って切って切って、切りまくってあげましょう♪
効かないならば、まだ、早いということなのだし。それならそれで、問題はないわね。
それでは、まずは後ろに…まわれないわね。なんで、あんなに動きが速いのかしら。これが、レベルの差という奴かしらね?
うーん。もう、面倒ね。正面から突撃しましょうか。
そぉれ!突撃ー!
近づいて♪ザクッとな!
カッキィイイーン!
かったぁ!何これ、硬すぎないかしら!?
全く効いている様子がないのだけど。どうしましょう?
うーん。鱗のすき間…ないのよねぇ。
なにせ、相手は硬ーい鱗で覆われている、海とか湖に居そうな恐竜…まあ、形のイメージ的にはネッシーみたいな相手なのだもの。
正直、私の爪では傷をつけることさえ、難しいわね。
これは確実に、まだ通れない森ということなのでしょうね。レベルがあっていないっていう意味で。
ふむ。そういうことなら、やるだけやって、潔く散るとしましょう。
って、なんか構えていないかしら!?あれ!
「キュルルェエエエ!!」
ぎゃあああ!水のビームを撃ってきたのだけど!?
うん?ビーム?…ブレスね。失礼。間違えたわ。
そんなことより、今回は避けれたけれども、次はどうやって避けようかしら。
結構、広範囲だったのよね。ベストは…まあ、タメが入るようだから、その瞬間に木の上に逃げるか、相手に向かっていくかのどちらかね。
うーん。どちらにするべきかしら。…いえ。悩むまでもないわね。猫ならば、迷わずに猫まっしぐら、よ!ということで、突撃ー!
って、できるか!相手はまだ水上だし!陸から離れてるし!…これは、対岸に跳べるくらいのところから攻撃するべきね。うんうん。
「キュゥルエエエー!」
よし、丁度撃ってきたわね!
それでは、少し移動しまして。改めて、突撃ー!
「あははははっ。」
「キュルエ!」
えっ。ちょ、ちょっと。その攻撃、向きを変更できたの!?
そもそも、逃すか!ではないわ!そこは逃して欲しかったところなのだけど!!
「キュル!」
ダメ、ではないわ!
そもそも、ブレス撃ちながら会話なんて器用なことをしないで貰ってもいいかしら?
まったく。コイツ、余裕ありすぎでしょっ!
「キュルェー。」
ああそうですか!余裕あるんですね!こんちくしょうっ!どうせ、私の攻撃なんて虫刺され程度なんでしょうよ!
「キュル?キュルエ。」
え?虫刺されですらないですって?
そうでしょうね!どうせ、そんなことだろうとは思っていたわよ!
って、そんなことを考えている暇はなかったわ!
もう少しでブレスに当たってしまうのだけど!?
もっと速く走らないと!それか、相手にとって予想外の行動をとらなければ!
えーっと、えーっと…何も思いつかないわ!
もう、とりあえず、前に走りましょう!それから、いったん、アイツの頭の上にでも乗ってやるのです!
そうでもないと、やってられないもの!
行っちゃえぇー!!
とぅっ!
とりあえず、こいつの体に着地!
相手が大きいと、こういう所が楽でいいわね!
それから、長い首を駆け上がってぇ!最後にジャンプ!よし!頭の上に到着!って、わっとっと。
むぅ。そんなに揺らさなくたっていいじゃない!
うふふ。ここまで来たんだったら、欲張ってもいいわよね?
よし。目を突くわよ!えいやぁ!
グサッ
「キュルァアアアア!!」
あら。あらあらあら?刺さってしまったわ。
流石に、目は柔らかいということかしら。ふむふむ。それならって、揺らさないでくれると嬉しいのだけど!
「キュルァアア!」
許すわけがないのはわかっていたけど!少しくらい、ね?少しくらいいいじゃない?
「キュル!」
あ。ダメですか。そうですか。
わぁあああ!振り回されるぅううう!
「に゛ゃあああああああ!!!」
「キュルェエエ!」
落ちろ!じゃないわ!落ちてなんかやらないわよ!
もう一突きよ!今度は逆の目に!
そぉれ♪グサッとな!
「キュルァアアアアア!!」
ぎ、ぎゃあ!振り落とされるぅうう!
激しく振りすぎていませんか!?
耐えるのよ!チェシャ!たe…ツルッ。あ。え。ちょっと、待ってもらっても…。
「キュルェ!」
吹っ飛べじゃないですよ!このバカネッシー!あなたなんて、バカっシーで十分よ!じゅ・う・ぶ・ん!
…え?そんなに省略できていないって?…別にいいじゃない!気分の問題よ!き・ぶ・ん!
って、そんなことを考えている暇はなかったわ。
ぎゃあああ!飛ぉばぁさぁれぇるぅううう!
せめて、ダメージを受けないように着地をしなければ…!!
足を地面に向けて、衝撃吸収よ!
…あら?足を、足を…どうするのかしら!?
こんなに上も下もぐるぐる回っていたら、着地のときにどっちか分からないじゃない!
だって、結構早いのよ?グルグルーと回って1秒後には違う景色。空を見ているときもあれば、森を見ているときもある。こんなので、無事に着地って…作者は鬼畜かしら!?「チェシャ?」ひゃい!にゃんでもごじゃいましぇん!
コホン。と、とにかく、どうにかしないと!こんなことなら、〈猫軟体〉を取っておくべきだったわ!
うーん。…結局、着地しないとわからないわね。これが私の初リスポーンかしら…。
もう、運に任せてしまいましょう!
それでは!足をとにかく、着地の体勢にして!いざ、着地!
…あら?いつまでも衝撃が来ないわね。
目をつぶってしまったからどうなったかは目を開かないと分からないのだけど。
え?それなら、さっさと開けばいいじゃないって?…やっぱり、そこは演出jy…なんでもないわ。今日はやけにメt…おかしなことを言う日だわ。
そうね。さっさと開きましょうか。
いざ!オープン!
…ここは。
次回、掲示板回。
それでは、これ以降も良い暇つぶしをお送りください。




