黒猫は化け猫と対決をする…予定だったんです
こんにちこんばんは。
活動報告にキャラのプロフィール的なのを書き始めたはいいものの、あんまりネタがないことに気付いた仁科紫です。
それでは、良き暇つぶしを。
さて、うーん。この、突然様子の変わった、セラ?という少女はどうするのが正しいのかしら。
多分、化け猫の仕業、だと思うのよね。
とはいえ、どうしようもないのが本音かしら。
だって、この子を傷付けるのは筋違いというもののようだし。…好きか嫌いで言えば嫌いだけど。
うーん。せめて、化け猫が出てきてくれたらねぇ。
「…どうしたんだい?
セラ、アンタはそんなことで怒るような子だったかい?」
「うるさい!邪魔をしないで!
もう少しなの!もう少しで目的は達成するのよ!
だから、私はここを守るの!邪魔は、させないわ! 」
はて、目的とは何のことかしら。
セラさんは化け猫に操られているのではなく、自分の目的のために行動をしているようね。これ。
そして、みんな空気ね。まあ、雰囲気壊すのも悪いし。私も何も言わないけれど。
「だが、セラ。テイルはどうするんだい?」
「ている?誰?それ。
あたしは知らない!あたしは、ただ、あの子が、元気ならそれでいいの!
邪魔しないで!」
「テイルはアンタの弟だろう?知らないわけ…」
「うるさい!うるさいうるさいうるさいっ!
弟なんて知らない!そんなものはいない!
あたしには一緒に育ってきたあの子しか居ないの!あの子のためなら何だってできるの!邪魔しないで!」
あ。やっぱり、そうだったのね。
セラがテイルの姉…。なんだか、憑き物でも憑いてるみたいに必死ねぇ。
弟よりも大事なあの子って誰のことなのかしら。是非とも、聞きたいところなのだけど?うふふふ。
…あら?さっきまでは何も居なかったはずの場所に三毛猫が居るのだけど。
「セラ、もうそこまでにしておいたら?」
「あ。小玉…。
だって!こいつらが!」
「いけないわ。そんなことで怒るものではないのよ。」
「でも!」
「いつまでここに居ても仕方がないでしょう?
さぁ、そこにいる皆さんもこちらにいらっしゃい。
お話はそこでもできます。」
さて、どうしようかしら。
ここはチラッとみんなの様子を見ましょう。…あーうん。これはついて行くということで良さげね。だって、みんな、アイコンタクトして頷いているもの。行くということでしょう?
はいはい。それでは行きましょう。
メディさんは…少し落ち込んでいるようね。
「にゃぁ?」
「ん?あぁ、大丈夫だよ。少しばかり、変なものを見てしまって気がしてねぇ。」
…変なもの?とは、何かしら?
「にゃ?」
「あの、小玉と呼ばれた猫のことなんだけどねぇ。
確かに、昔はセラとずっと一緒に住んでいたんだよ。
でも、あの猫はある日、事故で亡くなったはずなんだ。今、生きているはずはない。
いくら、この世界であったとしても、そんなことは起きないはずなんだよ。…アンタたち、迷い人は別だけどね。」
え?ええ!?つまり、亡くなったはずの猫が生きているということ!?
…これは幻影?いえ、それはおかしいわ。確かに、あの猫には意思があったわ。幻影ならば、そんなものもないはずよ。
うーん。これは蘇りでもしたのかしら?
でも、プレイヤー以外は無理みたいだし…。
これも化け猫の仕業なのかしら?
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小玉に案内された場所は北町でテイルくんを見つけたボr…じゃなかったわね。えーっと、錆びれた家によく似ていたわ。似ているというよりかは、まるで鏡写しになっているようね。こちらの方が綺麗だけど。
「さあ、着きましたよ。ここで、お話をしましょう。」
「…本当にコイツらを入れるの?小玉…。」
「ええ。」
うーん。セラさんがまた情緒不安定になっているわね。
どうしたものかしら。…また、私たちが空気になるのよねぇ。
さっきなんてレンたちはよく分からないけど、警戒していたし。
うーん。でも、今はそうでもないのよね。相手の様子を伺っているという感じかしら。
「どうして!?」
「もう、終わりにしましょう?
いつまでも今のままで居られる訳ではないわ。
いつかはお別れが来る。そういうものでしょう?」
「嫌、嫌よ!あたしは…!
あたしは小玉と離れたくない!!」
うーん?これは…小玉という猫もセラさんも死んでいるという事実を分かっている、ということのようだけど。
ということは、洗脳とは違った…?セラさんが望んだ結果、この状況がある…?つまり、化け猫はセラさんの願いを叶えた、ということ…?
…情報が不足しているわね。まだ、決めつけるには早いということかしら。
「はぁ。ここで話していても、平行線ね。一旦、中にお入りください。」
おお!やっと家に入れるのね!二人で言い争いを始めた時はどうしようかと思ったんだもの。中に入れてもらえて良かったわ。あ。でも、この人数…入れるかしら?
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「誠に勝手な話ではあるのですが、皆さんにお願いがあります。」
そう唐突に切り出したのは、以外にもセラさんの方だった…ら、良かったのにねぇ。セラさんは隅でいじけているわ。
小玉さんは凛とした様子でこちらを真摯に見つめているわね。
うむ。あんな感じの立派な猫に慣れるように頑張らないと。
…あ、因みに、やっぱり全員は入れなかったから、エイジさんとチェインさんは外よ。どの結果になっても問題はないから。と言っていたわ。
…チェインさんは残念そうだったけれどね。1番大きいんだもの。仕方がないわよ。
さて、ここでは誰が主体で話そうかしら。一応、私…?
「なんでしょうか。」
おお。レンが受け答えしてくれるのね。ありがたいわ。私だと猫語(笑)でしk…あら?それはそれで、猫同士の会話になってとても猫らしくないかしら。
うーん。でも、片方は猫語(笑)、もう一方は普通に日本語…うん。やっぱり、レンでよかったわね。
それにしても、急に畏まってお願いだなんて…。どうしたのかしら。
「…この町の中央におられる、ヨミ様の像を壊して欲しいのです。それを壊せば、全て終わらせることができます。」
「像、ですか?」
え?像なの?化け猫ではなく?…そのヨミ様というのが化け猫の正体、ということかしら?
「ちょ、ちょっと、待ってよ!」
「こら。セラ、お客さんに対してその態度は何かしら。」
「あ、ぅ。…ごめん。
ちょっと、待ってください。その像は大切なものなんです。だから、壊さないで…」
「いえ、壊してください。この子のためにも、あの子のためにも。そして、この街のためにも。」
話してる途中で間に入るとは…。小玉さん、容赦ないわねぇ。
小玉さんはセラさんのお姉さんみたいな存在なのね。…確かに、それは失いたくなかったでしょうね。
「先程、壊せば全てが終わるとおっしゃっていましたよね。
それはどういうことなんですか?」
「…全て、お話したいところですが、長い話になります。そこまで皆さんの時間を私たちに付き合わせるのは気が引けます。
…なので、私が話すということはこの話を引き受けるということになりますが。
それでも、宜しいですか?」
「構いません。ね?みんな?」
「ええ。もちろんです。」
「まあ、そのために来たようなものだからねぇ。」
「にゃ。」
「あたいも賛成だよ。ここで引いてどうするって話だしね。」
「…そうですか。それでは、お話をさていただきます。
今回の事の発端は私にもあるのです…。」
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〜回想〜
私とセラは幼い時から一緒でした。
私は、セラの家の近所に住んでいたので、セラの母親に頼まれ、セラの遊び相手になっていたのです。
小さなセラはとても、とても可愛らしく、私が守ってあげなければ、と妙な使命感を覚えたものです。
それからは、ずっと、一緒に過ごしました。一緒に笑いましたし、泣きもしました。もちろん、喧嘩だってしましたよ?でも、最後には、笑ってお互いに笑いあって謝るんです。ごめんねって。
でも、そんな日々は続かなかった。続くわけがなかったんです。
いつかは大人になって、家庭を持つ日が来るんですから。でも、私たちにはそれよりも早いお別れが来たんです。
あの日のことは、よく覚えています。
あれは、セラが当時、12歳のことでした。…セラの弟、テイルが生まれる前の日のことです。
その日、私たちは二人で、いつもの場所で遊んでいました。…そこの危険性も、知らずに。
そこには一つの小さな祠がありました。祠にある像は猫形をしていたので、猫の神様が祀られているのだと思っていました。だから、私たちはそこを気に入って遊んでいたんです。…大人はいい顔をしませんでしたが。
しかし、祀られていた神様はそれが不愉快だったそうなのです。
その日、禍々しい光と共に現れた猫の姿をした神様は言いました。
『我が領域内をチョロチョロと動き回る子ネズミども。
そう動き回られては鬱陶しい。直ちにされ。
いや、今までここで好き勝手しておったのだ。覚悟は出来ているよのう?我に貢ぎ物を用意せよ。
そうだな。生まれたての赤子の魂なんぞどうだ?一匹食うぐらい問題なかろう。
期日は明日の夜。日付が変わる前にここに捧げるのだ。』
そう、言ったんです。…つまり、生まれたばかりのテイルを捧げよっと。
許せなかった。ずっと、セラと一緒に、いつ生まれるのか、楽しみにしていたテイルをよく分かりもしない、神様に差し出すだなんて。私には、決して許せる行為ではなかったんです。
そこで、私は決心しました。
この子達を、守ろう、と。
だから、そのとき、私は言い返したんです。
『私が、私が生け贄になって差し上げます!
ですので、どうか、許して頂けないでしょうか!!』
『お前が、か?』
『はい。赤子の魂も、私の魂も、魂という点に置きましては、同じだと愚考致しました。』
『…。フン。良かろう。
お前の心意気に免じて、お前の魂一つで許してやろう。』
とても、怖かったですが、可愛い妹のようなセラのためだと思えばなんてことのない恐怖でした。
…これで、終わればその後は何ら問題は無かったのでしょうね。
当時のセラの幼さを私は理解出来ていなかったのです。
私が、猫の体をこちらに残し、魂のみの存在になった頃、こんな会話が聞こえてきたのです。
『小玉を、小玉を返して!』
『ふむ?良いのか。そんなことを言って。次はお前の弟の魂か?』
『やだ!それもやだ!』
『やはり、幼子は面倒だのう。…それなら、一つ我の願いを聞け。』
『願い事?』
『そうだ。我の信者となり、信者を更に増やすのだ。
この街の半分を我の信者へと変えれたなら。小玉を呼び戻してやることも、考えてやらなくもない。』
正直に言うと、やられたと思いました。
この神様の目的は最初から信者を増やす事だったのです。
そして、こうも言っていました。
『我の信者が増えれば、猫好きも増える。
あやつらからも一目置かれる存在へと、なれるであろう。』
私にはよく分かりませんでしたが、きっと良くないことに違いありませんでした。
その後、神様はヨミと呼べ。とだけ言い、私は黄泉の国へと連れていかれたのです。
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猫好きを増やす…これ、猫党、関わっていないわよね?
次回、猫の神様、登場!?
それでは、これ以降も良き暇つぶしをお送りください。




