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港町は猫様天国(地獄)のような場所でした

こんにちこんばんは。

ネタを思いつくのに波があると感じる仁科紫です。

今回は…チェシャの一人語りが後半入っていますね。

めんどくさかったら、そこをとばして最後を読んでみてくださいな。

チェシャの考えがわかりやすくなるかなぁっていうぐらいなので。

それでは、良き暇つぶしを。

 ふぅー。やっと着いたわ!港町ラトウィッジ!

 それにしても、ボスを倒してからが大変だった気がしないでもないわね。


 だってね?あの後、ちょっと休憩してたのよ。…クジラの上で。

 そしたらね?まあ、当然のことなのだけど、クジラがね?…消えたのよ。

 まあ、後はどうなったかぐらい、わかるでしょ?


 …ええ。ええ!落っこちたのよ!3メートルか4メートルくらいの高さから!

 久しぶりにギャフっと。受け身も取れずにね!

 え?自業自得だろうって?

 そんなこともちろん知っているわよ!

 わかっていても、物申したい気分だったのよ!とくにさk…。


 いえ、なんでもないわ。うん。なんだか急に寒気が…。


 さ、さあ!私がたどり着いたラトウィッジという港町がどんな場所かと言うとね。

 一言で表すならば、賑やかな港町というところかしら。…これについては、何も触れないでね?

 カッコよく言おうと思ったのに…。何も思いつかなかっただけなんだから…(泣)


 それはさておき、図書館で読んだ世界の魚冒険記に載っていた通り、一本の大きい川が中心に流れ、その両脇に街がそれぞれ発展しているわね。


 …あれ?どうして、北は寒色系で、南は赤色系なのかしら?はっきり別れているのはなんとも…。

 ある意味統率されていて、いいっていうことかしら?

 でも、なんていうか…北と南で喧嘩していそうよね。

 それに、何故か門も2つあるのよねぇ。

 北の門には鳥の絵が。南の門には猫の絵が。…何だかいやーな予感がするわね。


 ここは、無難に南の門を通っておくべきなのでしょう。

 …どうせ、猫派とか、鳥派とか、そんな理由で喧嘩をしている街だったりするのよ。

 で、それをプレイヤーが解決したり、文句を聞いたりするのよ。どうせ、ね?


 え?私が解決しないのかって?嫌に決まっているでしょう?

 それをするのは他のプレイヤーでいいのよ。

 私はだって、猫だもの。関係あるけれども、ないようなものだわ。

 それにね?正直、もうそういうのはうんざりなのよね。私ではなくても、問題というのは解決するものなのよ。


 あ!そうね。レンにでも期待をしておきましょうか。アイツなら簡単に解決しそうじゃない?



 □■□■□■□■


 さて、南の門を通った私は…予想外の出来事に固まっていたわ。…予想外というよりかは、想像以上過ぎた、と言うべきかしら。


 そこには、


 ーーーーーーーーーー


 猫様大歓迎!猫様がご来店なさった場合、サービスとして、魚を一匹無料で提供します!


 猫屋 キャパティ ラトウィッジ支店


 ーーーーーーーーーー


 というまだマシな看板から、


「猫様ぁ、いらっしゃいませぇー。

 そのお体を撫でさせて頂けましたら、当店の商品を半額させて頂きますぅ。

 ですので、どうか!どうか!!その素敵な毛並みを堪能させて頂けませんでしょうかぁ!」


 という掛け声まで、掛け声まで…こぇーんじゃっ!あほぉー!

 うぅ。この街、怖い。まともな人、居るの?今すぐにでも出たいんだけど?ダメ?出たい。でも、お魚スポット…。

 何?あの人だけ?おかしいの。他に居ない?


 ふぅ。落ち着きなさい、チェシャ。あまりに必死な人が居たから、みんなが皆、ああかと思っちゃったじゃない。

 うんうん。みんなが皆、あれとおなj…


「いらっしゃいませ!猫様!

 素敵なおみ足ですね!ぜひ、その足で私のことを踏んでください!」


 あ、ダメかも。本気で、これは無理だわ。だって、今、鳥肌がたったもの。見て、ほら。猫なのに。鳥肌。

 …毛が逆立っているだけなんて言わないでよ?

 確かに、その通りなのだけどね?でも、鳥肌といえば鳥肌でしょう?


 うぅ。もっと、良心的な人は…。

 あ!あの人!あの人は堅物で無口そうだもの!

 大丈夫だって、信じているわ!しんj…アハハハ、はぁ。あの顔はダメね…。

 せっかくの堅物な顔が台無しなぐふふ♡とでもいいそうなあの顔!

 あれは、ちょっとどころではなく、アウトよ!アウト!レッドカードで退場よ!


 もう、この街はダメかも…。はぁ。いえ、北の方に行ってみましょう。もしかしたら、こっちよりはマシかもしれないわ!

 えーっと。橋は…ないのね。いえ、あるにはあるのよ?



 …さて!なぞなぞです!

 はしはあるけど、通れないはしはなーんだ!




 答えは、後書k…

 ??「あまり、ふざけないでくださいね?まあ、書きますけども。」


 oh…さくs…ではなくて、ね?そこにある橋はね。跳ね橋なの。

 この時点でわかる人もいるかもしれないけれど。つまり、そこにある橋は繋がっていなくて、別れているのよ。今の段階ではね。

 そのせいで、街中にある北と南を行き来する方法は川を泳ぐとか、船を出してもらうとか、しないと無理のようね。


 ふむ。ここは、一度街を出て、北の方の門を開いた方が良さげね。

 うんうん。10分も居なかったけれど、もうここから出ましょうか。

 とっとと出ていった方が、私の精神的にいいもの。


 さぁ、出まs…「ちょっと待ったー!!」


 うん。何も私は聞こえていないわ。

 足を進めてしまいましょう。


「ちょっと待ってってば、そこの黒猫さんー!」


 黒猫なら他にもいるもの。私ではないわね。

 よし、あともう少しだわ!


「だから、ちょっと待てって言ってるでしょう!」


 そう言って、目の前に立ち塞がったのは…勝気そうなピンク色の髪をした少女だったわ。

 …ピンクって流石にそれはないと思っていたわ。

 それに、私の邪魔をしているのかしら。この子。


 うふふふ。何故?どうして?私の邪魔をするの?ねぇ。どうして?

 私は、少女を見つめるわ。ただ、何もせず。私は、ただ邪魔者を見つめる。

 これが一番恐ろしいと知っているからね。


「な、何?あ、あたしはただ、街のいい所を紹介しようと…。」


 うん。それが、何?

 私はただ、目が笑っていない、冷たい笑顔を意識して浮かべる。

 私は、今、出ようとしていたのよ?それを止めるほどの案件なのかしら?

 ねぇ。善意の押し売りは、嫌われるのよ?私、そういうのを一番と言っていいほど、嫌いなの。


 確かに、私が見たこの街は一部でしかないでしょうね。入口を少し進んだだけだもの。

 それに、この街でもいい所はあるんでしょう。私が見ていないところに。


 でも、ね?私が何をしようが、私が決めることなの。どうして、話したこともない貴女に私の行動を決められないといけないかしら?


 お節介はほどほどに。見知らぬ人には話しかけない。その方が貴女のためよ?

 だって、善意の押し売りはときに、嫌われる原因になるものよ?


 どうして、相手の都合も考えずにこの人は話しかけてくるのかしら。

 どうして、この人は自分の行動を正しいと思えるのかしら。

 ねえ?どうして?


 ああ、本当に、本当に。こういう人間は嫌いよ。

 …まるで、()()()()を見ているようで。

 本当に、許しがたい。


 だから、こういう子には教えてあげるって決めてるの。

 それは、いつもいい行動として受けとられることではないんだって。ときには悪い行動にだってなりうるんだって。


 うふふ。私のこの行動も、善意の押し売り。知っているわ。もちろん。

 でもね?わかってやるのと、わかっていないでやるのでは、意味が違ってくるのよ。


 だって、私は私の行動がどのように思われるのか、最悪の場合を理解して動いているもの。

 でも、彼女は違う。善意を押し売りしているだけなことに気付かず、善意を振りまけば、相手も善意を返してくれると信じている。

 だから、その善意が返ってこなかったときに、裏切られた気持ちになる。そして、誰も自分をわかってくれないと思い込む。


 本当に、ああ。許しがたい。


 だから、ね?私は教えてあげるの。

 貴女の善意は本当に正しいの?って、聞いてあげるの。

 それで疑心暗鬼になるのならば、その程度の偽善でしかなかったということ。まだ、救いようがあるわ。気付けたのだから。

 それでも、自分は正しいと信じれるのなら、その人は筋金入りのいい子ちゃんね。理解者が現れるといいわね。きっと、その行動をフォローしてくれるわ。

 …私には、理解できないけれど。自分の行動を信じきれるほど、私は真っ直ぐな人間ではないのよ。


 さて、もう行きましょうか。

 思考から戻ってきて、目線を前にする、と…まだ、居たの?貴女。

 先程から、目の前の少女が何やら話しているようだけど、まったく聞いていなかったわ。


 別に、私は理不尽な理由で彼女の話を聞いていないのではないわ。

 まず、素性を全く知らない相手と話したくないっていうのが一つ。…レンは別よ?あのときは、かなり焦っていたから。状況を打破できるのであれば、藁にもすがる思いだったっていうだけだもの。

 それから、街から出ようとしていたのに、知らない相手に呼び止められて腹が立ったのが二つ目。誰だって、邪魔をされれば腹が立つでしょう?しかも、全く知らない相手からなら、なおさら。

 そして、その内容が街のことだったっていうのが三つ目ね。だって、街のことは自分で見て回って、知りたいもの。

 わざわざ教えてもらうより、冒険するようでワクワクするでしょう?

 だから、掲示板や、情報を得れるものを見ていないのに。

 その楽しみを潰そうとするコイツの話なんて、誰が聞くものか。

 …本は別にいいのよ。

 自分で、客観的に書かれているものを選んべるし。詳細は飛ばして読んでいるもの。


にゃお(さようなら)。」

「あ!ようやく聞いてくれた?あたs…」


 私は、去っていくのよ。

 だから…邪魔をするというのなら、貴女を跳び越えていくわね?


「わっ!…なんで?」


 文字通り、跳び越えて行ってやったわ。彼女の頭上を、ね。

 名も知らない貴女のことを、少し可哀想だとは思うけれど。

 でも、これ以上、貴女に付き合う義理はないわ。


 《プレイヤー:チェシャ は


 称号【フラグを折るもの】


    を手に入れました。》


 あれ?これ、フラグだったの?

 わーい♪要らないフラグを折れたわ♪


なぞなぞの答え お箸

次回、北の町はどんなところ?

それでは、これ以降も良き暇つぶしをお送りください。

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