黒猫はようやく港町に向かってくれました
こんにちこんばんは。
初めの頃ほど、テンションが高く書けなくなってきた仁科紫です。
今回は、チェシャさん。暴れるの回です。
それでは良い暇つぶしを。
さあ、美味しい焼きラウトを食べて、エネルギー満タンっと。
それでは港町ラトウィッジに向かってしゅっぱーつ!
ふんふっふふーん♪
東門を抜けてー…ここは平原と言うよりは湿地かしら?
敵は…また、ネズミね。ちっ。
あ、でもよく見たらドドソンの道中より、道中より…ネズミの動きは遅いわね。ちぇ。でも、何故かしら?
んん?そういえば、ドドソンは知恵の街、図書館があるわね。
つまり、運営としてはすんなりと来てもらっても困るわけで…。あれ?やらかした?
もしかして、運営としては王都の方に行って欲しかった…?あちゃー。やらかしたわね。これは。
つまり、このまま行っても面白い敵には会えないっていうことでしょう?
それはつまらないもの。
うーん。どうしましょう。
猫としては、このまま港町に行くべきなのよね。
でも、個人的には強い敵の居そうな迷いの森に行ってみたい気分。…ん?待てよ?
重要な役割がありそうという意味では、魔法学園都市も入りにくいのでは…?確かに、重要そうな施設だもの。ありうるわね。
えーっと、そうねぇ。どこもかしこも行ってみたいけれど、このまま行くと、下手したら港町に行くのを忘れる気がするのよね。それは私としては避けたいのよ。
だって、猫が美味しい魚を食べれるところを知らないだなんてイメージ的にダメだもの。
よし、うだうだ考えたけれど、やっぱり港町に行きましょう!
それが一番いいに違いないわ!
さてと、道中の敵はどんなのかしら♪
「クスクス…うふふふ♪」
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ちょこまかと、鬱陶しいわね!えいや!
期待せずに来たのだけど…。
何かしら。この面倒な相手は。通常より2倍大きくなっただけのイワシが飛んでいる上に、数匹で群れになっているのよね。
それに、遠距離から水鉄砲の如く水をかけてくるし…。しかも、水の中に入ったり、出たりもできるようだし。
…もう少し大きい相手なら楽なのに。
うーん。これはどうしようかしら。今までみたいに突いたり、切ったりではダメそうね。
…いっその事、齧る?頭から丸齧り?あ、それいいかもしれないわ!実に効率的よ!ナイスよ!私!
頭を食べてしまえば、相手は動かなくなるし、一撃で死ぬから痛いのも一瞬だけ!素晴らしいわ!
え?エグいって?いえいえ。戦いに容赦なんていらないもの。手段は選ばないわ!それに、猫っぽいでしょ?お魚を齧るのって。
いざ、実践!
こっちに攻撃してくるイワシを避けずに…キャッチ!アンドバイト!
お?おお!倒せたわ!
次は…降りてくる瞬間を狙って…ぴょんと跳んでキャッチ!アンドバイト!
うふふ。この調子で行っちゃいましょうか!
「うふふふ…あはははははみゅっ!」
噛んだ感じは…鱗が凄いけれど(泣)
そんなの知らないわ!というか、ここまで再現していなくていいのよ?運営さん。猫党の要望?ねぇ、猫党の要望だったりする?
そしたら、猫党のお店っぽい猫屋に突撃して引っかき傷だけ付けに行ってあげるよ?
うん?それとも、猫党に対する嫌がらせ?それならそれで私は納得するのだけど。
とりあえず、鱗に負けずに噛んで噛んで、かみまくるのよ!
「あははははみゅっ!あはみゅっ!」
ふふふーん♪美味しいわけではないけれど。
これはこれで楽しい気がするわ!
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〜30分後〜
ようやく着いたわ。もうすぐでボスと戦えるわね!
あら?でも、人が戦っているみたい?
霧が出ているもの。間違いないわね。…それじゃあ、やるべきは日向ぼっこかしら?
だって、より猫らしい暇つぶしといえば、やっぱり、日向ぼっこでしょ?
え?ボス前なんだから、他にやることがあるんじゃないかって?
…爪とぎとかのことかしら?…いえ、冗談よ。もちろん、わかってるわよ。アイテムチェックとかのことを言っているんでしょう?
ボス前には欠かせないことだとは思うのよ?
でもね?私、まだHP回復薬を使ったことないのよね。
だからちょっと必要性が感じないのよ…。それに、むしろ有り余っているくらいなのよ。これ、どうするべきなんでしょうね?
さてと、やっぱり爪とぎに良さげな木でもないか探そうかしら?
日向ぼっこよりも爪とぎの方がいい気がしてきたのよね。
このフィールドは湿地だから木は少ないけれど、あるにはあるしね。
その木で一度ガシガシとといでみましょう。
より猫らしい猫になるために!
あ、あれなんて良さそうかしら。
ガシガシ、ガシガシ。
別に鋭くなった気がする訳ではないけれど、何となくいいわね。
また暇になったらやってみようかしら。
《スキル〈猫の爪とぎ〉を手に入れました。》
こんな事でもスキルは手に入るのね。…でも、〈猫の爪とぎ〉って、そのまますぎないかしら?
少しは工夫をした方がいいと思うの。私は。
…その時間が無かっただけだったりして。いや、まさかねぇ。…本当だったときが怖いからこの話はここまでにしておきましょう。
あ、霧も晴れてきたわね。
ということは、前に戦っていた人は勝ったのね。
霧が一気に晴れたら、負けたとき。
霧が少しずつ晴れてきたら、勝ったとき。
って公式サイトに書いていたもの。
やっぱり、こういったルール的なものは基本的に公式に載ってくれているから、ここの運営は親切だと思うのよね。…猫党以外。
本当に、なんで猫党なんてものができたのかしら。
…気になるなら、やっぱり、あの猫屋の店長に話を聞くべきだった…?
いえ、早まってはいけないわ。チェシャ。
あれは猫ならなんでもいいっていう目だったもの!
きっと、捕まった日にはぐったりと疲れるようなことになるに決まっているわ!
やっぱり、いくら気になるからって行くのは却下ね。
他にも行くところはあることだし、そういうのがなくなってから行きましょう。
優先順位は一番最後ね。
さて、霧も晴れたことだし。行きますか!
□■□■□■□■
さあ、敵は何かしら?
なんだか、とっても大きな影が見えるのだけど。
…気の所為でなければ、あれはクジラね。
それも、空を飛ぶ。…わぁーい。ふぁんたじぃー。
なんて、言っている暇はないわね!
確かに、大きいけれど、それはつまり、的が大きいということだもの!
あれに跳び乗れば、跳び乗れば…跳び、乗れない気がするのだけれど?
あれが降りてきてくれないと、さすがの私でも、無理があるわよ?
…とりあえず、あのクジラの行動パターンを見ましょう。
そうすれば、対処方法がわかるかもしれないわ。
うん?何か、タメにも似た行動をしているわね。なんとなく、このままクジラの前に居ては危ない気がするわ。
あっちにある木の後ろにでも隠れて様子を見ましょう。
と、動き終わった頃。それはおきたわ。
「フォロロエェー!」
ずっと、溜めていたらしい何かをこちらに向けて放ってきたのは。
って、ぼぉっと見てたらまずいわ!ここから逃げないと!
咄嗟に横に避けたけど。なにかしら、あれ。木が真っ二つに切断されているのだけど。…切れ味のいい、刃物で切ったみたいね。ということは、あれは透明な刃物だった。ということよね。
つまり、いかにもファンタジーっぽいあれかしら?
風の刃。ということかしら?
ふうむ。本当にそうだと仮定した場合、どうするのが正しいかしら?
逃げる?いえ、そんなのはまったく面白くない。絶対に選ばないわ。
そうね…。あれは、風の刃なのよね?
つまり、風圧はあるはず。うん。一度はやってみるべきね。
よし、アイツが攻撃を仕掛けてきた瞬間にレッツチャレンジよ!
お!これなら行けそうね!
風が木を切断した瞬間に起こる乱気流にのって、大ジャーンプ!
よし、クジラの高さを若干だけども、越せたわ!
このまま、クジラの背中に乗るわよ!
えいやー!すちゃっと着陸?…着クジラ?ま、まあ、何はともあれ、無事に乗れたわ!
さあ、ここから楽しい楽しいグサシュパターイム!
刺しましょう!切りましょう!笑いましょう!
「クスクス…ふふふふ…あははははっ!あはははははははは!」
狙うはもちろん、首?もしくは、頭ね♪
1回、グサッとさしてみて♪すこーし硬いけどだいじょうーぶ♪
もう1回、そこを刺しましょう♪グルっと爪を回しましょー♪
うーん。刺すのはいまいちね。
それなら切りましょう♪ザクっとシュパッと裂きましょう♪
あーかいお肉がきれーいね♪
よし!この感じで切っていきましょう!
そしたら首を落とすのです!
ザクっとシュパッと何度も同じところを切りましょう♪
切って切って切りましょう♪
「にゃ、にゃぁあ!?」
ってなんか、気付けばクジラがグルグル回っているし、木にぶつかっているのだけど!?
急に衝撃が来たから驚いたのだけど!?
もう。何をそんなに暴れているのかしら?
って、私か。私が原因だったわね。
うーん。でも、振り落とされないように、もっと爪をたててしがみついたらいいんじゃないかしら。
よし、思いついたら即行動!よ。
爪を伸ばしてガシっとね。ぜーったい、離れてやんないんだからね!
って、さらに暴れてないかしら。これ。
ん?あ、伸ばした爪が傷口に刺さってたわ。
…クジラさん、ごめんね?
「フォロロラウェエエ!」
え?ごめんですむか!ですって?
いえ、そこはすませてくださいな。
そもそも、あなた、一応ここのボスなのだし。
そこはどーんと構えて、よし!俺を倒してみろ!くらいの気概でいて欲しいものなのだけど?
うーん。まだまだ元気ねぇ。このクジラ。
どうしましょう。
あ!ここで爪とぎしてみましょうか。
せっかくスキルも手に入ったことだし!…効果は知らないけれど。
まあ、やるだけやってみましょうか!
ガシガシ、ガシガシ。
これで…あれ?とくに変化はないわね。
うーん。
カリッ
あ。掴まってるだけなのに、引っ掻いちゃったわ。
…ん?引っ掻いた?
さっきまではそんなことはなかったのに?
つまり、見た目に変化はないけど、鋭さが上がるスキル、ということかしら?
それなら、うん。この作戦で行きましょー!
まずは爪を伸ばしましてー♪
クジラに突き刺してやりましょう♪
それからお次は揺り動かされる動きに任せてみぎひだりーっと。
さっき、傷つけたところに刺さればなおよし!
もぉっと♪突きさぁされ♪
「フ、フォロロロゥ…。」
あら?もう少しっていうところかしら。
それなら、もう1発!シュパッとな!
「フ、ォ、ロ…。」
ズッシーン
あ。あわわわわっ。
ふぅ。ちょっと!急に落ちないでよ!
って、墜落するのは当たり前ね。
倒したんだし。むしろ、墜落するのを予測出来なかった私が悪いわね。
《キャロル王国
始まりの街ルイスと港町ラトウィッジの中間
ガンマ湿原
ボス 【風乗りの守護者】 ホエールエッジ を
プレイヤー名:チェシャ が撃破しました。》
《それにより、プレイヤー名:チェシャ は
称号【風乗りの守護者を狩るもの】
を手に入れました。》
ふむ。今回は恐れられなかったわね。
良かったわ。お魚を齧ることが出来なくなるところだったもの。
それに、前回とは違って苦戦もしたのよね。
ようやく、命の取り合い感が出てきたわ。
うふふ。時間はかかるけれど、これはこれで楽しかったもの。
これよりも、もっともぉっと楽しい相手が居るなんて…考えるだけでもワクワクするわね♪
次回、港町はおかしな町!?
それでは、これ以降も良き暇つぶしをお送りください。




