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黒猫は港町へ走る!予定だったのです

こんにちこんばんは。

追い込まれていた日々から少しばかり抜け出した仁科紫です。


それでは、良き暇つぶしを。

 あの後、ログアウトした私は昼休憩をし、再びワンダーワールドに戻って来たわ。


 さて、戻ってきたわけなのだけど。何をしようかしら?

 ふぅむ。ここはやはり、一旦、始まりの街に戻ろうかしら?

 そこでお魚を割引きしてもらう代わりの看板猫をして、それから港町、ラトウィッジだったかしら?そこに行くという方向性でいこうかしらね。


 よし、それでは白うさぎの洞穴で…。

 うん?ちょっと待てよ?白うさぎの洞穴…つまり、この穴は実際はともかくとして、設定的には白うさぎが掘ったものなのよね?

 それを猫が利用するというのはどうなのかしら?

 問題はないといえばないのだけれど、そういう問題ではなく、ね?

 私は猫なんだから、どうしても必要ではない限り、使わない方が猫っぽくないかしら?外を走っているイメージの方が強いもの。うんうん。その方がより猫らしいわね!

 よく思いついたわ!私!


 あ、そういえばさっき読んだ本にチリチリ番鳥の肉は美味しいって書いてあったわね。

 ついでに狩って行きましょうか。

 うんうん。すぐに便利なものに頼ってしまいがちだけれど、アイテムを集めるのにも使えるし、ステーt…あ、また、ステータスを確認し忘れていたわ。今のうちにしてしまおうかしら。


 それではステータスオープンっと。


 ーーーーーーーーーーーーーーー

 Name チェシャ

 Animal Lv26

 Species 猫[聴覚障害(微)]

 !〈進化が可能です〉  

 Belongs 闇

 HP 1350

 MP 675

 STR 13

 VIT 13

 INT 13

 MND 13

 DEX 13

 AGI 52

 LUK 7


 AP 56


 Skill

 〈猫跳び Lv8〉〈猫登り Lv6〉

 〈肉球吸収 Lv8〉〈猫爪 Lv8〉〈猫突き Lv6〉

 〈猫まっしぐら Lv5〉〈猫威嚇 Lv1〉

 〈猫の笑み Lv1〉〈肉の鑑定 Lv1〉

 〈魚の鑑定 Lv1〉


 称号

【白うさぎと戯れたもの】

【白うさぎに観察されるもの】

【チリチリ番鳥に恐れられるもの】

【眠りの守護者を狩るもの】

【眠りの守護者に恐れられるもの】


 所持金

 9230ルビ


 ーーーーーーーーーーーーーーー

 進化先

 大型猫

 条件:猫がLv20になる

 体格が大きくなり、レベルアップによるステ振りがSTRとVITのみになる。

 より攻撃的な進化先に進むことが可能になる。


 小型猫

 条件:猫がLv20になる

 体格が小さくなり、レベルアップによるステ振りがINTとMNDのみになる。

 より精神攻撃が可能な進化先に進むことが可能になる


 ※現在は進化しないことを選ぶことも可能です。その場合、現在のレベルの上限はLv50までとなります。

 その後、新しい進化先が出た場合はステータス上昇分を引き継いだ上でそちらを選ぶことは可能ですので、どうぞお考え下さい。


 ーーーーーーーーーーーーーーー

 詳細説明

 〈猫威嚇〉

 取得条件:倒した敵から恐れられる。または、本来なら恐れないはずのボス、またはフィールドボスから恐れられる。

 効果:恐れられた相手より弱い生物から避けられる。

 また、恐れられた相手から再戦を求められることがある。


 〈猫の笑み〉

 取得条件:笑いながら何かをしていたときに称号を手に入れる。

 効果:このスキルを得たときにしていた行動にプラス補正がかかる。


 〈肉の鑑定〉

 取得条件:肉に精通している人から教えてもらう。または、本で学ぶ。

 効果:知りたいと思いながら肉を注視すると、レベルに応じたその肉の情報が得れる。


 〈魚の鑑定〉

 取得条件:魚に精通している人から教えてもらう。または、本で学ぶ。

 効果:知りたいと思いながら魚を注視すると、レベルに応じたその魚の情報が得れる。


【チリチリ番鳥に恐れられるもの】

 取得条件:チリチリ番鳥との戦闘中、チリチリ番鳥に恐れられる。

 効果:チリチリ鳥から襲われにくくなる。


【眠りの守護者を狩るもの】

 取得条件:眠りの守護者を討伐する。

 効果:なし


【眠りの守護者に恐れられるもの】

 取得条件:眠りの守護者との戦闘中、眠りの守護者に恐れられる。

 効果:眠りの守護者より弱い鳥系モンスターに襲われにくくなる。


 ーーーーーーーーーーーーーーー


 よし、ちょっと見ない間に色々と情報が増えたわね。

 確認しましょうか。



 少し見ない間に進化先が出ていたのね。

 全然、気付かなかったわ。…まあ、今回は眠くなっていたし。いつものうっかりではないのよ?ええ、ええ!ないったらないのよ!

 それにしても、もう少し時間がかかるかと思っていたけれど、Lv20で出るのね。少し意外だわ。これなら昨日の段階で進化している人も居るかもね。


 それにしても、いつの間にか進化先が出ていたり、レベルアップしていたりするのはどうしてかしら?

 普通は表示されるはずだもの。えっと、設定は、っと。

 …いつの間にかレベルアップ関係のログは全部出ないように設定してしまっているわね。

 そういえば、戦闘中に操作したような気がしないでもないわ。…これは、うっかりね。否定できないうっかりをしていたわ!?


 うぅ。また、今回も私のうっかりなのね。これは反省しないと…。

 だって、戦闘中って楽しすぎてトリップするというか、ね?

 …うん。まあ、これからは気をつけるわ。…出来るかはさておき。


 進化先…出ているけど、大型化も、小型化も要らないわね。小型化はちょっといい気もするけど、まだこのサイズでいいわ。移動がしにくそうだもの。却下ね。

 もし小型化するなら、元のサイズに戻れる方法を見つけてから?いえ、どうせなら小型化するスキルでもあれば取るために頑張るのだけど。…そう簡単には行かないでしょうね。


 それはそうと、恐れられるものの称号、要らないわね。

 みんなもそう思わないかしら?

 だって、敵を狩りたいのに狩れないような称号なんて必要ないでしょう?

 あら?でも、一応、チリチリ番鳥とは戦え…ない気がするわね。

 なぜって?いえ、単純な話、あのフクロウよりは弱そうじゃない?アイツ。

 うーん。お肉は食べたかったけど、こればかりは仕方がないかしら。

 いえ、再戦の申し込みがあるかもしれないものね。

 それを期待しましょう。



 さて、考え事が長くなってしまったけれど、そろそろ移動しましょうか。

 今は午後1時を過ぎたところね。ふむ。ここから走って行くとすると、戦闘なしなら30分かからないくらいね。

 それなら…走ろうかしら。全力で。

 一度、どれくらい速く走れるのか知りたいじゃない。

 うーん。でも、途中でトリップしちゃったら分からないわね。自分が何をしでかすかなんて、さっぱりだもの。

 まあ、それならそれで良いとしておくわ。

 よし、もうここから走ちゃおうかしら。

 それではー始まりの街までレッツラゴー!



「今、何か通りませんでしたか?」

「あ?いや、そんなことはなかったぞ。」

「ん?そうだね。たぶん、黒い…猫が通ったかな。」

「よく見えたねぇ。」


 さっき、誰かとすれ違ったかしら?

 …何か聞こえた気がしたけど、気のせいよね?



 □■□■□■□■


 はい!シュバッと着きました。始まりの街、ルイス!

 只今のタイムは…18分54秒です!

 あ、あれ?何事もなければ15分くらいのはず。

 だって、街の間は人が歩いて1時間くらいに設定されていると公式サイトに掲載されていたわ!…もしかしたら、もっとかかるかもしれないけれど。

 それはさておき、えーっと、何が時間がかかったのかしら?

 木と木を某忍者みたいに跳び回っていたこと?それとも、跳ぶのが楽しすぎて、全然関係のない木にまで跳んでみていたこと?それとも、ついうっかり、怖がって逃げているチリチリ鳥を追いかけ回したこと?…あ、初め以外の2つの理由ね。なんで、こんなことしたのだったかしら…。


 つい、楽しくて、ね。


 あーあー!もう!加減なんて忘れるの!私は楽しいと思ったことをしただけなの!

 誰もいない、いなかったはず!気にしなくても大丈夫!よし!問題なし!

 あはは…トリップすると、そこから戻ってきた理性がそのときに起きたことの理解を拒むのよね。本当に、理性なんて捨ててしまいたい。


 さて、お魚屋さn…サーモン亭?に行こうかしら。

 ・

 ・

 ・

 着きました!サーモン店!サーモン亭ではなかったわ!

 うん。相変わらず怖いクマさんね。

 よし。今ならバードンさんに話しかけれそうね。


「にゃ!」

「お、あのときの黒猫か。2日ぶりだな。」


 あ、そういえば、こちらではバードンさんに出会ってから2日経ったことになるのかしら?


「にゃ。」

「それで、今日も焼きラウトを買いに来てくれたのか?」

「にゃ。」

「そうか。そいつは嬉しいな。ついでに客寄せもしていってくれると助かる。前に言った通り、その分値引きしておく。」

「にゃ!」


 もともとそのつもりだもの。何ら問題はないわ!…いえ、見られるという問題はあるのだけど。


「そうか。それならインベントリを出してくれ。今回は20ベルにしておく。」

「にゃ?」

「ああ。問題はない。そいつの仕入れ値は実質0に近いからな。」


 ええ!そんなに安く!?っと思えば、そういうことなのね。それならば良かったわ。

 それじゃあ、遠慮なく頂こうかしら。


「にゃ!」

「少し待ってくれ。皿と一緒に出す。」


 お皿と一緒に出してくれるのね。

 前のは串刺しにされたものだったから、少し食べにくかったのよ。ありがたいわ。


「ほらよ。」

「にゃ〜ん♪」


 むしゃむしゃ。


 うん。やっぱりこの味よね!ホント、最っ高!

 これの為になら、客寄せくらいよゆーよ!


 美味しい焼きラウトですよ〜!皆さん、一度は食べてみてくださいな!

 絶対に病みつきになりますよ!

 …声には出さないけど。その分、美味しそうに食べる!



 これが終わったら次は港町に向かって出発ね!


次回、戦闘回!上手く書けてるといいなぁ。


チェシャ「もう書いた後でしょう!願望を書かないでよねっ!」


それでは、これ以降も良き暇つぶしをお送りください。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 気になる事を見つけると目的そっちのけで向かってしまうのは、ネコならですよ。 [気になる点] 白うさぎの観察日記なんて本が売られてたりして♪ [一言] 鹿狩りですか?熊退治ですか?それともシ…
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