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黒猫は図書館へ行くことを悩みませんでした

こんにちこんばんは。

感想に続きは書くよ!っとか言いながら、今書いてるところであれ?この続きどうしよう。とかなってる仁科紫です。

今回は諸々の確認から入ります。

それでは、よき暇つぶしを。

「ふぁ。おはようございます…。」


 今は午前8時。私は何に起こされる訳でもなく、自然と目が覚めた。が、解せぬ。

 私はゲームをするためにアラームをかけていたはずなのだけど。

 …7時に。なぜ鳴らなかったのかしら?


 あ、鳴らなかった訳ではないわね。ちゃんとアラームを消していたみたいだもの。

 …無意識って怖いわね。

 さあ、朝ご飯を食べて、顔を洗ってしまいましょう!

 今日は知恵の街からスタートだもの!ワクワクするわ!

 知恵の街というくらいだから、図書館とかあるのかしら?




 □■□■□■□■


 ログインしました!


 意外と人が居ないわね。…プレイヤーがまだそんなに来ていないのかしら?

 昨日は周りを見ていなかったけれど、街の半分くらいをしめている、二階か三階建ての立派な建物があるわね。


 …あそこに行くのも良いけれど。満腹度がそろそろまずいかもしれないわ。

 お魚はあと一つあるけれど、他に何ももっt…あら?よくよく考えたら、最初にお金を持っていたんだもの。他にも何か持っているかもしれないわ。

 …いえ、持っていたわね。焼きラウトを買ったときにチラッと見た気がするわ。

 それでは!インベントリ、オープン!


 携帯食料×10 HP回復薬(初)×10 ネズミの皮×51 

 ネズミの肉×75 ネズミの尾×27 焼きラウト×1 

 チリチリ鳥の肉×10 チリチリ鳥の羽根×12 

 チリチリ鳥の尾羽×3 眠りの守護者の羽根×3

 眠りの守護者の尾羽×1  眠りの守護者の目×1

 睡眠粉×4


 ふむ。敵を倒すと素材が手に入っていたのね。気付かなかったわ。あまりに切るのが楽しすぎたんだもの。そんなことに構っていられなかったのよ。

 だから、これは仕方がないことね!ええ、ええ!断じてうっかりではないのよ?…言い訳してる時点でアウトかしら?

 それにしても、素材って売れるのかしら?売れるとしても、場所が分からないわね…。

 …この画面を見てから気になっていたのだけれど、ネズミの肉って美味しいのかしら?イメージ的に臭みが有りそうなのだけど…。


 んー。色々と気になるけれど、誰かに聞くか、調べれば良いだけの話なのよね。

 でも、プレイヤーに話しかけようにも、猫語(笑)が通じないと意味が無いのよね。それに、現地人に聞くのはお仕事中の人が多いから迷惑だと思うのよね。…これは消去法的に図書館のような場所を探すしかなさそうね。

 猫のすることかと聞かれると微妙…いえ、しないことだけど。…別にいいでしょ?本は好きなのよ。個人的にも図書館へは行きたいわね。


 あ、満腹度がピンチなんだったわ。携帯食料を食べればいいのよね。きっと。

 インベントリから一つ出してっと、ふむ。8センチくらいの直方体の固形物?かしら。食べるとモサモサとして喉が渇きそうね。

 うん。不味くはないけど、進んで食べたくはないわね。

 これなら、焼きラウトを食べれば良かったわ。



 とりあえず、あの大きい建物に近づいてみましょうか。多分、図書館だと思うのよね。

 ・

 ・

 ・


 さて着いたけれど、ここはやっぱり図書館のようね。ちゃんと看板に書いてあるもの。

 ーーーーーーーーーー

 Dodoson Library City


 営業時間 一日中


 館長 ハイル・ドドソン


 ーーーーーーーーーー


 うん。これはこの中が町のようになっていそうな予感ね。

 よし、入ってみましょうか!

 …ここも猫とか犬とかの動物用の扉があるのね。

 隣に大きい両開きの扉が開きっぱなしになっているのだから、いらないと思うのだけど…。

 まあ、いいわね。気にすることではないわ。

 さて、中はどうなっているのかしら!

 ・

 ・

 ・

 うわぁ!

 これは素晴らしいわね!

 入ってすぐそこは廊下になっていたけれど、そこから中の巨大な空間を見(・)下(・)ろ(・)す(・)ことが出来たわ。

 そう。普通ならおかしい光景ね。でも、入ったそこは二階のようだったわ。

 しかも、その巨大な空間はどこを見ても本だらけ!

 壁を見ても本が並べられ、真ん中に向けて本棚が放射状に並んでいるのね。

 …沢山あり過ぎて、さがし物を見つけられるかが不安になるくらいね。あ、でも司書さんに見つけてもらえば…私、猫だったわね。猫語(笑)は通じるかしら?

 空いた空間には机や椅子が置かれているわ。

 そこには学者のような人が何かを熱心に調べていたり、親子連れできているのか、小さな子どもが絵本を女性に読んでもらっていたりしているわね。


 さて、ここからどう降りたらあそこに行けるのかしら?

 んー?まあ、とりあえず、1周してみますか!

 ・

 ・

 ・


 〜30分後〜

 1周しようとしたのだけど。…どれだけ広いのよ!ここは!

 そう。私はまだ半周しかできていないのよ。

 その間に、食べ物屋さんが並ぶコーナーだとか、小さい子が遊ぶ、遊具コーナーだとかは見つけたけれどね?

 流石、シティと名がつくだけはあるわね。

 ここで一日が過ごせるようにしてあるのね。

 まるでショッピングモールの買い物スペースをほぼ全て図書館のスペースに変えたみたいな施設ね。


 それで、すごく嬉しいお知らせと残念なお知らせがあるのだけど。

 まずは、嬉しいお知らせよ。下に行く階段と上に行く階段を見つけたわ。

 そして、悲しいお知らせは…実は入口の横にも階段があるっていう看板を見つけたことよ。

 …私の目は節穴かしら?いえ、きっと後ろを見なかったことが悪かったのよね。うんうん。ただ単に見ていなかっただけよ。別に節穴では…いえ。まあ、こういうことを灯台もと暗しというのだから、決して私の目は節穴ではないのよ!


 そんなことより、降りましょうか。目的のものまでもう少しよ!

 ・

 ・

 ・

 はい。着いたわ。

 通路から見ていても凄かったけれど、中に入るともっと凄いわね!

 あ。通路からよくわからなかったけれど、上への階段をのぼっても、本のあるエリアには出れたのね。そこにも機会があれば行ってみたいわね。どんな本があるか、知らないもの。あ、司書さんに聞いてみればいいのよね。


 さて、とりあえず何を調べるのかを決めましょう。

 やはり、ワンダーワールドの国の分布と地域ごとの特色。あとは、モンスターの肉は食べれるのか否か。ってところかしら?

 あとは、気になる本があれば読もうかしらね。

 それじゃあ、司書さんに話しかけようかしら。

 あの黒髪のキリッとした女の人なら話しかけことが出来そうね。

 …一度、机の上に乗るべきかしら。気付いて貰えない気がするわ。

 お行儀が悪いけれど、仕方がないわよね?

 ヒョイっと乗って…


「あら?黒猫さんですか。

 本日は図書都市ドドソンをご利用頂き、誠にありがとうございます。

 失礼ながら、お客様のご利用は今回が初めてのようですが、この図書館のご利用方法の説明はお必要でしょうか?」

「にゃ。」


 全く動じずに話し始めたわね…。まあ、ここは説明してもらいましょう!


「それでは、僭越ながら私(わたくし)、司書のラリエルがこの図書館の利用時における注意点、また、私たち、司書の役割をご説明いたします。」

「にゃ。」

「まずは、ご利用時の注意ですが、この図書館では本の貸出は受け付けておりません。貴重な本も多く、管理が難しいためです。ご了承ください。

 また、ここで本を読む場合は1500ルビを頂いております。一度登録さえしてしまえば、以降は払う必要はございません。

 払わない場合、本のタイトルを閲覧することは可能ですが、中を見ることは出来ませんのでご注意ください。

 頂いたルビは当館の維持費や、本の収集に使われます。

 また、静かな空間が欲しい方には、そういったお部屋が当館二階、入口のあるフロアの南側にあります。

 最後に、本を外に持ち出そうとした場合ですが、当館の入口を出た瞬間にアラームがなり、すぐさま兵隊が駆けつけます。また、その場で本は消えてしまいますので、持ち出そうとすることに意味は無いと思ってください。

 ここまではいいですか?」

「にゃ!」


 ふむふむ。ここでは貸出はなしで、入場は無料。本を読む時は初めだけ1500ルビ必要と。なるほどね。それで、私がまだ行っていない方の通路に静かな部屋があるのね。で、本は持ち出せないようになってるっと。


「それでは次に司書の役割ですが、司書はご利用者の皆様にこういったご説明を致します。

 また、本の場所の案内も致しますのでいつでもお声がけ下さい。これで、説明を終了致しますが、何か質問等はございますでしょうか?」

「にゃ。」


 うんうん。とっても丁寧な対応だったわね。説明がスラスラと出てきてビックリしたわ!

 質問ねぇ…。あ!さっき、三階には何があるのか、気になっていたわ!それを聞いてみましょう。


「にゃんにゃにゃにゃにゃ、にゃにゃにゃーにゃ?」

「三階は魔導書コーナーとなっております。ただし、そのコーナーには魔法の理論が中心に置かれており、初心者向けではございませんのでご了承ください。

 もし、初心者向けのものが必要でしたら、一度は魔法学園都市に向かうことをオススメ致します。そちらでは、簡単な魔法についてならば有料ですが、すぐに教えてくれることでしょう。」


 おおー!魔導書!なんて素敵な響きなんでしょう!

 …魔法学園都市なんてあるのね。ふむ。調べ物を終えてから向かう候補の一つにしておきましょうか。


「それ以外の質問はございますでしょうか。」

「にゃん。」

「それでは、今日はここで本を読まれますか?」

「にゃ。」


 うん。特に質問は他にはないわね。

 さて、もちろん本を読むのだけど。でも、どうやってお金を払えばいいのかしら?

 …また、インベントリかしらね?


「では、1500ルビとなります。インベントリをお開けください。」

「にゃ。」

「はい。手続きを致します。少々、そのままでお待ちください。」


 おおー!透明なパネルで何かの操作をしているわね。

 ちょっと、近未来っぽいかも!


「もうインベントリは閉じてくださって構いません。

 手続きは完了しました。以降、ここで好きなだけ本を読むことができます。

 他に何かご要件はございますでしょうか?」


 あ、感動して忘れないうちに聞いておかないと。


「にゃ!にゃんにゃにゃにゃ!」

「ああ、本をお探しですね。どのような本をお探しですか?」

「にゃにゃにゃにゃんにゃ、にゃにゃにゃにゃ。」

「ふむ。国の分布と特色についてですか。それならば、北の方向にある棚K-10にあります。」


 ふむ。棚のある方角と名前で教えてくれるのね。

 国については北でK-10っと。

 あ、忘れないうちにお肉のことについて書いてある本も聞いておかないとね。


「にゃ!にゃにゃにゃにゃ。」

「あとは食べれる肉についでですか。それは南西の方向にある棚C-5にあります。」

「にゃ!にゃにゃにゃにゃぁ!」

「いえ。仕事ですから。」


 ふむふむ。食べれる肉は南西でC-5ね!

 それにしても、ラリエルさんはできる女性って感じで素敵ねぇ。


次回、黒猫は本を読む。…途中になったけど。


それでは、これ以降も良き暇つぶしをお送りください。

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