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ようやくステータスの確認ができたようです

こんにちこんばんは。

チェシャの視点で書いているために、周りの描写が疎かになるのが最近の悩みだったりする仁科紫です。


今回はレンと別れた後からの話になります。

また、最後あたりに主人公が若干おかしくなっておりますが、ご了承ください。

それでは、良き暇つぶしを。

 あの後、レン…もう、アイツでいいわね。名前で呼ぶのもめんどい…。

 アイツに散々モフられた後、アイツは約束の時間が迫ってきていたのか、大慌てで去っていったわ。…今度会ったらまた撫でさせてね。とかふざけたことを宣いやがりながら。


 あははは。誰が、触らせてやるかっての!

 ふざけやがるな。残念イケメン!

 今回はお礼だと思って我慢してやったのよ!もう少し、女心?を理解してから出直してこいやっ!


 はぁ、はぁ。はぁー…。無駄に体力を使ったわね…。

 確かに撫でられるのは、認めたくはないけど、その、ね?気持ちよかったわよ。ええ、ええ!気持ちよかったのは仕方がないから認めるとするわ。でもね、いくらなんでも、加減ってものがあると思うの!なんでクタクタになるまで撫でられないといけないのよ!

 あ、でも、よく考えると、それは猫として見てもらえてるのと同じ意味?ある意味問題はなかった…?でも、私は人間。いや、でもここでは猫…。


 うーん。悩ましい。猫としてはオールオッケー。人間としては微妙な気分。女としては…良いようにされて腹が立ってる、って感じかしら…?今まで気にしなさすぎて分かりにくいけど、一般常識的に考えたら、きっとそんな感じのはず。

 うん。まあ、深く考えても、ね。よく分からないし、自分から思考の迷路に入りに行くなんて馬鹿らしいもの。やめよ。やめ。


 そういえば、目先の事ばかりしていて、忘れていたのだけど。まだ、ステータスすら見てないのよね。私。時計塔を登頂するまでに何回かログが出てたから、何かスキルを覚えてると思うのよ。

 操作方法は確か、ステータスオープンって言うか、思念操作?だったかしら。やりたいことを強く思い浮かべれば良かったはずね。

 早速やって見ましょう。ステータスオープンっと。


 ーーーーーーーーーーーーーーー

 Name チェシャ

 Animal Lv2

 Species 猫[聴覚障害(微)]   

 Belongs 闇

 HP 150

 MP 75

 STR 1

 VIT 1

 INT 1

 MND 1

 DEX 1

 AGI 1

 LUK 1


 AP 3


 Skill

 〈猫跳び Lv3〉〈猫登り Lv2〉〈肉球吸収 Lv5〉


 称号

【白うさぎと戯れたもの】

【白うさぎに観察されるもの】


 所持金

 5000ルビ


 ーーーーーーーーーーーーーーー

 詳細説明

 〈猫跳び〉

 取得条件:猫らしい跳び方を理解した。

 効果:より猫らしく跳べるようになる。

 ふざけた名前ではあるが割りと有能。猫のスキルは基本的にこういった名前になっている。スキルが進化するまでは我慢してくれ。

 因みに、一番最初に取得したスキルにこの文は記載される。


 〈猫登り〉

 取得条件:猫らしく高い所に登った。

 効果:登りにくい場所でも足場を見つけることができる。

 より落ちにくい体勢になれる。


 〈肉球吸収〉

 取得条件:高所から落ちたときに衝撃を和らげるような体勢に何度かなった。

 効果:高所から落下してもダメージを受けにくい体勢になれる。

 また、背中から落下しても肉球が先に地面に着いていれば、衝撃が吸収され、ダメージが軽減される。


【白うさぎと戯れたもの】

 取得条件:6匹いる白うさぎのうちのどの個体かと話しているときに、白うさぎが張った罠に嵌り、白うさぎを楽しませる。

 効果:ワンダーワールドの住民の好感度が上がる。


【白うさぎに観察されるもの】

 取得条件:6匹いる白うさぎのうちのどの個体からか、気に入られる。

 効果:もしかしたら、キミのピンチにボクが駆けつけるかもね!



 ーーーーーーーーーーーーーーー


 これが、私の現在のステータスのようね…。


 確

 認

 中

 ・

 ・

 ・


 はい!確認終わりました!


 うふふふ。さぁ、どこからつっこんでやろうかしら!?

 いえ、落ち着くのよ。チェシャ。と、思ったけれど、やっぱりこれは無理ね。仕方がないわ。ここはつっこむことで落ち着きましょう。

 だって、明らかにおかしいでしょう?猫党とまともな人が衝突したっぽい説明文はあるし、ラビと別れるときに取得したらしい称号はツッコミどころ満載だし。もう、上から順番につっこんでいってやるわ!


 まずはスキル名!と、言いたいところだけど、ね?それは他のを見ると大分と存在感というか、ツッコミたい気持ちというか…。そういうのが薄れたのよね。うん。


 まあ、だから、放置するとして、なんでまともな人が書いたっぽい解説文があるのかしら!?いえ、猫派が書くともっと酷いためなのでしょうけどね?もっと他に書きようはあったと思うの。

 例えば、猫党の激しい主張により、スキル名に猫を関連付けることに決まってしまいました。スキルの進化後は猫に関連する名前ではなくなりますので、ご了承ください。とかね?

 だって、このままだと、ふざけた名前だと運営が思っているのに決めたってことに…いえ、一部は確かに思ってるのよね。

 ふむ。もしかしたら、猫党の主張によって会議を重ねに重ねたのかもしれないわね。それで疲れた結果、八つ当たりのようにこの説明文を書いた、と。ふむ。ありうる。

 何せ、ラビが愚痴りたくなるほどのようだし。疲労を感じないはずのAIが、愚痴を言うほどなのであれば、生身の人間なんてとても耐えられるわけがないでしょうし…。ワー。運営ッテタイヘンネー。まあ、私には関係ないけど。


 よし、次行きましょう。次!

 次は、称号、戯れたものの取得条件よ!

 えっ!白うさぎって6匹もいたのね!って、そっちじゃなくて、白うさぎが張った罠に嵌り、白うさぎを楽しませる。の方よ!

 やっぱり、ラビが罠を張ってたんじゃない!しかも、それを楽しんでやがったのね!なんて白うさぎなのかしら!!


 ラビは純粋な子だと思ってたのに…。まさか、お腹が真っ黒だったなんて…。本当にショックよ…。

 本当に、本当に…なんで私はラビが真っ黒だったことに気付かなかったのかしら!!

 あ、でもいつものことね。うん。人の考えてることがわからないのは。それに、ラビって人間じゃなくてAIじゃない。

 わからなくて当然ね。うんうん。何も問題はなかった!良かった。良かった。って、そうじゃなーい!問題なのは、ラビが腹黒だったことの方でしょうが!

 きっと、この様子も見ているのでしょうね。それで、今頃気付いたんだって、ちょっとバカにしながら驚いたフリでもしているのよ。どうせ。

 …まあ、悪い子じゃないから、いいんだけどね。


 さあ、最後のツッコミどころといきましょうか。

 もちろん、称号、観察されるものの効果よ!

 なんで明らかにラビが書いたっぽい説明なのかしら!しかも、『もしかしたら』とか、『かもね』とか、曖昧すぎないかしら!?いえ、分からなくはないのよ。言いたいことは、ね?当てにするなってことなんでしょうけどね?でもね?称号の効果なんだから、白黒はっきりさせなさいよ!

 というか、はっきりさせないにしろ、もっと他に書きようはあったと思うのよ。私。

 だって、このままだと私の中で、称号はスキルより効果がはっきりしないものっていう認識になりそうなのよね…。



 ふぅ。ツッコミどころを全部、つっこんで少しスッキリしたわ。

 それにしても、初ログインなのに大分と疲れてしまったわ…。精神的にね…。

 うーん。これからどうしようかしら。鬱憤晴らしに狩りに行くのも良さげなのよね。時間的にも、行けそうかしら?

 法律によって一回のログイン時間は6時間までって決まってるおかげで、6時間で自動的にログアウトするように設定されてるのよね。で、今は5時間経ったあたり。うん。行けそうね。


 それでは、狩りにレッツゴー!




 □■□■□■□■



 はい!やって参りました。南の平原!

 おおー!ここのモンスターはグレーのネズミなのね。でも、皆で攻撃しやすいようにか、人くらいのサイズなのね。

 ふむ。少し怖い気もするけど、あれなら殴ろうが、引っ掻こうが何をしてもいい、と。つまり、今日の鬱憤を全てぶつけても、何も問題はないということよね!

 あ、でも、周りは把握しておかないとね。迷惑をかけると、我に返ったときにしばらくログインできなくなってしまうもの。


 あら?今、気付いたのだけど、人が少し減ったかしら。

 そういえば、開始時間は土曜日の午後1時で、今はもう夜の6時ね。昼間はいた学生さんとかが、晩ご飯を食べにログアウトしに行ったのでしょうね。


 それはそうと、うん。よし、あまり人がいなさそうなところに行きましょうか!

 えーっと、お、あそこは人がいなさそうね。よし、あそこに行きましょう!

 ・

 ・

 ・

 さ、移動終了っと。それじゃあ、まずは爪で引っ掻いてみましょうか。えーっと?猫は普段、爪を引っ込めているのよね。で、それを伸ばして引っ掻く、と。


 よし、まずは念じてみましょうかしら。爪よ、伸びよ〜。

 うーん。伸びないわね…。

 それじゃあ、次は自分の指をグーからパーにするみたいにして、と。お、おお?おー!伸びたわ!


 これで、ネズミを見つけてっと。

 とりあえず、近くにいるアレでいいわね。近づいていって…。どこに引っ掻けば良いのかしら?

 ま、まあ、背中に乗って、後ろから喉辺りに向けて爪を刺してみればいいわよね。うん。よし、まずは登ってっと。


 あれ?このネズミ警戒心なさすぎじゃないかしら?身動ぎはしたのに、そのまま草を食べ始めてしまったわ。そんなに美味しいのかしら?この草。


 それはそうと刺しましょうか。グサッとね。おお?意外にこの爪って鋭いのね。すっとはいったわ!

 それに、ようやく命の危機を感じたのかしら?ネズミが暴れ始めたわね。こら、バタバタしないでよ!傷が大きくn…あ、倒せた…って、あわわわ!…倒したら消えるのを忘れてたわ。


 あ、因みに着地は成功よ。〈肉球吸収〉のおかげかしら?まあ、何はともあれ、とりあえずこれで倒せそうね。

 でも、効率が悪いわね…。イメージ的には、飛び乗る。喉を突き刺して切る。次に跳ぶ。こんな感じかしら。

 それじゃあ、もっと素早く倒して、鬱憤を晴らすのよ!


 ・

 ・

 ・


 〜10分後〜

 ふふふ。コツを掴んできたわ。クスクス。

 柔らかいお肉をサクッと切れば、クパッとまぁっかなお口が開くの!

 たーのしーなぁ♪ふふふ。あはははっ!

 シュパッと切って♪ザクっと切って♪お次はどーちら♪


「ふーん♪ふっふ、ふーん♪

 クスクス。うふふふふ。あはっ!あはははは!」



 ・

 ・

 ・



 〜40分後〜


「あはははははは!ふふふふ。クス、クス…」


 あら?もうそろそろ時間ね。残念だけど。一旦ログアウトしないと。ちょっとだけ伸びをしてからにしておきましょうか。猫っぽくね?


「にゃーお。」


 っと、さあ、ログアウト。ログアウトっと。



次回、掲示板回。チェシャの目撃証言多数。


それでは、これ以降も良き暇つぶしをお送りください。

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