狂い猫は今日も大暴走しているようです
こんにちこんばんは。
仁科紫と申します。
投稿も執筆も初めてのことですので、世界観がビミョーかもしれません。
なにせ、余計なことを考える暇をこの作品を考える時間に費やしているものでして。
自信をもって面白いと言えないんです。
ですので、お暇な方はいつまで続くかは不明ですが、暇つぶし程度に見てってくださいな。
私は今日も今日とてゴロニャンと日向ぼっこをしていた。
本日は雨も降らず、日当たりもよく、大変素晴らしい絶好のゴロゴロ日和である。
やっぱりここの屋根の上は最高なのです。
あー今なら猫の気持ちがとてもよくわかるわー。
私、来世あたりで猫になったりしないかしら。
なったところで今を生きる私には関係ないけれど。
それはそうとこんにちこんばんは。
立派なダラけ猫とかしている私、チェシャと申します。
誰に挨拶しているのかときかれると困るところではあるけれども、ほら、とりあえず、最初が肝心ってよくいうじゃない。
私の物語を読んでくれるかもしれないんだからちょっとぐらいメタi…んんっ、目新しいことを考えてみたくなってもいいんじゃないかなって思っただけよ。
それはそうと、めっちゃくちゃ気持ち〜わ〜。
明日も晴れないかしら。
現実ではもう30後半のアラフォー(だったかしら?)になったおばさんだから、動くのも面倒なのよね。
あ、もちろんちゃんと体型維持くらいはしてるわよ?
あの醜いぶにぶにがお腹周りに少しつくのはもう諦めてしまったけれども…。
「チェシャさーん。どこですかー!おかしいなぁ。今日はこの辺にいると思ったんだけどなぁ。」
むぅ?どうでもいいことを考えていたら今日もあいつが来たみたいだわ。
私なんかに構うなんてよっぽど暇なのかしら。
忙しいはずなんだけどねぇ。
ま、あいつのことなんてーどーでもいーけどね〜。
私にはあいつより今の日差しが大事なのです。
「ああ、やっぱりここにいた。こんにちは。チェシャさん。今日も綺麗な毛並みだね。」
何を言いに来たかと思えば、なんだか、当たり前のことを言われたわ。毛並みを綺麗にするのはレディの嗜みよ。綺麗なのは普通よ。ふ・つ・う!…システム的に維持されてるだけだけど。べ、別にいいじゃない!少しくらい見栄張ったって…。
まあ、返事くらいはしてあげなくもないかしら。返事と言いつつ鳴き声だけれど。
「にゃ。にゃあぁん。」
「君にとっては当然か。ごめんね?それはそうと、たまには普通に話してくれてもいいんだよ?」
むっ。相変わらずなんで思っていることがわかるのかしら。態度に出ているのかしら?でも、他のプレイヤーには通じないのよねぇ。ここの住民には伝わるようだけど。
イケメンはスペックも高いって言うけど、こういう所を見るとホントなのかもね。
って、普通に話せって?お断りよ。私は自分のしたいことだけをしたくて猫になったんだもの。それに、人と話すのは面倒なのよねぇ。っていうことで、却下よ!却下!
「にゃっ!」
「却下かぁ。残念だけど、気が向いたら話してよ。」
「にゃ。」
「ありがとう。」
本当に、なんで通じてるのかしら…。
それはそうとして、コイツの紹介を忘れてたわね。
コイツはレン。上位ギルドのギルマスでほぼゲームに入り浸っている廃人のクセに私なんかに構う変わり者。このゲームをしていて唯一完全に私の話したことが通じた相手よ。そして金髪碧眼の王子様系イケメンでもある。
何をしてもたいていかっこよく決まっているから、いつもワーイケメンッテスゴイネーって思っているわ。もちろんカタコトで、よ?
え?おばさん=イケメン大好きーじゃないのかって?さすがにそれは無いわ!そもそも恋愛歴0年どころか0日の私には無関係でしかないわね。
まあ、それはおいておくとして、なんでわざわざここまで来たのかしら、レンは。いつものお散歩だってする予定だから、そのときでもいいと思うのだけど…。
「にゃ、にゃにゃにゃぁ?」
「何の用かって?そりゃあ、もちろん!モフらせてもらうために決まってるよね!」
「にゃぁっ!」
「なぜって?当然じゃないか。こうしてわざわざ君を探す理由なんてそれ以外にはないよ!丁度暇になったからね!さあ、諦めて僕に投降するんだ!そしたら、狩りに付き合ってもらう予定はなしにするからさ!」
「にゃにゃにゃにゃあっ!」
「えっ?そんな約束した覚えはないって?当然じゃないか。今言ったんだから。それにチェシャさんは基本的にソロなんだし暇かなーと思ってね。」
こいつっ!私が言うのもなんだけど、自分勝手すぎないかしら!気が向いたときしか触らせる気は無いのよ!今は気が向いてないもの。
ぜぇーったいっ!いーやーよ!
それなら狩りってことになるんだろうけど、それもお断りね!
私はこのゲームの中では自分の感じるがままに生きるって決めてるんだもの!
今はそんな気分ではないわ!
というわけで、三十六計逃げるに如かずっよ!
「にゃんっ!」
「あっ!?ちょっと、待ってよ!」
「にゃぁにゃ!」
「さすが、猫、はっやいなぁ…。」
こうして私は斜めになった、人族にとっては走りにくそうな屋根の上を駆け出した。
ふふふーん。この速さには追いつけないでしょう。そうでしょう。そうでしょうね。さすがに追いつかれたr…。
「ほんと、速いね。チェシャさんは。」
「にゃっ!!」
「咄嗟に驚いてもそれでも素に戻らないんだね。ロールプレイガチ勢はすごいなぁ。」
いや、今のは素だったり…なんてしないわよ?しないんだからね!それはそうと、すごいのはレンよ!なんで人族のレンが猫に追いつけるわけ?!
まさか、2つ目の屋根を跳び越えたあたりで追いつかれるとは思っていなかったわ!
相変わらずおかしいプレイヤースキルとレベルなんでしょうね!
「そりゃあ、だてにゲーム廃人してないからね。」
「!?」
ついには心の中まで読まれましたか!?
「いや、別に読んでないけど。感情表現が豊かだからねぇ。チェシャさんは。そこが可愛いんだけど。」
「に、にゃぁ!」
「本当に可愛いと思うんだけどなぁ。自覚ないんだよなぁ。(ボソボソ」
あー!あー!きーこーえーなーいー!
私だって知ってるわ!読み合いとかに向いていない単純な(=可愛らしい)性格だってことくらい!だから敏捷特化なんてものによく考えずに決めちゃったんだし!それなのに追いつけるレンがおかしいのよ!
もういいわ!このまま今日は追いかけっこをしてあげる!そういう気分になったんだもの!それならそれで楽しんであげるわ!とりあえず、街中ぐるっと1周コースね!後のことは後で決めましょう!
ほら、おーにさんこーちら!てーのなーるほーうへ!
「クスクス…うふふふふ…あはははは!」
「あっ、スイッチ入っちゃったか…。しばらく追いかけっこしないと途中で止めたらあとが怖いしなぁ。仕方がない。体力の続く限り追いかけるか。」
「あはははは!あはははは!」
こうして今日も好き勝手する日常が始まるのである。
□■□■□■□■
この日ののゲーム内総合掲示板では…
1)名無しの冒険者
ここはゲーム内総合掲示板です。
自由に思ったことや見つけたこと、質問などを話しあいましょう。
ただし、より深い話をしたい場合は他の掲示板に行くようにしましょう。
また、他者をおとしめる発言や、荒らすような発言はしないで下さい。
最悪、スレごと消されますので、よろしくお願いします。
あと、ここの運営さんは大変優秀なので問題行為をすると、すぐに対応されます。
するだけ無駄なのでやめてください。
前スレ http/■■■■■.●●●
次スレは980のかた、よろしくお願いします。
↓それでは、どうぞ。楽しい歓談を。
2)名無しの冒険者
>1 スレ立て乙
3)名無しの冒険者
>1 おつ〜
・
・
・
123)名無しの冒険者
>121 ホントそれなww
124)名無しの冒険者
あ、あのー今日始めたばかりなんですけど、質問いいですか?
125)名無しの冒険者
おう。いいぞ
126)名無しの冒険者
あら、新規さんね。どうかしたの?
127)名無しの冒険者
あ、ありがとうございます!
なんか、さっき、笑いながら屋根を走り回る猫とそれを追いかける金髪の男の人を見かけたんですけど、あれは何だったんでしょうか?
128)名無しの冒険者
oh(´・ω・`)...
129)名無しの冒険者
(-_-;)ハァ…
130)名無しの冒険者
ああ…( ̄▽ ̄;)
131)名無しの冒険者
今日もやってんのか…
132)名無しの冒険者
今日も元気だね...( = =)
133)名無しの冒険者
そうですね…って、あの人まだ仕事終わってないはずなのに…
抜け出しやがりましたね(#^ω^)
>127 ご報告ありがとうございます。
どこで目撃されましたか?
134)名無しの冒険者
えーっと、初めの街、ルイスの北門側から西門に向けて屋根を走っていきましたけど…
135)名無しの冒険者
>134 ありがとうございます!
それでは私は急いで追いかけねばなりませんので!
136)名無しの冒険者
あー、ALICEのサブマスがいたのか…( ̄▽ ̄;)
137)名無しの冒険者
あそこも大変よね
138)名無しの冒険者
自由人が多すぎるからね…( ̄▽ ̄;)
139)名無しの冒険者
ホント、苦労人だよなぁ
姫騎士さんも
140)名無しの冒険者
まあ、雷神も悪いやつじゃないんだがな…
141)名無しの冒険者
狂い猫さんが絡むとね…
142)名無しの冒険者
それに関しては何も言えねーわw
143)名無しの冒険者
えっと、どういうことでしょうか?
144)名無しの冒険者
あー、有名プレイヤースレは覗いてみたか?
145)名無しの冒険者
いえ、まだですけど…。
146)名無しの冒険者
見た方が早いんだけどね…
まあ、それなら雷神と狂い猫さんの説明からかな?
147)名無しの冒険者
そうね。
ということで、はい(´・ω・)つ
雷神:プレイヤー名 レン。
上位ギルド、ALICEのギルマス。
プレイヤースキルがすごすぎる。
ログイン時間がおかしい廃人。
見た目も中身もイケメン。
雷を使う奥義を持っていることからこのあだ名がついた。
狂い猫:プレイヤー名 チェシャ。
無所属。種族は猫。
猫のロールプレイガチ勢。
話しかけても基本的ににゃあとしか返事しない。
ものすごい自由人。自分がしたいことしかしない。
戦闘中は狂ったように笑う。なお、本人は意識していない模様。
これが狂い猫と呼ばれる所以。感情が溢れすぎてるんだろうなっていう結論に至っている。
まあ、こんなところかしら
148)名無しの冒険者
>147 説明乙
まあ、そんな所だろうな
149)名無しの冒険者
説明ありがとうございます!
ええっと、それでその2人がなぜ走り回っていたんでしょうか?
150)名無しの冒険者
おおかた雷神が狂い猫に触らせてくれとでも言ったんじゃねぇ?
狂い猫は本当に機嫌がいいときぐらいしか触らせてやらねぇからな。
151)名無しの冒険者
ほぼ間違いなくそうね
雷神は狂い猫のことを気に入っているし、今日もその調子で話しかけに行ったんでしょう
152)名無しの冒険者
なるほどね
それでそっぽ向かれて逃げ出されたから追いかけた、と
153)名無しの冒険者
その結果、鬼ごっこ化したわけだw
154)名無しの冒険者
狂い猫もその状況が楽しくなったんでしょうね
まあ、相変わらずね(;-ω-)
155)名無しの冒険者
っていうか、狂い猫ってAGI特化じゃなかったか?
156)名無しの冒険者
あっ…
157)名無しの冒険者
あっ…
158)名無しの冒険者
あっ...(察し)
159)名無しの冒険者
えっ…おかしくないですか?
ただでさえ、屋根の上で、追いかけっこなんですよ?
160)名無しの冒険者
つまり、それだけ雷神がおかしいっていうのと狂い猫が楽しみすぎて自分にとっておもしろいコースを走っているんだろうよ
161)名無しの冒険者
えっと、おもしろいコースとは?
162)名無しの冒険者
つまり、塀の上とか高低差のある道をわざわざ選んで走っているわね
163)名無しの冒険者
えっ!?
164)名無しの冒険者
まあ、そうだろうね
165)名無しの冒険者
だろうな
167)名無しの冒険者
そうなんですね…。
疑問が解決しました。
ありがとうございます!
168)名無しの冒険者
ああ、気にしなくていい
169)名無しの冒険者
それよりも、この後が問題だな
170)名無しの冒険者
ええ、問題よ
171)名無しの冒険者
さて、どうやって狂い猫の被害を少なくしようか…
172)名無しの冒険者
ホントそれな(σ・ω・)σ
173)名無しの冒険者
それね( ´-ω-)σ
174)名無しの冒険者
邪魔されるとキレるからな…( - - `)
175)名無しの冒険者
何もないと信じよう(((uдu*)ゥンゥン
176)名無しの冒険者
ばっ、フラグ立てんな!
177)名無しの冒険者
嫌なフラグ立てないで!
178)名無しの冒険者
あっ…そういえば…
179)名無しの冒険者
何よ!何かあったかしr…あっ…
180)名無しの冒険者
どうしたんだよ。何かあったか?
181)名無しの冒険者
いや、そういえば姫騎士が雷神捕まえに行ってたなって
182)名無しの冒険者
あっ...(察し)
183)名無しの冒険者
ピンポンパンポーン
【悲報】フラグは折れなかった…!
184)名無しの冒険者
あっ
185)名無しの冒険者
あっ
186)名無しの冒険者
あっ
187)名無しの冒険者
∑(゜Д゜;)
188)名無しの冒険者
Σ(゜□゜)あっ!!
189)名無しの冒険者
(¯□¯ )遅かったぁぁああああああああああああああああ!!!!!!
190)名無しの冒険者
↑あまりの悲報に読み専のヤツらも書き込んでるしw
190)名無しの冒険者
雷神を捕まえにいった姫騎士が現在狂い猫さんによる猛攻撃を受けています(T T)
結果、周囲が酷いことになりそうなので被害を最小限に抑えることの可能な人材はすぐにルイスの西門近くまでお集まりくださいです(T T)
191)名無しの冒険者
やっぱりそうなったか
192)名無しの冒険者
狂い猫の戦い方がアレだしなぁ
なるようになるしかないけれど、今回はどうなることやら(´-ω-)
193)名無しの冒険者
どうにかしてくれるだろ。
雷神もいる訳だし、きっと姫騎士側にたって止めてくれるは…
あっ、もともと逃げ出した側だった…オワタ\(^p^)/
194)名無しの冒険者
こんなことしてる場合じゃないわね。
急いで緊急避難させないと…!!
こうして日常は続くのである。
今回のお話は如何でしたか?
これはチェシャがゲームを初めてからときがたった頃のお話です。
次から時が遡りますので、よろしくお願いします。
ただ、次のお話はめんどくさいことこの上ないので、飛ばしていただいて構いません。
…私の主観と第三者の視点が混ざっているんです。察してください|||||(_ _。)|||||
何かご意見や提言がございましたら、是非ともくださいな。
続きを書く際の参考にさせていただきます
(*・ω・)*_ _)ペコリ




