第三十九話:時を操る力・あらゆるものを破壊する力
今回前書きは特にありません^^;
ね・・ネタが・・w
完全に鳳花のペースだ。
俺の力は自分で言うのもなんだが確かに強い、あらゆるものを破壊できる。
しかし奴の能力は時間を止める力を有してしまった。
時止めたらさすがに何もできないよな・・・。
攻撃できねーし。
「あたたた・・にしても時止めるなんてどうすれば・・・。」
「無理だろね。」
完全に勝ち誇ったかのように笑う鳳花。
だけど何かあるんじゃない?
そうだこいつにはおかしい点が何かある。
何で俺をさっさと殺さなかったのだろうか。時を止めたときに俺を殺せたはずだろ。
その武器で俺の心臓を貫くことだって可能なはずだ。
なのになぜ俺を殺さなかったのか、本当に殺さなかっただけなのか・・?
殺せなかった・・・?いやありえない。
「おい鳳花さんよ、なんで俺をさっさと殺さなかったんだ?」
俺は俺の思っている疑問を鳳花に投げかけた。
「お前の痛みに耐える顔が楽しくてね。」
鳳花は笑いながら俺の質問に答えた。
いやこれは嘘だ。
明らかにこいつの台詞には何か裏にある。
こいつはここの天辺に君臨する奴だ、いままでに何千何万といろいろなものを殺してきただろう。
逆にもう見飽きたんじゃないか?
「だけどもういいや。」
気配すら感じれなかった。
まぁ気配を感じる方が無理なんだけどな。時を止められたら無理もねぇ。
鳳花は腰の小さな剣で、俺の背中に大きなバツを描く
服はスパッと裂け、血が滲みでる。
ゆっくりと後ろを見る。
ニッコリと笑い俺を蹴りつける。
俺は地面に倒れ込む。
さっき言っていたことは本当だというのか。
ありゃりゃ。思わぬ誤算だこれ。
漫画とかアニメだったら何か裏があるんだけどなぁ。
特になしってちょっとねぇ。
そういう落ちだったとは、誰が予想しただろうか。
「なんだ簡単に終わっちまうのな。」
どうやらあっさりと終わった戦いに何やらつまらなさそうだ。
俺だってなぁまだマジで戦って無いんだよ。
「じゃぁ・・俺だって見せてやるよ・・・。お前を飽きさせないような物をな・・。」
ガクガク震える腕を押えながら俺は立つ。
背中の痛みは次第に熱を帯びできた。
俺の意思に関係なく背中の血はどんどん流れていく。
何度も立ち上がろうとした、足が震えてうまく立てない。
「貴様あんま無理すんなよ、死ぬ時ぐらいゆっくり死ねよ。」
「ふざけんな・・・こんなところで死んでたまるか・・・。」
なんとかやっとの思いで俺は立つことに成功した。
だがここまでにかなりの血液を失った。
もう軽く貧血状態だ、まったくかっこ悪いな俺・・・・
こんなときに弱音が出るなんて、俺もまだまだだ。
「そんな状態で何ができる。」
俺の前に現れる鳳花。
俺はフラフラにながらもその二本の鎌を力いっぱい振る。
案の定鳳花に攻撃は当たらない。
しかも鳳花は眼を閉じで避けてる、これほどの屈辱はないぜ。
磁石の同極のように避けられる。
「・・・死して出直せ。」
その言葉が俺の耳に届いた最後の言葉だった、激しい激痛が俺の太もも付近を襲う。
あまりの痛みに俺は危うく気を失いかけた。
何が起こったのか、そう鳳花の武器その三又の槍【三叉槍】が俺の右太ももを直撃していたのだ。
直撃していたというより貫通していた。
「うっ・・・。」
俺は振りかぶった勢いでゆっくりと前に倒れる。
ちょうど俺の眼が地面に着く辺りに小さな魔法陣ができた。
その魔法陣からは細長い針が出てきた。
やべぇ・・・失明もんだこれ。
俺は頑張って体ごとそらす。
ブチブチブチ。
その時に俺の脚を貫いていた三叉槍のせいで完全に足の骨は逝ってしまった。
もうなんだろう。俺こいつに勝てるのかな・・・。
一気に勝てる気が無くなった。
無茶だったのだろうか、まぁこんな無茶は中二までだろうね。
何とか失明は防いだが、体から血が無くなっていくのが分かる。
なるほど血の気が引くとはこういうことなのか。
などの意味の分からないことを考えてる俺がいる。
逝ってるのか、いや逝くんだろうな。
「おらおらおら!なんだよぉ避けてばっかでよぉ。」
さっきから必死に奴の攻撃を紙一重で交わしていく。
あれに当たったらどんなものでも破壊される。
どんなに硬いものでも、分厚いものでもそれは変わらない。
もちろん私の体が触れようなら、一瞬にして吹っ飛ぶ、というよりぶっ壊れる。
骨一本残らないだろうね・・・。
「誰もそんな物騒なものにぶつかりたくないわよ。」
ちょっとちょっと、あんなのどう攻撃すればいいっていうの。
「よそ見してるとお譲ちゃん足無くなるよ。」
違うことを考えていたからなのだろう、完全に雷花を見失っていた。
自分の上に奴は居た。
今にも殺そうとしているように、その大きな鎌は私の命を狩るように黒く歪に曲がっている。
見てるだけで恐怖を抱かせるような。
ひどく滑稽な姿だねあの武器。
遅かったのだ。
私は気づくのが遅かったのだ、もう少しとかそういう問題じゃなくて。
大きく振りかぶった雷花の鎌
風を切るように振り落とされたその鎌
完全に右腕を破壊された。
いわば吹っ飛んだのだ。
「いやああああああ。」
そしてもう一撃。
左足を破壊される。苦痛で何もできない、痛みにただ耐えることしかできない。
しかし血はそんなに出てない。なぜだろう。
【これ以上の出血を止めることは無理だぞ。勘弁してくれよな、貴様だけの体じゃないんだよ。それだけは分かってくれよな。】
この声・・・まさかクロノス?
一度だけ聞いたことがある、私が覚醒した時に一度だけ。
似てる・・・。
しかしいつ私の腕は吹っ飛んだのだろう。
触れた感覚はない、しかし奴の攻撃は触れないと破壊できない。
だとすると考えられることは・・・・
感覚が伝わる前に切断、破壊されたってことかな。
こんな考察はどうでもいいんだけど・・・。
私どうしよう・・くっぺーの力強すぎ・・・。
右腕左足がぶっ壊れた、まるで壊れた人形のように動かなくなる穹。
クロノス・・・そんなに頑張っても私何もできないよ・・・・。
不意に声がする。
それも聞いたことのある声だ。
ほんでひどくノイズ交じりの声だ。
「ザーザーー、えー、あー、聞こえますか。」
ついさっき吹っ飛んだ腕からだ。
いや正確にはあの時もらったものから。
あの手甲みたいなあれからだ。
「あー、なんだっけ。えーっと。お前ら何殺られてんの?」
そう。その声の主は幼馴染のあいつ、なんか私達のリーダー的な。引っ張っていく存在だね。
あいつだいるだけでなんか自信が出てくる、何でも出来そうな気がする。
そういえば私達いつも一緒に居たっけ?
高校の登下校時だって、学校の中だって、授業中だってこっちに来たときだって。
私達はいつも一緒にいた。なんかむかつく時だってある。
だけど俺達は何も変わらなかった、修行前後も全て。
俺がバカ担当で穹がツッコミそれをまとめる潤。
何かとあいつはかっこよかったな。
「くっぺー聞こえるんだろ。さっさと起きろやバーカ。てかさお前あれなんで使わねーの。使える力を使わない奴は馬鹿だぜ。使わないと伸びる力も伸びないってことだ。あとお前ら勝手に死ぬな、ここで死んだら家に帰れないぞ。ソーシキできないじゃん。あと穹腕と足破壊されたからなんだ。頭と体が繋がってたらそれでいいじゃないか。てかお前の力使えば簡単だろ、時間操れるんな―――」
グシャ。
破壊される。
「こんな通信機があったとはねぇ。へっへっへ・・・・連中も面白いことをやってくれる。」
雷花は高笑いしながらこっちを見つめている。
止めを刺すつもりだろうか。
鎌を担ぎながらこっちに向いて歩いてくる、ゆっくりゆっくり。
「穹ちゃん。あんたは死ぬんだよ。」
「くっペーとか言ったな、勝ち目なんてない。」
・・・ ごめんね力借りるよ。解放 完全堕天使
・・・ わりぃな力借りるぜ。解放 完全堕天使
大量の魔力が解放状態のくっぺーと穹をとり囲む。
化学反応に失敗して爆発したときのように、一音とともに辺り一面に魔力の煙が広がる。
「なんだ・・?自殺・・じゃねーよな。」
「自殺とかありえないし。てか死ぬのはお兄さんの方でしょ?」
「ん。」
煙一つ揺らさず奴は俺の後ろに立っていた。
いつ現れたのか、なぜ腕と足を破壊したはずなのにこいつは完全に治っているのか、わからない。謎だ。
「何が起きた?」
「さて何でしょうね。」
三叉槍を片手に持ち、バトンのように振りまわしている。
背中からは桃色の翼が生えている。
穹はフンフーンと鼻歌を歌いながら、くるくると回っている。
「うろちょろしてんじゃねぇ!」
持ち前の足の速さで一瞬にして穹の前に現れる。
のど元を掴む。確かに喉をつかむ感触はあった。
が何だろう瞬きをしたときにはもう奴はそこには居なかった。
俺の後ろでまたバトンを振り回してやがる。
「遅い遅い。」
俺を侮辱するように俺に向かって言葉を投げる。
「てめぇ・・・なあああああ!!」
「あんた五月蝿いの分かる?そしてあなたは私には絶対に追いつけない。」
「分かんねーな。」
「だって私時間やつれるから。」
俺の耳元に来て囁く。その声がとどいた時、いやその意味を理解した時俺は地面に倒れていた。
何が起きたのかさっぱり分からない、最初に言ったことと何も変わらない。
時を止めれるだぁ?知らないよそんなこと、分かりたくもないね。
だけど俺が負けたという真実は揺らぐことはない。
だがまだ生きている、地面に倒れているだけだ。
死ななければそれは敗北とは言わない、生きていれば負けない。
俺は負けない・・・負けることはない。
「負けてない・・・勝てる・・・勝つ、俺の道には勝利の二文字しかないんだよぉ!」
その大きな鎌をもって走ってくる。
穹はその時は時を止めるとかそういう卑怯な手は使わなかった。
自分も全力で相手にぶつかりに行ってたのだ。
正面衝突。
相反するように二つの魔力は壁を貫くほどの威力を誇っていた。
一瞬空気が止まった時を感じた。
達人は相手の攻撃がゆっくりに見えるという、あの現象がここでも起きた。
「い・・たい・・・」
最後まで言葉を言えずに倒れ込む穹。
「・・・あ~あ負けちゃった。悔しいなぁ、俺もこんなお譲ちゃんに負けるようになったか、ごめん姉貴。」
背中から自分の身長の二倍以上の血しぶきを上げ崩れるようにして倒れ込む雷花。
穹はホッと一息をつくとその場に崩れ込んだ。
安心感か、殺ってしまったという恐怖感かは分からないが穹の腰が抜けた。
「はぁぁぁ。ありゃりゃりゃ、腰が~。」
三叉槍を杖としていたが、今はもうそのまま床にぶっ倒れて大の字になっている。
ズボンなので大の字になってもパンツが見えることはない。
何と大胆な行動だろうか。それもこれも安堵感が引き起こしたものだろう。
そしてそのまま眼を閉じる。
学校行事の方がいろいろ重なっており、小説を書く機会がない私でございます。
ですが10日縛りは達成したいと思います。
正直何話で終わるか前にも言いましたが見当がつきません。
40話と言ってた時もありましたがたぶん無理ですw
微妙な話数で終わるかもしれませんね、42話とか。
小説の方は極力ボリューム満点で投稿したいと思っています。
文章力がとてもほしいですー。




