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第三十六話:悪魔と倒れゆく仲間

もう最終章突入ですね!

特に最終章とか決めてなかったのですが、何かそんな感じになりましたww

今回も誤字があると思います^^;

温かい目と心で見てやってくださいw

〜悪魔〜

世界にたった五体しかいないとても珍しい生き物。

悪魔は特殊な力を持っていると言われている。

その力はどんなものなのか、それを見たものは数少ない。

悪魔はみんな同じ力(能力)を持っている。

そして古くからの言い伝えで


〜悪魔と出会うことなかれ 悪魔と出会えしとき 意味違う死訪れる〜


というものが残されている。

悪魔の力はそれは恐ろしく、本気になれば一人で都を破壊できるぐらいの強さだ。

実際に結構昔に三体の悪魔が大暴れを起こし、世界の十分の一が吹き飛んだらしい。

悪魔たちはその後自分達の力の大きさを知り、ついには神をも凌駕(りょうが)しようと神に争いをしかけた。

しかし神はそのような戦いには興味がなく、悪魔たちと対抗するために作った種族、それが天使。

そしてその戦いに使われた武器それが天魔武器。

天魔武器は対悪魔に対して作られた武器、悪魔の攻撃に引けを取らないようにつけた力、それが天使個人への能力それと天魔武器への能力。

その力により天使達は悪魔に対して勝利を収めた。

悪魔たちはその後大人しくなったという。



「悪魔だったのか・・・」


その事実をまともに受け止められないような恭介。

隣にいる夏織は、悪魔という存在に若干怯えているようだ。


「悪魔って強いのかな。」


炉華と天宮が後から追い付いてくる。


「あたりまえだろうが、弱かったら話になんねーよ。」


天宮の後ろにいる炉華が天宮の頭を叩く。

しかし天宮はそれをするっと避ける。


「炉華・・ここは引いてくれ・・お前は正直戦いすぎだ。このままじゃ体が壊れるぞ。」


「分かってるよ。俺だってもう正直これ以上戦うと本気で死にそうだからな。だが貴様が死にそうになったら、いつでも言えよ。俺が殺してやるから。」


「殺せるもんならやってみろこの脳内筋肉。」


「脳はもともと筋肉じゃボケ!」


などと言い争いをしていると悪魔がこっちに気づいた。


「あぁ?貴様確か・・・」


炉華の方を指さす悪魔一条呪音。


「確かかなり前に私と契約した奴じゃないか。私は覚えてるぞ・・・そうかあの時の幼いお前もここまで大きくなったんだな。しかし体がぼろぼろじゃないか、どうしたというんだ?」


「貴様には関係ねーよ。」


「関係ないか、じゃあ死ねお前に特にようはない。」


「うぐっ・・・」


一瞬にして炉華の目の前まで移動し胸を手で一突き。

手は炉華のちょうど肺と肺の真ん中を貫き、肋骨を砕き背骨の前で止まった。

落とし穴にでも落ちるかのように、炉華はそのまま地面に向かって落ちていく。


「炉華!?おい」


天宮の伸ばす手も届かず炉華は地面に向かって落ちていく。


「嘘だろ・・・」


油断したとはいえ完全に俺達三人を振りきり炉華に攻撃を与えることが可能なのか・・?

悪魔を見つめる恭介。


「さてと・・・次は誰が餌食になるんだ?」


炉華の胸を(えぐ)り血の付いた手を舐めながら次の獲物を睨んでいる。

その相手とは。


「次は君だ。」


一瞬で移動し現れたのは。


「夏織避けろ!」


とっさの判断で恭介が言い放った言葉。


「あ・・あぁあ・・あ・ああ・」


しかし恭介の言葉より先に今度は夏織が餌食になっていた。

悪魔が斬ったのは、夏織の腕だった。

大量の血が夏織から噴き出る。

左腕を切り落とされ、落とされた腕は力なく地面に向かって落ちていく・・

そして襟元をつかまれ、地面に向かって投げられる。


「残念だが私の速さを(あなど)らないでくれよ、音の速さに負けるなんてありえないからな。」


音のスピードを超えた速さでの戦いなんてやったことないぜ俺はよぉ・・・

額に汗にじませる恭介。

さっき本気で見たけど、夏織の前で一回止まったのだけしか見れなかった。

これが悪魔のスピードだというのか。

夏織を助けに行こうとする恭介

しかしそれを止める天宮。


「天宮さん!何をするんですか!?」


「馬鹿考えろ、今あいつを助けに行って何になる。下には俺達のバックアップとなる奴がいるから安心しろ。」


「バックアップ?誰ですか?」


「いいから今はあの悪魔をどうやって対処するか考えろ。」




「あわわわ・・・炉華!?だだだだ大丈夫!?」


「おまっ・・・この・・状況でだ・・大丈夫な・・・奴は河陰ぐらいだぞ・・」


その言葉も半分は息が漏れて言葉になってない。

必死に覚えたての回復魔法を唱えるアヤカシ、その横にさらに上から夏織が落ちてくる。


「ひぇええ!?だだだだ誰!?」


突然空から降ってきた血だらけの女性。

炉華と同じようなところに怪我をしている。


「とととりあえず落ち着かなきゃ・・えーっと・・この人も仲間・・・さん?だよね。助けなきゃ。」


右には炉華、左には見知らぬ人。

アヤカシの力を使ってもどうだろうというところだ。

体の右半身を炉華専用の回復魔法の生成用。そして左半分で見知らぬ人の回復魔法の生成用と体を分けてる。

こんな高度なレベルの回復魔法を使えるのはなかなかいないだろう。

常人がこんなことをすると、体がまず持たない。

そして普通は二種類の魔力を使い分けることはまず出来ない、そういう感じに体が構成されているからだ。







「ところでヤスさん何であんたは仮面かぶってんだ?」


俺の質問に対しヤスは自分のかぶっている仮面に手を当てる。


「この仮面には二つの効果がある。一つこの仮面を装備することで相手に感情を読まれないようにすること、もう一つはこの仮面を取った時にお前・・・小山潤の真実が明かされる。」


「俺の真実?何言ってんだ。実は小山潤は人間ではありませんでしたー(笑)なんて事実だったら俺怒るぞ。」


「それはどうかな?真実を知りたければ自分で掴みとってみろ。」


「またそんなこと言っちゃって〜男のツンデレは俺的には無しだぜ。」


「まぁまぁそういうことは置いときましょうヤスさん。」


俺とヤスの会話に割り込んでくるように松浦が入ってきた。

河陰も俺達の会話に参加してくる。


「あんたらの目的はなんだ?」


「私達の目的を知らないんですか?」


「残念だが我ら天使達としたらイキナリ戦いを吹っかけられたって感じだ。私達側からも何度も使者的なものを送ってるんだが一向に帰ってこないのでな、そこら辺は大体想像つくがな。」


「俺達の目的、そう。それは種類の統一化だ。この世界には様々な種類の物どもがいる。天使・妖魔・精霊・悪魔そして魔族・堕天使。それぞれが思い思いの目標を掲げて生きている。それがゆえに争いが生まれ、戦争が起きる。戦争は嫌いだ、戦争という名の人殺しにすぎないだったら無くそうじゃないか、しかしどうやって?それは簡単。戦争の原因は思いの違いだ、だったらみんな同じ思いを思えばいいじゃないか。そのためにはどうするか、簡単だよ。それこそ我らがさっきから言ってる種族の統一化を行えばいい。」


「戦争を終わらせるために戦争をする。っていうことか。」


頭が痛くなるぞこんなこと考えてると。

最後の戦いとでもいいたいのだろうか、それかこれが一番手っ取り早かったのだろうかまぁいずれにせよ戦いは避けれなかったと考えるのが妥当だろうな。

本当に避けられなかったのだろうか・・・。

その瞬間に俺が立ちあったわけじゃないし、俺がそこに居たとしてもこの戦争を止めれるわけじゃないとおもう。

誰がどこにいて、誰が何をしようがこの戦争は止められなかっただろう。

まぁ歴史でも変える力でも持ってなきゃ無理だろうな。

起こったことは変えれない、過去を変える力・・・・

おっとっと。話がずれたな。

要は誰もこの戦争を止めることはできなかったってことだ。


「あったま痛いなぁ〜簡単にいえば要は私達を殺すと言いたいわけだな。」


「そういうことだ。」


すんごい簡単にまとめたね河陰。


「ということらしいぞ潤。どうやら話し合いでは無理見たいだ。」


「んなことわかってるよ。」


さてと、俺はどっちと戦えばいいのだろうか。

自称創造神であり絶対神の俺の教師か、もしくは元聖騎士団第二位であり俺達の心を読むことができる奴か。

どっちもどっちだな。


「潤どっち倒したい?」


「楽な方で。」


「貴様ぶっ殺すぞ。」


「すいませんでした。」


結果どっちを選んでもどっちもどっちなんだなきっと・・。

だったら能力の分かってる方がいいよな。


「じゃあヤスで。」


「・・・・分かったじゃあ私は松浦で。」


そういって腰の刀を抜き松浦のほうを見る。

俺も俺で剣を抜きヤスのほうに剣先を向ける。


「どうしますヤスさん。私達は。」


剣を向けられでもなお真顔でいる松浦がヤスに話しかける。


「まあ来るもの拒まず、来るべきものを潰す。俺もあの小僧には興味があった。」


どうやら俺と殺り合うつもりらしい

内心松浦じゃなくてよかった感はある。


「了解です。じゃあ私はあの女のほうを仕留めてきます。」


こちらも刀を抜き戦う準備にかかる。


「気を抜くなよ、あいつはあいつで結構強いからな。」


注意するように指示を出し

松浦はそれに笑顔でうなずく。

ヤスの背中にあった剣を取り出し構える。

みんな戦闘モードに入ったみたいだな。


「じゃぁな潤。多分お前死ぬと思うから、覚悟しとけよ。」


「お前も俺をそこまで見くびってんのかよ。そういうお前こそ死ぬんじゃねーの、生きてたらまた会おうじゃないか。」


「誰に向かってそんな口きいてんだ?私は不老不死だぞ、死ぬ理由が分からんだろ。」


「それもそうなんだがな。」


両者この狭い部屋の端に分かれる。


「狭いなココ・・・もっと広い場所はないのかよ。」


「ならば俺達は空中庭園にでも行くか。」


「そうだな。その方がいいだろいろいろと。」


ヤスの案で俺とヤスはここの最上部空中庭園という場所に移動した。

そこはいろんな花が咲き誇っており、さまざまな匂いが鼻を楽しませる。

こんなところで戦うのも何だが、まあ仕方ないで片づけておこう。


「さてとやるか。」


俺はボクシングステップ的なリズムをとり、ヤスとの距離を確かめるようにして常に動く。


「不思議なステップだな、まぁお前も終わりだがな。」


そう言って振り落とした剣からは大量の魔力が放出され辺り一面を一瞬で粉砕する。


この勢いで言ったら何はまで行くのだろうか・・・

せめて45以内にしたいな〜

頑張ります!

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