第三十五話:似た者同士
さすがに連続でウpするのは無理でした><
でも今回は結構書きました。
出来れば読んでくださいね。
なんだこいつら、余裕ができただのなんだの言ってるわりには結構ヤバそうな表情じゃねーか。
まぁ敵が結構強いんだ、それを仕方ないと言ったところか・・・。
ていうか・・・まだかよアヤカシ。
お前の仕事としだいでは、天宮を殺さないといけなくなる・・・。
「いたた・・・一応ろかに言われたことは、やってるけど。なかなか見つからないよー。もうこんなところにあるの?」
森の中では何かを探すように必死に自分よりも大きい草などをかき分けながら探し続けるアヤカシの姿があった。
炉華から言われたこと、あるものを探せ。
見つけるのは結構難しいって聞いたけど、もう結構探してるよー。
もしかして無いとか?・・・うー分かんないよぉー。
一人森の中で喚いているアヤカシ。
「どうやら手こずっているようだな・・俺も一緒に探したいが、こいつら二人を藤宮と恭介に任せるのは危険すぎる・・・。」
アヤカシの上空では、炉華、夏織、恭介の三人と。呪音と天宮がぶつかっている。
まだ誰が誰を倒すなんて決めてないからよくは動いてはいないが。
両者睨みあってると言ったところか。
「呪音もっといっぱいの人と戦いたいなぁ〜。」
ふわふわと宙を飛びながら一人語っている呪音。
その言葉は聞いているのだろうかというほど無表情な天宮。
「完全に目が死んでやがる・・。」
炉華はさっきから天宮と睨み合っている。
もっとも嫌いな奴だからこそ、そいつの事を誰よりもよく知っている。
なんとも意味不な理論だがな。
呪音という奴はそれほど強いらしいな。
こっちもこっちで空気がピリピリしている。
「炉華さん私達は呪音を引き受けます。なので天宮さんを助け出してください。」
炉華のほうを見て真剣な表情で話しかけてくる。
どうやら自分たちでも分かってるらしいな、まさか自分たちの第四位がやられてしかもそのやられた奴と戦うなんて、いくら二人がかりでも五分五分だろう。
正直天宮の能力を完全に知っているのは、俺と紅亜ぐらいだろう。
あと河陰もいたか・・。
河陰だって言ったってそんなに興味持ってなかったしね。
一応みんなの能力を知っているのは紅亜と河陰ぐらいか・・。
あいつら二人はなんか仲がいいらしいしな。
「分かった、あんま無理すんなよ。」
「了解!」
そう夏織達と言葉を交わすと、夏織と恭介は呪音の方向に走り出す。
走り出したと同時に天宮もこっちに向かってくる。
どうやらあいつも俺と戦うのを望んでたようだな。
全く嫌いな奴ほど何でこんなになるんだろうか、不思議だねぇ生きてると。
面白いこれで呪音とかという奴の邪魔が入らなくて済む。
もうあの力は使わなくていいが、本気でやり合ってやる。
「炉華、なぜ救おうと・・いや救えると思う。」
突如頭の中に勝手に、頭の中に文字が流れてくる。
テレパシー的な何かが入ってくる。
「また邪魔ものか・・・ったく楽しくやり合わせてくれないらしいな。」
「んな!?こいつ・・なんだって。」
呪音と戦っている、夏織と恭介。
一対二という不利なことに自分でも危機を感じたのだろう。
呪音は一気に解放状態となった。
「あれが・・あいつの解放状態・・・。」
「解放 滅裂目録」
辺り一帯の莫大な魔力を吸い取り、自らの体内に吸収する。
するとどうだろうか、魔力をとりこんだ呪音の体はパラパラと剥がれ落ちていく。
まるで脱皮のような感じだ。
幼い体系だった呪音の体は、一気に夏織と同じぐらいの背丈にまで伸びた。
今までと桁外れな魔力。
普通に立っていたれないぐらいの魔力。
「これで参位・・・。あいつらは・・潤達はどんなレベルの奴らと戦ってるんだ。」
呪音の出す魔力の噴出に耐えながら、夏織とコンタクトを取る。
あっという間に周りの色が黒紫色に覆われる。
「本当の姿って奴ですかね。」
何というレベルだ、今まで手を抜いて戦っていたというのか。
手を抜いて第四位と倒したというのか。
そんなレベルの相手を私達で倒せるのか。
分からない・・だけど、戦うしかない。
「ほほう。参位が本気になるとは面白いこともあるものですね。」
俺と天宮の間に急に入ってきたある男が勝手に語りはじめた。
「誰だお前は?」
急に空気が変わった気がした、そこに現れたのは長髪の変な奴だ。
見るからに俺とは完全にしょうが合わない。
ってまた一対二かよ・・。もういいぜこう言うの。
相手は好きだなこういうのが、そこまで圧倒的に俺らを追い詰めたいかねぇ。
しかしこいつはちょっと違うようだな・・・
何というか堕天使達の特有の波動を感じない。
この波動は。
「貴様妖魔族だな。」
「その通り。僕は妖魔族でも一位二位を争うものだ。」
「そんな大物さんがなんでこんなところに来やがる。あんたらは精霊族が加勢に加わったおかげで戦いが激しくなったんじゃないか?」
「私達の軍力をなめてもらっては困ります、確かに精霊族が来るのは誤算でしたが私達の軍力にはさほど影響はありません。」
影響がないだと?奴らはどんだけ兵士を待機させているんだ。まだまだ妖魔族の本拠地には有り余るぐらいの兵士が残っているというのか。
だとすると、夏織達がここに来たのは判断ミスってことになるが。
状況が状況だそんなこと考えてる暇はないみたいだな。
敵が今度は妖魔族の一位ぐらいって・・・・
だがしかし妖魔族は個人個人としてはそんなに強くはないらしい。
しかしいくら弱いとはいえ、妖魔の天辺の人だ、その強さは結構なもんだろう。
「残念だが私をここの四位と同じにしては困るのだが、分かっているか?」
「自分から名乗るなんざ、大層な自信満々なお方だ。」
だが正直かなりの実力者とみてもいいだろうな・・・。
こんな奴とあと天宮と戦うとか・・・
しんどいなおい・・。
そうこう言ってるといきなり炉華に向かって襲いかかってきた。
「いきなりかよおい!?」
あまりの意表をついた攻撃に、体が反応しきれなかった。
「やっべ・・・」
二・三歩後退しながら攻撃を受け止める。
そのままある程度は勢いに身を任せて後退していく。
「ふふふ。いくら第五位でも意表を突かれるとこんなもんですか。」
危なかった〜とっさに身を転じてかばったのはいいが、あいつが本気だったら俺結構吹っ飛んでたかもな。
「あんたがまさか正々堂々やりあう奴じゃないってこと知らなかっただけだよ。」
「卑怯とでもいいたいか。残念なだなこれが私達の戦い方だ。」
「誰も卑怯だなんて言ってねーだろ、なに勝手に決めちゃってんの。」
「では改めていかしてもらおうか。」
そう言って今度は天宮とコンビで攻めてくる。
呪音の時とはもちろん違う太刀筋。
で攻めてくる。
右!左!
ガードするともう一方の奴、例えば俺が天宮の攻撃を完全にガードしていると、もう一人の妖魔のあいつが俺を攻撃してくる。
さすがに呪音の時とは違う攻撃の威力、スピードで攻めてくる。
しかも呪音の奴は攻撃スピードが結構ゆっくりだったからよかったが、今回はそうともいかないようだ。
もう避けるだけで精いっぱいだな。
こういう逃げる戦いはしたくないんだが、今はしょうがないな。
「ピーピーピー」
急に通信が入った。
こんなときに通信してくる奴は・・・っていうかこの通信機あいつにしか繋いでないよな。
俺は耳に手を当て通信を受け取る。
「どうだアヤカシ見つかったか?」
「それが何処にもないんだよー。」
若干諦めかけの声が聞こえる。
「諦めるなアヤカシ、簡単にいえばお前にかかってる、よく周りを見ろそう遠くにはないはずだ。ってあっ――」
「ろか・・?」
急に通信が途切れた。
一方的に切断された通話、正直緊急な事態にアヤカシは自分で処理できていない。
そこら辺をぐるぐるまわってる。
すると自分の近くに何かが降ってきた。
隕石とかではなかったが結構な地響きとともに地面を滑っていく。
アヤカシはそちらの方向に向かって歩いていく。
「ろか!」
そこに落ちてたのはさっきまで自分と通信をしていた炉華の姿だった。
「おやおや、私達の戦い中に電話とはずいぶん余裕なことですね炉華さん。」
飛ばされた方向には妖魔族の一番の人と天宮がこっちに向かって歩いてくる。
「あ・・っつ・・・痛つうう。いやぁ俺が通話したんじゃないのだが、そういえば一つ聞いていないことがあった。」
ボロボロな体でも剣を杖に立ちあがる炉華。
「何ですか?」
「あんた名前は?」
「私の名ですか、そうですね名乗ってなかったですねこれは失礼しました。私の名はべリアと申します。以後お見知りおきを、と言ってもあなたはここで死ぬんですがね。」
「べリア・・・覚えたぜ、しかしべリアってたいそうな名前じゃねーか、確か俺の頭の中が正しければだがべリアと言えば妖魔族の初代王の名前じゃねーの。」
「そうです。よく知っていますね。」
「べリア・・・昔の妖魔族の国王自ら戦いの前線で指示をおこない、どんな難関も突破してきたという妖魔族生粋の戦士。神とまで言われたその足の速さ、常に進化し続ける戦略的頭脳。今の妖魔族の礎を刻んだ男。そんな男の名をつけてもらってるんだ、あんたの強さは相当なもんらしいな。まぁ実際に自分は一位だって言ってるぐらいだ、それもそうか。」
だとするとかなりヤバいかもな、俺一人では手に負えないかもしれんねーな。
額に一筋の血が流れる。
妖魔族は俺達天使族のような能力強化は持っていないが、バカみたいな体力の持ち主だ。
こいつもそれだけの体力持ってて、しかも初代国王のなまでぶら下げてるってことは・・・
俺ピンチって奴?
「さてお話はここまでです、さっさと殺ってしまいましょう。」
不敵な笑みを浮かべ剣を見つめる。
そして一瞬にして俺の目の前に現れ振り落とす、俺も一瞬にして身を回転させ避けたがその威力は桁はずれだった。
「きゃぁ」
近くにいたアヤカシも吹っ飛ばされたらしい。
「おやおや。これはこれは、さっきから変な波動を感じると思いましたら、妖天人じゃないですか。」
やべぇ気づかれた。
俺はアヤカシをかばうためにべリアに突っ込む。
がしかし天宮が俺とべリアの中に割り込んできた。
「天宮どけ!邪魔なんだよ。」
俺の言葉は通じていないようだな。完全に目が逝ってやがる。
はぁー。この世は邪魔ばっかりか。
どんだけ切っても完全に天宮にふさがれる。
何だっていうんだよ・・・アヤカシを守るんじゃないのか俺。
適当に定めた掟だが、何だってこんな小さな掟すら守れないってのか。
「あなたはこんな幼い子を守っているのですか?幼女好きですか?」
「は?何が好きだろうが知ったことか。そんなに言うんだったらきさまが幼女好きなんじゃねーかボンボンさんよぉ?」
「まあいいですそんなこと。この子はしょせん未完成、未完成はさっさと排除すべきです。」
剣をアヤカシの頭に突きつける。
そして大きく振りかぶり一気に振り落とす。
情けねーな俺・・・こんな目標すら守れないなんてな。
こいつと俺は似ている、小さいころから何もかも失い、自分が何のために何をするために生まれてきたのか分かんない、いわば放浪者だ。
自分は何なのか、何も目標のないこの世界に何をしろっていうんだ。
そういう感情に満ちてる、幸い俺は若干だが家族とかそういう暖かさというものをごく微量だが覚えている。
しかしこいつは何も覚えちゃいない、ただただ実験の日々、殺戮の繰り返される毎日いつ自分が殺されるか分かんないそんな中でこいつは生きてきた。昨日まで生きてた友達が・・・さっきできた友達が・・・、そういう世界に生まれたこいつだ。
しかしこいつはいつも笑顔を絶やさなかった、どんな時も笑っていた。
なぜ笑えるのか、未完成と馬鹿にされ罵られ傷つけられ。
感情なんてあるはずもないと思った、しかしこいつは俺よりもたくさんの事を知っている。
それに俺は興味を持っただけの話。
そんなに大きな事じゃない、だがもうちょっと知りたいと思った。
だから守る、俺はこいつを守る。
ただそれだけだ。
「死ね。」
しかしそうはいかなかった。
「あれ?」
アヤカシは手でガードしている。
というよりべリアの剣が勝手に止まっているのだ。
「なんだ?斬れない。」
べリアの足元に魔法陣が発生する。
「んな!?」
足元が木の根で包まれる。
「ろか!」
俺のほうに向かっては走ってくる。
「ちょっ・・ばかこっち来るな。」
必死に天宮の攻撃を避けアヤカシを捕まえる。
「こんな魔法で私を止められるとでも?」
いとも簡単に根を引きちぎると、アヤカシの後ろから追ってくる。
べリアのほうが俺よりアヤカシとの距離が短い。
「アヤカシふせ――」
俺の伏せろという言葉よりも先にアヤカシの胸を一本の刀が貫く。
その剣は空気でも切ったかのように、さっくりとアヤカシの胸を貫いた。
アヤカシはその場で倒れ込んだ。
アヤカシに刺さった剣を引き抜き血を振りはらうべリア。
「ろ・・か・・」
無残にも俺の方に手を伸ばしながら倒れていくアヤカシ。
俺との距離はわずか。
どちらかが後二歩ほど進めば手を繋げただろう。
炉華の瞳に映る景色から色が抜け落ちていく、そんな気がした。
そして次の瞬間。
俺はべリアを殴り飛ばしアヤカシを拾い上げる。
まさか拳が来るとは予想もしなかったべリアは地面に叩きこまれる。
「大丈夫かアヤカシ!?」
「ろ・・か・見つけたよ。あそこにあったよ。」
震えるアヤカシの指先には光る塊がある。
「もういい話すな。お前は妖天人なはず・・・何か能力を持ってんじゃないのかよ。」
俺の後を追うように天宮が突っ込んでくる。
俺は天宮より早くアヤカシの言った光のある方向に移動した。
「やっと見つけたぜ。これがあれば・・・・ここで待ってろアヤカシ。それまで死ぬな。」
そっとアヤカシを地面に置き、傷口を俺の服でふさぐ。包帯のようにアヤカシの胸部をぐるぐると巻いていく。
俺はこういう手当とか苦手なんだよ。
とにかくだ、待ってろ・・
そういうと俺は天宮の方向に向かって飛ぶ。
「天宮ああああああ」
振りかぶってくる剣を右手で受け止める。
残りの手で光っている塊を天宮の胸に殴りこむ。
右手に相当な激痛が伝わる。
しかし炉華はそんなのはお構いなしに続ける。
「いつまで寝てんだぁ、さっさと起きやがれボケがぁ。」
柔道の背負い投げのようにして天宮を地面に投げる。
そしてアヤカシの方向に向かって飛ぶ。
「アヤカシ。おいしっかりしやがれ。」
アヤカシに向かって話しかける。
既に意識はなく力が抜けている。
「おい!?お前も―――」
「僕の事お忘れですか?」
後ろから首元に剣を突き付けられる。
「もう背後からでもかまわないでしょう。一気に命を狩って差し上げましょう。」
「はっはっはっは・・・」
急に笑い出す炉華
「何がおかしい?自分が死ぬのがそんなにおかしいか?もしくはあまりの恐怖におかしくなったか。」
「残念だべリア、どうやらもう形勢逆転らしい。」
「ということだ。今度は貴様が一対二の番だ、」
べリアの背中を一筋の剣が通る。
「遅かったじゃねーか、天宮。」
ぶしゃぁあああ
勢いよく血が飛び散る。
「待たせたな炉華。」
そこにいたのはさっき炉華に投げ飛ばされた天宮の姿。
目の色も戻っておりどうやら本物らしい。
「馬鹿な!?・・なぜ生き返った・・・。」
「簡単だよ、こいつの解放状態 霊粒刀剣の特徴は二つある一つは全身を霊子化することもう一つは魂離脱能力。その力は自己が体から抜ける力。要は一回死んでるってことだ、死者蘇生的な能力だな、まぁ蘇生できるのは自分だけらしく。蘇生に必要なものは一回離脱した魂。それをもう一度体の中に入れればいいただそれだけの話。別に元の体じゃなくてもいいらしいが・・。」
「そういうことだ。もうあんたらのていうか、あの呪音とか言うやつの操り人形じゃないってことです〜」
「我が一生の不覚。」
倒れ込むべリア。
地面に自分の血が広がっていくのが分かる。
いくら不意打ちとはいえ、結構すんなり決まった。そんな感情を抱きながら天宮は倒れているべリアを見つめていた。
「どうやらそこまで予想は出来なかったようだねべリアさん。一応意識はなかったけどあんたの名前ぐらいは知ってるよ。」
剣を鞘におさめ炉華の方向に歩いていく。
「おい。こいつを・・・。」
「分かってる・・・時間の問題だ。僕もこの子の存在にはよく分からないが出来るだけの事はしてみる。これは僕の予想でしかないがこの子は妖天人、妖魔と天使を合わせたなら炉華もいったように天使の能力を持ってるはずだ。その力を覚醒させればいい。」
「それしか手はなさそうだな。覚醒には何が必要なんだ?」
「簡単だよ莫大な魔力があればいいと思う。」
そんなアバウトな・・・
まぁやってみるか。
「いくぞ両方が同じ量の魔力を継続させて与え続ければいいんだ。」
「だったら話は早い。」
炉華と天宮がアヤカシを挟むように分かれる。
そして莫大な魔力を流し込む。
数分後――
「ちょっとやりすぎたかおい?」
「こんなもんだろ。」
数分間かなりの量の魔力をアヤカシの体内に流し込んだ。
普通なら体がその魔力に耐え切れずに崩れ落ちていくのだがアヤカシにそういった感じの症状は見られない。
突如アヤカシから明るい光が発してきた。
「成功だが・・」
二人は魔力の供給を止める
アヤカシの発するその明りはひどく不安定で、今にも消えそうになったり急に強くなったりしている。
それもだんだん安定していき心臓の鼓動と同じように、一定のペースで光の強弱が変わっていく。
するとどうだろうか、べリアから受けた傷はみるみるふさがっていく。
そして間もなく傷口は完全に治った。
あとはアヤカシが意識を取り戻すだけだ。
「・・う・うう・・ろか!」
急に目を覚まし炉華に飛びいついてくる。
「ちょ・・お前離れろ」
抱きついてくるアヤカシを振り払うように
二人でもめあう。
これだけ元気だったら心配ないな。
「どうやらこの子の能力は再生能力らしいね」
「あぁ。そうみたいだな・・・運も付きものらしい。」
天宮と笑いながら空を見上げる。
「そうそう貴様の戦ってた呪音とかっていう奴今はなんか変身しちゃってるぜ。今夏織と恭介が戦ってるそうだ。」
「あの二人ならなんとかなるだろうか・・・。僕達もいくべきだなあいつは・・・」
一方夏織達は。
「あなたは誰なの?」
「私か、私は悪魔だ。」
「あ・・悪魔?あの世界に五体しかいないという」
「そうだ、その悪魔だ。」
魔族は悪魔まで仲間にしてんのか・・・
これは厄介なことになりそうだ。
これだけ書くと肩痛いよww
手も痛いですww