第二十話:自分討伐
ついに20話突入!
ここまで頑張ったなぁ自分。
ここまで来れたのも、読者の皆様の温かい感想や評価などのおかげです><
皆様に感謝・感激です。
特訓開始から2時間
「くっそ・・多すぎる」
「ちょっおま 早!?」
「はぁはぁキツイよ・・。」
同じ時刻にこの特訓を開始した小山潤・栗林平太・川上穹
この三名は偽の自分を1万体倒すという試練を受けている。
ただいまの討伐数。
小山潤 1855体
栗林平太 1872体
川上穹 1905体
「ちょっと潤が遅れてきたな・・・。」
のんきにお茶をすすりながら、目の前の画面を見つめる河陰。
そこには必死に、偽の自分と闘っている潤の姿
「まぁ最初はこんなもんだろうな、問題は・・・。」
その隣で同じく画面を見つめている、恭介の姿
「問題はこのペースがいつまで続くかですね。」
後ろからお茶を持ってきた夏織が言う。
そう言って着席して同じく画面を見つめる。
「まぁ僕たちには、見守ることしかできないけどね。」
みんなに話しかける恭介。
今の聖騎士団には、こいつらの特訓を見守ることしかできないのだ。
不安と期待が交差するなかで、河陰・恭介・夏織の三人は画面を見つめていた。
さらに6時間後・・・
「はぁはぁマジでこれキツイな、キリがねぇ。てか今何体切ってんだ?」
多分相当切ってきていると思う、少なくとも5300は切っただろう。
辺りを見ても、残り何体!という感じの文字は見当たらなかった。
そうやって敵から目を離した瞬間、もう一人の潤は潤の剣をはじきミゾオチ付近に蹴りを入れる。
「うごっ・・・」
そのまま直線上に吹っ飛んで、適当に立っている柱に激突。
だが偽の潤は攻撃をやめない、潤が飛んでいった方向にデルを発射する。
そして崩れかかった柱は完全に崩壊。
さらに瞬間移動で跡地に行き潤を散策、ガレキの上を歩いていると、下から剣が突き出てきた。
「・・・・?」
その剣は自分の心臓部を貫通していた。
「はぁはぁ・・はぁまだ寝るのには速いぜ。」
ガレキの中からは潤が現れて、剣を引き抜く。
そのまま偽の潤は倒れ、消滅し空から新たに潤が降ってくる。
「よし来いや!」
そのまま敵に突っ込んで行く潤。
ただいま小山潤5410体目
「ん!穹ちゃんが一番だね〜頑張ってるね、あの子。」
そういった恭介の画面には、霧の中で戦闘をしている穹の姿。
「ちょっと何人目?休みないかな、はぁはぁ・・・でもまだまだ限界になんか達してないんだから!」
そういう穹の目の前は霧で覆われてる。
「この濃霧さえなければいいのに。」
そういって敵を探す。
そうしてると右のほうから、ドドドドという何かを破壊しながら来ているのも感じた。
「なに!?」
とっさに魔法陣を発動させる。
濃霧を切り裂きながら進んできたのはデルである。
「この大きさ・・・」
全力で受け止めるが今までとは桁外れの力で、突進してくるデルを受け止める力は穹にはなく、あっという間に防御専用の魔法陣は破壊される。
「きゃっ・・・」
そのまま四回転ぐらい地面を転がる。
「あ・・あぁ・・うが・・」
今までに体験した事のない力が体にかかり体が悲鳴を上げている。
そして自分の目の前に現れるもう一人の自分。
右手を穹のほうに向ける、そこから発光する物体が発生する。
もう一人の自分から発せられた言葉。
「ゼロ距離・・・デル」
こ・・この距離はよけれない
もう駄目なの・・?
まぁっ・まだ・終わりじゃないよ、こんなところで終われない。
この距離でデルを発射。
吹き飛ぶ土と血液。
周りの霧が薄い赤茶色、多分それは血と土の色なのだろう。
「こんなところじゃ終われないって言ったでしょ。」
そういって起き上ったのが穹であった。
「殺すのはキライだけどこれは試練。ボーっとしてると死んじゃうからね、死にたくないし・・。」
そういって右手にはさっきと違う形のロッド。
「あ・・・あの形は・・・まさか・・・天魔武器?」
突然声を上げた恭介。
「おいおい・・・あと一歩じゃないのか堕天使まで。」
ちょっと引き気味の河陰。
「こんなスピードでここまで行くなんて、速すぎない?いままでにない早さですね。」
驚きながらお茶を飲む夏織。
「分かってるだろうな恭介・・・最悪の事態になりかねないぞ・・・」
「分かっている。もしもの時は僕が止める。」
気まずい空気が流れる。そのなかで夏織がちょっと聞きにくそうに言った。
「最悪の事態って何ですか?」
その言葉に反応したのは恭介だった。
「あぁ君は一番最近はいって来たんだっけ?最悪の事態っていうのは、それは堕天使暴走っていうことなんだ」
すると夏織の耳元で小声で話してきた。
「この聖騎士団で一番長く聖騎士団を務めているのは、河陰さんなんだっていうのは知ってるよね?河陰さんの両親は昔堕天使の事について研究していたんだ。だいたい分かってきたよね、その研究で堕天使が暴走することが分かった。だけどそのレポートを提出したのは、両親ではなくて河陰さんなんだ。ここまでくれば分かるよね。そう・・・河陰さん達は堕天使の暴走に巻き込まれて・・両親だけが命を落としたんだ・・・。河陰さんは不死の力があるからね。奇跡的に死ななかったんだけど。」
そういうと恭介は自分の席に戻った。
(変なこと聞いちゃったな・・)
夏織も自分の画面を見る。
「始まったね・・・やっぱり・・・。」
静かな口調恭介は言い放った。
その画面に移っていたのは、直立不動してる穹の姿。
な・・なに・この感じ・・この気持ち。
何ていえばいいんだろう、恐怖とか不安とかじゃなくて。
消えていく感じ・・なくなっていく、いろいろなものが・・・
気持ち、感情、感覚、心・・・何?何なの・・?
「見つけた。」
偽の自分は待ってくれない。
「デル」
さっきと同じぐらいの大きさのデルが飛んでくる。
だけどそれを片手ではじく、そして今度は自分が魔術を唱える。
右手から作り出された術は【デル】。
「なんで知らない術を使えるの・・・私」
そこから速射されるデル
かなり高速の縦回転がかかっていた。
偽の自分はとっさに防御態勢に入りデルを受け止める。
が縦回転のせいで威力が増す。
防御陣はどんどん薄くなって一つ一つの結合が弱くなっていく。
そして結合部分の弱いとこから順にデルが漏れ出す。
そしてある一定の量を超えた時、防御陣破壊。
爆発音と同時に吹っ飛ぶ偽の穹、さらに追尾型のデルを発射する穹。
瞬間移動でその場から相手の場所まで移動する。
倒れている敵。
そこの顔面に天魔武器を向ける。
「・・・・デル」
その武器の先端に集まるデルの光、そして一定量蓄積されたら発射。
「飲み込まれかけてるな。・・・まだ正気が若干残ってることこそ不思議だ。」
恭介の画面を見ながら話している河陰。
ただいま穹5635体目
「あああああああああああつつつつつつつつついいいいいいいいいいいいい」
「熱い(身体的な意味で)・暑い(気温的な意味で)・厚い(服装的な意味で)そして敵!ちょっとは自重してくれ!意味が分からん今何体目だ!てか休ませろよ!」
その言葉もむなしく敵は攻撃をやめない。
「話し合いじゃ無理だよな・・・てかあれから何時間経ったんだろか」
結構しんどいんだよな・・・
次から次へといっぱい湧いてきやがる。
倒されて新しい敵の登場にまでかかる時間は1秒もないぐらいのペースで湧いてくる。
しかも足場が足場である。
場所が砂漠みたいなところなので、地面に足がハマって抜けるのだけでも一苦労である。
そんなことをしていると、敵が襲ってくるし、しかもどんどん強くなるし。
6時間も砂漠の中で闘って来たんだよ俺。
シャツなんてもう汗でびっしょり、肌にくっついてしまって気持ち悪い。
だからといって脱ぐとこれはこれで自殺行為だ。
「はぁはぁ・・・キツイ・・そろそろレベルのほうも結構上がって来たんじゃないの?」
右の剣を振り上げ偽の自分を倒す。
次に現れた自分は何か違う感じがした。
「この殺気いままでのやつより違う・・・。」
完全に俺を殺そうという瞳だなありゃ。
だけど・・そう簡単にはいかないのよね〜
腰につけているもう一本の剣を抜く。
「さてともう半分は倒した、ここからが本番だな・・・二刀流と堕天使の力得とくしてやるぜ。」
そういうと奴の周りをくるくると回りだした。その移動速度はどんどん上がっていく。
そして竜巻が発生する。
「完全に包囲された偽の自分さぁどうする?」
ちょっと考え込むと自分の刀を地面に突き刺し、呪文を練り始めた。
呪文を練っていくと二本の刀は先端からどんどん消滅していき、呪文を練り終わると同時に刀は姿を消した。
二本の刀が姿を消した瞬間、天候は怪しくなり黒雲が一面を覆った。
地面には魔法陣が浮かび上がりもう一人の自分を中心とした円型の魔法陣が完成する。
魔法陣からは紫色の光が出てきて、もう一人の自分の体が変化を始めた。
筋肉は増加し頭からは角が、手は形を変えて手が無くなった、いわば手首から切断した状態になっていてそこから何かが出てくる。それは呪文を練っているときに消えた二本の刀。
「状態変化ってことか?さすがにここまで倒したら何か対策をとるってことでも考えたか。」
目は赤く口からは牙らしきものがはみ出している。
「がああああぁぁぁぁぁぁぁ」
断末魔並みの大声とおもに今までとは段違いの圧力がかけられる
拳を地面に振り落とす、衝撃波が起こり辺りの砂が巻き上がる
「おどぉぁ」
軽く二十メートルぐらい吹っ飛ぶ。
下が砂なのであまり痛くはなかった。
「砂、口の中に入ったし・・・・しかしあいつ急に力が上がったな。」
そして俺と目があう。
俺に手を向けてデルを撃ってくる。
いままでのデルとは比べ物にならないぐらいの粒子が集まってくる。
あまりの高密度な粒子の集合体に時空は歪み始めた。
「・・・・やばくねぇ?」
いままでは時空が歪むなんて考えられなかったことだ。
今まではぶつかっても殴られた感じで何とかなってたけど、今回のはちょっとヤバいな。
確実に死ぬ・・・。
受け止めるのは無理に近いな、かといって避けるのもあの速さだ、これも至難の業だ。
逃げるなんて持ってのか、だとすると、考えられることは前進あるのみ!
「デル!」
同じく俺もデルをチャージする。
「うおおぉぉぉぉ」
すると右手にデルのもとみたいな粒子が集まってくる。
「おおぉぉぉなんか集まって来た!」
同じくデルをためていく。
だがどんどんデルが大きくなるにつれて、右腕に激痛が走ってくる。
「ぐぁっつぅ・・・腕が・・」
その痛みはデルがたまるのに比例して、どんどん大きくそして長くなっていく。
「うああぁぁぁぁ!」
俺の最大チャージのデルを力いっぱい発射する、相手も俺と同じぐらいに発射した。
二つの強大な力がぶつかりあう。
その力は両方とも時空を歪ませるレベルの力だ、時空は亀裂が入る。
すると、亀裂を中心としどんどん吸い込まれていく。
その吸い込む力はどんどん強くなっていく。
下が砂なのでつかむものが何もない。
「吸い込まれる・・・」
どんどん強くなる吸引力。
どんどん前に進んでいく、このままでは吸い込まれて終了!になりかねない。
「ここまで来たんだ、意地でも吸い込まれてたまるか。」
相手も相当な力を使ったのだろう足元が覚束ない。
吸い込まれる力に負けたのだろうか、相手はそのまま吸い込まれていった。
吸い込まれると同時に、台風並みの風が起こった。
「うぉっ・・」
また何十メートルか吹っ飛んでいく。
「なんだ?なんだ?」
さっきまであった時空の亀裂はキレイさっぱり治っていた。
そして。
「次出てくるか〜」
下の砂から次の敵が出てきた
「あとちょっとで何かつかめそうなんだよな〜。なにか大きな力みたいなのが・・それが堕天使の力って奴か?まぁ堕天使の力をつかむのと、この暑さにやられるのと、敵に殺されるのどれが一番早いかが問題だな。」
そういうと敵と戦いを続けるくっペー
いままで潤の画面を見ていた河陰が夏織に話しかけた。
「栗林のほうはどうだ?」
「はい、何とかですかね・・ちょっと場所が悪かったかもしれません。」
「あの灼熱牢獄のところか、あそこは一番キツイ場所だったな、私もさすがに死ぬかと思ったからな。」
この幽室の中でレベルの高い場所の一つがくっぺーのいる灼熱牢獄である。
この部屋は何もしなくても命が削られるし、なにせ足場が悪い。強く踏み込むと足は地面に埋もれ動きにくくなる。そう
「栗林くんが意外と一番危険かもね。そして潤君が一番安全かも。」
ちょっと笑いながら河陰は言った。
「たしかに、だが潤のいる場所は・・・」
「高速では動けないし強攻撃は自殺行為ですね。」
恭介が割って入る
「おいおい、いいとこ持っていかれたな。あの部屋は、至るところに無数に柱が刺さっていて動きにくい状況でしかも一本の柱を壊すと連鎖で自分の周りの柱が破壊されかねん。」
「苦しい状況ですね、力を使いたいのに使えないむしろ使うと自分の命にかかわる。」
「にしても・・さっきの変身は驚いたな。」
さっき出てきた敵を倒し次なる敵に備えてると。
「え、ちょっまじか!?」
地面から出てきた敵はさっきのバージョンアップした敵だった。
「うそだろ・・これから先の最低レベルがこれかよ・・。」
そいつは俺を見つかると、そこから一瞬でこっちに移動してきた。
「ちょっ」
とっさに剣で守ったが、守りが弱く簡単に押し負けてしまう。
そのまま後ろのほうにどんどん押されていく。
地面が砂地だから押されると押されっぱなしなのだ。
畜生このまま押されっぱなしは、いやだな。
しかしどうする、このままじゃ俺の腕が持たない。
すると敵の力が急に上がった。
「まだ力隠してたのかよ。」
その力を利用して俺は偽の俺から離れる。
「なんとか離れれたな。しかしどうする。」
地面は砂地、周りも砂地何ができる?砂で何が・・・
なにも思いつかん。何でこういうときにいいこと思いつかんかなぁ。
何かいい案を考えているとき、偽の俺は両手の剣を合わせて呪文ぽいのを言っている。
すると剣から気みたいなのが出てくる、そしてそれは静電気を帯びてきた。
次第にでてくる静電気は増え静電気は電気となり上に向かって大きく発射した。
前の敵が作った黒雲に向かって膨大な電流が流れる。
肉眼でもはっきりと見えるぐらいの電流が雲の中に流れていくそして手を振りおろす。
「・・・?」
何も起こらない。
「ハッタリか?」
いや違う、何か大きな力が来てる。何処から・・?上!?
上を見上げた時そこには黒雲を黄色くするほどの電気が溜まっていた。
「・・・やっば。」
それを確認した瞬間雷は落ちた。
「アガガガガガ・・・」
直撃雷である。
全電流はくっぺーの体内を流れ体のありとあらゆるうところにダメージを与えた。
皮膚は火傷を負い、心肺停止状態。
「栗林くん!これはヤバいかもしれないぞ助けに行かないと。」
焦る恭介、その隣にいる夏織は突然の悲劇に声も出ないよだ。
口を手で覆っている。
扉を開こうとする恭介、どうやら助けに行くようだ。
「まて恭介!!!」
怒鳴る河陰。
「何処へ行くつもりだ?私達はここで見守るしかできないんだろ?」
「・・・だがしかし今は」
「あいつが死ぬからなんだ?あいつが死んだところで何も変わらない。そもそも犠牲が出るのは承知の上だろう?」
恭介と河陰の言い争いに夏織も加わる。
「いまは助けないと本当に死んでしまいます。」
頭を押さえる河陰。
「はぁ〜私達は手を出すなと言われてるだろ?それはたとえ死んでもだ。」
「僕たちは助けに行きます!」
そういって恭介と夏織は扉を開ける。
そのまま廊下を走り、階段を駆け降りる。そして再び廊下を走ろうとするが足を止める。
「部屋に戻れ。これは最終警告だ、もしこれに従わないなら、力ずくでも連れて帰る。」
恭介と夏織の前に立っていたのは、河陰だった。
無言で剣を抜く恭介と夏織。
「ったく何でわからん。実力でお前らがわたしに勝てるわけないだろ?」
そういいながら腰の刀を握る。
恭介と夏織は息を合わせて河陰に向かって走り出す。
「いくよ恭介さん」
「あぁ」
右から夏織の剣、左から恭介の剣が河陰を襲う。
だが河陰は微動だにしない、むしろ笑っているぐらいだ。
「だからお前たちは甘いんだよ。」
そういうと素手で二人の剣を止める。
「っな!?」
「え!?」
そのまま二人を床に叩きつける。
そして莫大な魔圧で二人を圧倒する、二人は押しつける力に何もできないままそこで固まっている。
「なんで助けないんですか」
何とか動かした夏織の口から聞かれた疑問
「信じてんだよ。」
「え?」
「あいつらがこんなところで死ぬとでも思ってんのか?私は思わない。あいつらは笑ってこの地獄の試練から帰ってくるそう信じてるだから助けない。むしろ助けてみろあいつらのプライドを潰すみたいなもんだ、だから今は信じて待つんだ。」
そういうと二人を担ぎ部屋に戻っていく。
真っ暗闇の中ここはどこだ?
確か俺は落雷が直撃して・・・
そう思っていると向こうから二つの光が近づいてくる。
おいおいくっペー何倒れてんだ?
早くおきなよ、敵そこにいるじゃん。
「な!?潤と穹なんでここに!?」
目の前には潤と穹がいた。
こんなところで死んでいいんですか?
「うるせーよ潤。雷直撃してかなりヤバいんだよ。」
雷がなんなわけ?そんなので死ぬくっぺーじゃないでしょ?
「確かにそうだがどうしろと?地面は砂で踏み込めねーんだよ」
そんなの簡単だろ?地面にいるから駄目なんだよ。
「そうか!飛べばいいんだ。・・・なんていう奴なんて何処にいるんだよ。」
そこに倒れてるお前だよ。
そういうと二人は輝きだし一つの光になる。
「呼・・び覚・・・ま・・せ」
なんですと?
「ここ・・ろ・・のな・か・・・のち・・から・・」
心の中の力?その声はだんだんはっきりと聞こえだす。
「もう・・お前は使え・・るは・ずだ」
俺は使える?何を?何が使えるんだ?
「破壊の力・・」
完全堕天使
その言葉を言った瞬間俺の背中からは紅蓮色の翼が生えた。
「お?堕天使化したか・・・・違う・・これは?」
画面を見つめる河陰。
雷で傷を負った体は完全に回復している。
一瞬で偽の自分の前に移動して、首物をつかむ。
そのまま顔面を地面にこすりつけながら低空飛行。
そして放り投げる。
ズドーンと砂柱が起こるそして二刀を握り敵に突っ込む。
敵は防御態勢に入っているが押しこむ。
敵の剣は一瞬でくだけ自分の剣が振り下ろされる。
敵は木っ端微塵に吹きとんだ。
刃物で切るにはありえないぐらいの破壊力
「これが・・シヴァの力・・破壊・・」
ただいまくっぺー5478体目
次も頑張るぞ!