第二話:夢と現実
〜桜と桜の境界線〜
第二話:夢と現実を読む前に
この作者チョコメロンから
注意書き的なものが、あります!
この小説は句読点があまりにも少なく・・・見づらいでございます。
あと、変換とか間違っていたり・日本語が変だったりします。
そこら辺は悪しからず・・・。
そこには桜の木が一本立派に咲いている。
樹齢はもう何年かなんてわからない
だれにも見られず・・静かにひっそりと、でも確かに大空を支えるかのようにドッシリと立ってる・・。
その幹の根元に、黒髪の長髪の女性が本を片手に座っている・・・。
「誰だありゃ?」
後ろから見えてるだけだが多分、美人だろう
その人はまだ俺に気づいてない。そんなに本が好きなのか?と思ってしまうぐらい集中している。
「この距離からじゃ顔がよく見えないな・・・」
こそこそ・・・こそこそ・・・・こそこそ
ここで今俺が、今何してるか気づいた。
「俺って他の人から見たら変態だな。」
そう俺は、隠れているのだ。
草と草の間に身を潜めて
まるで獲物を捕まえる前のチーターのように
こっちの音は、聞こえているだろうか?
たぶん聞こえていてもおかしくない
なぜなら、俺は草の根を踏み俺の通った後は道のようにできている・・・からだ
隠れるのが苦手なんだ・・と、つくずく思い知らされる。
彼女も俺のことに気づいたか、手にしていた本を閉じる
そしてこっちを振り向く・・・急に視界が揺らぐ・・・?
周りの色素は失われ、感覚もなくなっていく
その人の顔もハッキリとは見えず、ぼんやりとしか見えない。
ピピピピ・ピピピピピ
「ん・・・夢か・」
そう今までのは夢だった・・・。
今から本当の現実がスタートした。
とりあえず目覚まし時計を止めて、顔を洗って制服に着替えた。
昨日届いたペンダントそのままにしておくのも、勿体ないのでとりあえず付けてみた。
やはり昨日みたいに、不思議な声は聞こえない・・・。
「とりあえず学校に行くとするかぁ〜」
朝ごはんは、野菜炒めで済ませた。
なんとなく物足りないような気がしたが、遅刻するのも困るので小走りで家を後にした・・・。
朝の空気
大きく深呼吸をする・・冷たい空気が胸の中に入ってくる心から洗い流されるように
もう一度気合をいれて走り出す。
腕時計を見ると、遅刻はしない時間帯だ走っていた足を止めて歩く。
学園の前・・・落ち葉はもうあまり落ちていない、清掃員の人が綺麗にしてくれているのだろう。
「いやぁほー潤君おはよ〜」
「ん?あっあ、おはよ」
こいつは俺と同じ星宮学園に通っている一年生川上穹だ、小さい時からの幼馴染である。
それともう一人栗林平太があとから駆け足で追いかけてくる。
「はぁはぁはぁちょおまっマテって・・・」
こいつとは中学からの腐れ縁でここまで来た
「まったく・・・お前とはどこまで続くんだろうな」
飽きれながら呟く。
俺を入れた、この三人が仲良し三人組的な感じである。
家もみんな近く茜とは家が正面でくっぺーは穹の家と左隣である
あっくっぺーていうのは、栗林平太の略で名字と名前の頭文字をとってアレンジした感じだ(笑
本人は初めは嫌がってたが、もう慣れたらしいと言う
まぁご近所さんだ
「そーいえば昨日変なものが届いてね〜開けて見入ると・・・桜の枝と変なペンダントが入ってたんだよ〜」
と唐突に穹が言った
「あぁそれなら俺の家にも届いたぜ!」
とくっぺーも発した
「俺にも届いた・・・・」
と軽く一言
あら不思議ーと穹が言ってみんなで話し合った
偶然なのか?偶然にしては出来すぎている・・・確かに昨日荷物が届くまでは偶然としよう
だけど、まったく同じ荷物が届くだろうか?
そんなの確立なんかにしたら天文学的数値になりかねない
しばし考えてるとくっぺーが
「悩んでもしょうがないんじゃぁぁぁってことで、教室いきますか」
はぁはぁと荒い息を整えつつ先頭を歩いて行く・・。
確かにくっぺーの言っていることが、正しいだろう。
首元からは汗がにじんでいる、こいつドンダケ走ったんだ?と思うぐらい汗をかいている。
星宮学園
俺たちの住む星宮市のちょうど中心地にある学園だ、全校生徒は1500人前後と多い・・・
一年生500人二年生500人三年生500人と大勢だ
男女の割合は5:5ぐらいで半分男子、半分女子てな感じだ
一年生は10クラス(一クラス50人)
二年生は15クラス(一クラス31人)
三年生は25クラス(一クラス25人)
とだんだん少人数になっていくわけである。
校舎の裏には、小さな丘がありそこには
今日の夢に出てきた大きな桜の木があるらしい。
昼休みにでも行ってみるかな?と思いつつ、穹とくっぺーに引っ張られながら
駆け足で一年生の校舎に入っていく・・・。
いつもと変わらない授業だった。
普通にノートを取りたまに挙手をする。
何気ない午前中の授業・・・
昼休みになり、購買でシュークリームと牛乳を買って学校の裏に行ってみることにした。
そこには、今日の夢に出てきた感じで、小さな丘があった。
そして大きな桜もあった。
ここには初めて来た気がしない、まったく夢と同じなのだ
色や形大きさすべてが同じなのだ・・・。
こんなことも、あるんだなぁと思っていた
するとやはり女の人が座っている反射的に隠れてしまった。
黒髪の長髪の綺麗な女の人、こそこそしているとやはりばれる・・。
女の人は本を閉じこっちを見た・・・・・。