第十八話:幽室と呼ばれる建物
よし!今回は結構話が進んだかな?
毎回毎回思うんですが
なんか自分文章力ないなって思いますww
こんなのでもよければ、読んでくだされ〜
では18話どうぞ!
服がないためベットの中でじっとしていると、誰かが入って来た。
布団の隙間から見てみると、看護婦さんのようだ。
顔が見れないが、へそから下は見えるのだ。
「小山様服を持ちしました。」
看護婦さんは俺のベットの横に、俺専用と思われる服を置いた。
「ありがとうございます。」
俺は布団の中から返事をした。さすがに裸でこんなこと言うのも失礼かと思ったからだ。
ありがとうございますと言って、俺が頭を出そうとした瞬間
「お前用の服だとよ・・ほら!」
その言葉と同時に、せっかく置いた服を俺めがけて投げつけてきた。
投げつけてきたのは
「・・・河陰・・おまえ・・・」
俺が若干イラッとしたのは言うまでもない。
投げつけてきた本人は、あはははと高笑いしている。
俺は布団の中から上半身を出してパンツをとる。
パンツを穿いて河陰を見る。河陰はニヤッと笑ってこっちを見る。
「なんでナースさんの服装してるんだ?」
「ギャグだよギャグ〜お前をビックリさせるための作戦だ」
そして河陰は俺の布団に倒れ込んできた。
「あぁ〜疲れた〜もう駄目!ちょっと寝るそれじゃおやすみ〜」
んは?なんで
「何やってんのあんた?起きろって」
河陰の体を揺らす・・・・がおきない
おいおいこれは、どう対処すればいいんだよ
とりあえず俺は河陰を起こすためにベットから出た。
ゆさゆさと体をゆする。
起きない
ベットから降りて、河陰をベットから剥がそうとしていると
「潤君・・さっきはごめんなさい」
穹が入って来た。
穹視点から見た場合
謝ろうと思って扉を開けると、パンツ一枚でナースさんの体をゆすっている潤の姿
穹の中の何かのメーターは臨界状態と一瞬で突破した。
「え?・・あ・・う?・・潤・くん・・あの・・失礼しましたー!」
穹違うんだよ!ちょっと待っての意思を込めて手を伸ばすがもう遅かった。
「ふふふ・・」
不意に河陰が声を上げる。こいつ起きてやがった。
「さてと、変な関係ができてしまったな!」
全部お前のせいだよ!と若干涙目で心の底から叫ぶ
そんなことも気にしていない河陰は、んじゃ!といってこの場から消えた。
一瞬で
「瞬間移動か…しかしどこから逃げたんだ」
そういって辺りを見回すと、窓が開いていた。
まさかな、と思いつつ窓を閉める。
とりあえず服を着ることにした、さすがにパンツ一枚では怪しいというかなんというか。
シャツを着て、服を見る
服は学生の服みたいなのにアレンジをかけて全体的にゆったり感与えた感じだ
襟のところには、ローマ数字で1と書かれてある。
正しい着方などが不明なため適当に服を着こなす。
特におかしいところはないようだが・・・と鏡を見ながら身だしなみを確認する。
髪の毛を整えて、変なペンダントぽい物を首に付けて、靴ひもを結び、準備完了!
扉を開けてくっペー達の部屋に行こうとして足を進める。
「え〜っと・・・確かここを曲がると・・くっぺー達の部屋だよな・・」
うろうろと病棟内を歩き回る。
夏織といっしょにくっぺーと穹を運んできたので、大体覚えている。
「ここか」
扉の前には栗林平太・川上穹と書かれたプレートがある。
その扉の向こうには多分くっペー達がいるんだな、と思いつつ扉の取っ手に手をかける。
横にスライドさせて、部屋をのぞく。
「おっす!よく分かったなって何その服装?」
元気よく挨拶をしてくれたのはくっぺーだった、穹とは・・うん、なんか変な感じだった。
くっぺーとの挨拶もそこそこに俺は、さっきの状況を穹に説明した。
20分後・・・穹の理解力がよくスムーズに話が進み、誤解はなんとかとけた。
「なんだ〜よかった・・私てっきり潤君がその・・変なことを」
珍しく口ごもってるが、ここは触れてはいけないことなのだろう。
そして穹達が寝ているときに何が起こったかを説明していると扉をノックする音が聞こえた。
「失礼します。お着替えのほうをお持ちしました。」
その看護婦はもちろん河陰ではなく、ふつうのここで働いているのだろう。
くっぺーと穹は服を受け取り、ありがとうございますと言って服を見る。
「失礼しました。」
そういうと看護婦さんは出て行った。
「潤君達ちょっとあの〜」
言いづらそうに話しかけてくる、ここはさすがに俺でもわかる。
さすがに年頃の男女が同じ部屋で更衣をするのは抵抗があるので、俺はくっペーと一緒に部屋の外で待っていることにした。
「この服ってだしたほうがいいのかな?」
「ん〜正しいのが分からないからなぁ・・・いいと思う、かっこいいし。」
そんなことを言い合ってると、扉が不意に開いた。
そこにいたのはもちろん穹だった、その服には俺らと同じ服装だった。
その襟には3とローマ数字で記入されていた、ちなみにくっぺーが2である。
なんなんだ・・この数字・・数字だから何かの順番だと思うのだが。
なぜに俺が一番?・・・
とりあえずどこに行けばいいんだ?
三人で固まってるとそこに夏織が来た。
「おーいお前らこっちだぞー」
俺らを呼んでいるので、ついていくとそこは俺が一度だけ言ったことがある部屋
その時はよくわからなかったがこの部屋の名前は
【総合指令室・会議室・紅亜第一位】
簡単に言うと紅亜第一位の部屋である。
やっぱりでかいなココ、前来た時も思った。
「なぁなぁ潤デケーなこの扉、まさに第一位って感じだな!」
なんか妙に興奮しているくっぺーは何を思ったんだろう?と自分の中で思ったが、あえて声にはしなかった。
そして穹が紅亜とはどんな人なのかと聞いてきた。
「前来た時はよく顔が確認できなかったなぁ・・・確か女の声だったな。」
そうである前来た時は、夏織が第七位ということにビックリして、よくまわりを確認していなかった。
なんだよーとくっぺーが、少々落ち込んだ感じで言ってきた。
そんなことを言っていると、隣から夏織が話しかけてきた。
「おい潤達今から入るぞ、身だしなみには気をつけとけよ。」
そういわれて俺達は改めて自分の服装を見た・・・。
こういう服の着方でいいんだよな・・多分・・自信はないけど夏織も注意しなかったとこを考えると、特におかしいところもないのだろう。
ホコリとか髪の毛とかが服についていないかだけ、確認して夏織にOKサインを送る。
「入るぞ。」
扉に手をかけて、グッと押す。
扉が開く
そこには前見た通り一つの大きなテーブルがありそこに椅子がある。
前見た通りいろいろな人達が座っている。
そして一番奥に紅亜第一位が座っている。
顔は何というか、とてもきれいな顔立ちであり、声もきれいでいかにも一位って感じだ。
そして紅亜第一位は俺達3人を見て、目の前で手をたたく。
そして紅亜自信から先に話しかけてきた。
「どうも初めまして私が聖騎士団 紅亜第一位だ一応ここのトップだ。」
いきなり自己紹介が始まった、まぁ初対面のくっぺーと穹には、名前を知っておいてほしいのだろう。
「初めまして紅亜様、私は地上界から来ました川上穹です。」
「同じく栗林平太です。」
穹達も自己紹介をした、俺の事は知ってるだろう。
「いきなりだが、まずこの戦いは本気で戦わないと死ぬということを肝に銘じておいてくれ」
いきなりの生死存亡の危機を言われた穹とくっぺーは正直驚いていた、そんな境地に立たされているなんて思っていなかった、くっペーと穹はちょっとオドオドしている。
自分はと言うと、正直一回生死を賭けた戦いをしているので、正直抵抗感はなかった。
「さらにお前らは自分の堕天使の力をコントロールしきれない、というより自分の能力すら分からない状況にある。そこでだ・・・炉華第五位こいつらの特訓を頼みたいのだが・・やってくれるか?」
その問いに対し炉華第五位は了解したと答える。
声からすると男らしい。髪の毛は金髪、いかにも強そうな感じの方である。
「期限は?」
かっこいい大人な声で紅亜に質問する。
「伸びて・・・・二ヶ月・・いや一ヶ月半だ。それまでにこいつらが、自由に自分の力を操れるようになって、しかも実践で戦えるぐらいの力をつけてくれ。」
少々返事に困った炉華だが、了解したと返事をした。
「あとそれと、あの部屋を使わしてもらう許可をくれ。」
あの部屋とは、なんなのだろうか。と不思議に思っていると、今度は紅亜のほうがちょっと返事に困ってる。
殺さない程度にな、と河陰が口を出す。
「まぁ許可がなくても使わしてもらうが・・・ついて来い。」
そういうと炉華は俺達を案内した。
しばらく歩いていく、一回外に出たから、どうやら目的地はかなり遠いらしい。
それから20分ぐらいして、炉華が話しかけてきた。
「着いたぞ、ここが目的地だ」
そこは回りを20人ぐらいの隊士が固めている建物だった。
外見はコンクリートっぽいもので構築されている、高さはかなりでかい。しかも塀があり簡単に登れないぐらいの高さである。
「ここは?」
穹が聞くと
「ここが言っていた場所だ、一般の奴らからは幽室と呼ばれている場所だ。」
幽室っておいおい、そんな場所に連れて来たのかよ。
「炉華第五位様ご苦労様です!今日はどういった御用件で?」
門を守っている隊士が話しかけてきた。
「ん?連絡いってなかったか?この堕天使達の特訓のため一ヵ月半ほど使わせてもらいたい。」
ちょっとまってくださいっと内部に連絡を入れ始め、内部の人といろんな話をし始める。
その間俺はただただ、この幽室と建物に見とれていた。
「炉華第五位様内部の者から承諾を得ました。あと、通信機器は持ち込み禁止なんですよ。」
俺達は腕時計を門番さんに渡した。
そして門が開いた。
俺達は幽室と呼ばれるところに足を踏み入れた。
新しいキャラクター登場しましたね!
名前を付けるのは、結構難しいですね><
では次回もお楽しみにしてください。