第3話 ギルドにて
「着いたよ!」
「ありがとう」
2時間?ぐらい歩いてホリリート帝国の国境門に着いた。
大っきい門だなぁ…
「さぁ、国境超えてギルドへ突撃だぁ〜!」
なんてライナがふざけていた。
けれどあっさり入国審査は終わった。
『この国の警備大丈夫か?』と思ったけど案外大丈夫らしい。
後は今私は男装してるから口調とかも思いっきり変えなくっちゃ!
でも口調は前世からのだから一人称を僕に変えればいいのか。
とやかく言ってギルドに着いたわけなので冒険者登録を済ませなきゃ。
「すいません、冒険者登録したいんだけど…」
受付嬢のお姉さんに話しかける。
「は、はい!りょ、了解いたしました!ふ、2人でよろしいですか?」
挙動不審じゃんww
新人さんなのかな?
それにしてもライナって人型だから人に勘違いされてるけどついでに登録しとくか。
「はい、大丈夫です。慌てなくても大丈夫ですからね?」
と、優しくをフォロー入れとく。
「は、はぃ〜!で、ではこちらの資料に記載をお願いします!」
「わかりました!」
『まだ緊張とけないのかな?』と思いつつも資料を記入していく。
ライナも普通に書けてるから手伝う必要はないか。
よし、僕も書けた!
……………………………………………………………
名前:エクトス
得意な武器:剣
得意な魔法:闇魔法
補足:特に無し
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名前:ライナ
得意な武器:弓
得意な魔法:闇魔法
補足:特に無し
……………………………………………………………
「お、お預かりしますね!」
と受付嬢さんが奥に持っていく
「ライナって弓が得意なんだね〜」
「エクトスこそ剣使えるんだね!」
「まぁ、それなりにね。」
実は剣は得意でお兄様にも勝てるので少し自信があるのだっ!
「おー、かわい子ちゃんがいるじゃねぇかよ!おい!俺んとこにこい!そんなヒョロヒョロのところにいてもつまらないぜ?」
「いや、いいです。」
さ、早速テンプレ展開…
「大丈夫ですよ、僕が守るので下がってくれて大丈夫ですよ?」
と、まぁ少し殺気を込めて返す
「お、おう…な、ならしょうがないな…」
なんて小走りに逃げていく
弱いなぁ
「弱いね」
「ま、まぁ」
堂々とよく言えたな…
「お、お待たせ致しました!ギルドカードが出来ました!失くさないでくださいね?」
「はーい」
「で、では向かいのボードから適当なクエストを選んで持ってきてくださいね!」