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自由の彼方  作者: 赤白 青
~波乱万丈の幕開け~
5/59

ここはどこ?


ドーン!!!ドーン!!ドーン!ドドーン


和也は地面に激突すると、水切りの石のように3回程地面を跳ねた。

そして、背中を地面に着けて仰向けの状態で止まった。

黄色のオーラの方も地面の激突の衝撃が止まると同時に消えてなくなった。


頭の中は、先ほどからいろいろ有り過ぎる情報を強引に解決しようと、逆に情報がぐるぐるしていたが、このノーロープバンジーにより、全てどうでもよくなっていた。


「ハァハァハァ。い、、生きてる?」

和也は手を頭の方に持ってきて握ったり、開いたりしてみる。

足も同じように曲げたり、伸ばしたりしてみる。

「なんか無傷っぽいな」

和也は上半身を起こして周りをキョロキョロと見渡す。

空は雲ひとつない快晴で太陽が元気に輝いている。

目の前には広大な海が広がっており、太陽の光を反射させキラキラと波打っている。

後ろには南の国を思い出されるような大きなヤシの木とたくさんの木々たちが生えている。いかにも猛獣とかが出そうなジャングルである。

「ここどこだよ~~?」

和也は再び大の字に地面に倒れこむ。

「グルルルルっ」

「???」

なんか頭の後ろの方から動物園やテレビの動物番組でしか、聞いたことのない声が聞こえてくる。

なんか嫌な予感。

和也はまたかよ~っと思いながらゆっくりと出来るだけ相手を刺激しないようにそっと体を起こして、振り返る。


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぉぉ!」


思わず叫び声を上げる。

振り返った先には、茶色い毛に黒い毛のしましま模様。トラだ。

しかもトラだけではなく、隣には二足歩行の生き物。というか豚顔、これは豚である。


「豚が二足歩行してる~」


豚は緑色のベストを羽織り、手には石槍を持ってこちらに構えている。

ちなみにトラには首輪がついている。トラが豚に飼われているとは全く変わった世界である。

「我々を侮辱するとは、下等な人間の分際で万死に値する。」

「豚がしゃべった~~~」

和也は驚きの余り飛び起き、そして心の声が口から駄々漏れしてしまっている。その漏れた心の声を聞いて、豚の顔には怒りマークと同時に顔がどんどん赤くなっている。

和也は心の声を口に出し、見事に相手を刺激してしまったようである。




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