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炭酸水

作者: 青井新司
掲載日:2015/09/21

君との別れは

突然に訪れた

僕は泣いた

君は笑った


季節は流れて

ある夏の終わり

「どうしたの?」って

君は笑った


また夏が来て

気付けば君は

僕の近くに立っていた

妙に暑い風に急かされ

僕は言った

「ずっと僕のそばにいてくれ」


粉雪が降る日

少しはやい雪だった

昔遊んだ公園で遊ぶ子供達を

昔のようにベンチに座って

いっしょに眺めた


日差しも暖かくなり

雲から顔を出す太陽に目を細めて

あの頃を思い出した

肩を叩かれ振り返ると

笑っている君がいた

「お別れなんだ」


生温い風が僕らの間を縫った

桜の花びらに急かされ

君の手を取った

「もう行かないでくれ」


三度目の夏

君の麦わら帽子が飛ぶ

僕は慌てて捕まえた

「またいつか取りに来いよ」

電車はレールを軋ませ

今日も定刻通りに動き出した

「またね」

僕は泣いた

君も泣いた


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