第十三刀 水本エンジェル
おぅふ、怖いよ、何でそんな睨んでくんの、なんかしたかよ。
と、とりあえず受付いくか。
「受付・・・、いこうか」
「そ、そうですね」
怖いお兄さんたちに睨まれながら進んでいくと、そこには…、可愛い受付嬢が! 良かった、おっさんじゃなくて良かった。
さぁ、すぐに登録しよう。
「すいません、受付ってここですか?」
「はい、そうですよ。 何かご用でしょうか?」
「あ、はい登録をしたいのですが、いいですかね?」
「はい、大丈夫ですよ、じゃあこの紙に名前と年齢、出身地などをお書きください。出身地など、書きたくないものがあれば書かなくても結構ですよ」
「あ、はいわかりました。 所でこの子達の登録ってできますか?」
「はい大丈夫ですよ」
ここで久しぶりの登場、金銀シスターズ。
実は居たのだ、どうしても一緒にいたいというので、だったら登録もしてしまおうと、そう言う魂胆である。
「この子達もですか?えーと…、ハイ、大丈夫ですよ」
「じゃあ記入しますね……、ホイッ、できました。 これでいいですよね?」
「はい大丈夫です。じゃあこれからギルドカードを発行しますので、少々お待ちください。」
名前はまだ決まってないのでアロンダイトとガランティアでいいだろう。
10分後…。
へ〜、これがギルドカードか、結構頑丈なんだな、ちなみにランクはG〜SSSまであり、Gから始まるようだ。
ギルドカードの機能は、国へはいる時に身分証として使えたりして便利なのである。
お金とか入れられるらしい、入れると、ギルドカードでお買い物ができちゃうらしい。
何と言うステキアイテムだ。
なんか前にも言った気がするが気にしない。
その時に城から貰ったお金を入れた。
因みに、ステータスを測ったら、Dランクの冒険者と同じくらいのステータス値らしい。
せっかくステータス変えたのにこれでもダメなのか。・゜・(ノД`)・゜・。
そうやって一人で悲しんでいると、 水本さんが…
「だ、大丈夫ですよ、草太君、元々のステータスよりはいいんですから、立ち直ってください」
水本さんは、俺に天使のような微笑みで慰めてくれる。
その笑顔はとても美しくて、つい、
「天使だ…」
と言ってしまった。
「え?」
すると、俺の言葉が聞こえてしまっていたのか、水本さんが突然顔を真っ赤にし、目をそらしてしまった。
やべぇぇぇぇぇ!!??、やっちまったぁぁぁぁぁ!!??。
どうしようどうしよう!。
今の完全に聞こえてたよね!?
恥ずかしい!!。
そのまま何分かの時間がすぎ、
「あの、どうしたんですか?」
「あぁ、いえ、何でもないです、何でも…」
「「主さまっ、どうしたんです〜?」なの〜?」
「いや、本当なんでもないから…」
「そっそうですよ何でもないですよぉ!」
「は、はははは」
この後水本さんとは朝までまともに目を合わせれなかった。




