第十刀 いざゆかん食堂へ
タイトルを「いざゆかん食堂へ 前編から「いざゆかん食堂」へに変更しました
俺はステータスを見て姫様のところへ再び戻った。
武器保管庫から出る時に、姫様から食事に誘われたので、ありがたく受けさせてもらった。
この世界の料理のレベルはどんなものなのか、料理人としてしっかり調べなければ。
まぁそんな偉そうなこと言えるような腕じゃないんだけどな。
「そういえば、旅の用意がまだできてなかったな。移動手段はどうするんだ?徒歩か?」
というか徒歩は無理だろう、絶対に馬車の方がいい。
「あぁ、それなら私たちの方で馬車を用意しますよ。何か要望はありますか?」
おぉ、ありがたい、それならこんなのは取り付けられるだろうか?
「う〜ん、それなら調理器具ってつけられる?」
「はい、可能ですよ、魔力を持っていれば誰でも使える魔道具があるのでそれでいいですか?」
そんなものがあるのか、まさかとは思っていたが調理器具の魔道具があるとはな
「あぁ、それでいい、後は食材とお金だな、後、馬に乗る練習も」
「そうですね、従者のものにソウタ様に教えるようにいっておきます」
「あぁ」
「ところで何故調理器具が必要なのですか?」
「ん?あぁ、それはな、旅をしながら料理屋台を開こうと思ってな実際俺は料理人だし、「料理」スキルはLevel5だし」
「そうだったんですか!すごいですね、うちの料理長でもLevelは、4なのに」
これからのことを話しながら歩いていくとでっかい扉の前にたどり着いた
つ〜か扉でけぇよ。
「あっ!つきましたよ。ここが城の食堂ですよ」
「今思ったが、ここもそうだけどなんでこうも扉がいちいちでかいんだ?」
「それは…聞かないでください」
「あ、あぁ…」
きっと先祖あたりがなんかやらかしたとか、そう言うことだろう。
だいたいこんな大きな扉どうやって…あぁ、あったよあるじゃんこの世界には、向こうの世界にはないあれがさ。
そうだよ魔法だよ、大方風魔法だよ。
いやまぁスキル的には自分も使えるんだけどさ、Level5何だけどさ、使い方がわからないっていう。
…………。
あとでこっそり教えてもらおう。
「さぁ皆様、もう勇者様達は座っていますよ」
「あいつら早くね?いや俺たちが遅いのか、俺がじっくり選んでいたせいで」
「いえ!、そんなことはありませんよ勇者様たちの物分りが早くてですね…と、とにかく食事を楽しみましょうね、ね?」
「あ、あぁそうだよな!食事は大切だよな!」
そうこうしてるうちに、扉が開いた。
そこは……、
天国だった。
見たこともない食材に見たこともない料理、俺はすぐに食べたいと思った、調べたいと思った、あの肉料理、あれは何の肉なのか、あのサラダの野菜は?透明なあのスープは?
鼻孔をくすぐる美味しそうな匂いに鮮やかな色、見るものを魅了させる料理の数々、この世界の人には、これは何の変哲もない料理なのだろう、だが違う世界からきた料理人にとってはそれは未知の料理だ。
そして俺は本来なら料理人。
厨房に立っている人間なのだ、これを調べずして、食せずして、そして再現、アレンジせずして何が料理人と言えようか。
俺の料理人としての本能が疼いた瞬間だった。
この世界は最高だ!!
こにゃにちわソルトんです。
更新遅れてすいませんでした。
散々待たせた挙句にストーリーは全く進まず、内容も薄く、短いと言うこのひどさ。
本当に申し訳ございませんでした。




