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最終話12
こんなにも簡単に最後が迎えられるだろうか
さぁ?
それは誰にもわからない
しかし始まったものには”最後”がつきものである
雲母は何もかもに飽きた
”復讐”?
それは何も意味のないこと
それは誰も巻き込まないもの
雲母は遠くに行くことにした
何もかもに飽き飽きなのだ
何かにつくことも
其れのために考えることも
「好きにやって~雲母疲れた」
深い笑顔を青く澄みきった空に向けて
日差しが強いのか日傘を刺して
人ごみの中に消えていった
もう二度雲母に会うことも
声を聴くこともないであろう
雲母の気まぐれで最終というものを迎えてしまったが
またどこかで出会うだろう・・・・
出会わないかもしれないが・・・・
でわ、いつか・・・・また




